実はポテンシャル高し!愛知県「奥三河」へ絶景探しの旅

実はポテンシャル高し!愛知県「奥三河」へ絶景探しの旅

更新日:2020/06/17 14:46

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
愛知県の観光といえば、名古屋城に代表されるように、専ら名古屋近郊。そのため都会やレジャースポットが多いというイメージが定着していますが、実は三河地区へ目を向けると、ガラリと印象が変わります。その中でも、より内陸に位置する「奥三河」は、美しくて雄大な自然や、どこか懐かしい日本の原風景が根付いているエリア。素朴でマニアックですが、実はポテンシャルが高い!そんな奥三河の「絶景」巡りの旅をご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

隠れた魅力がいっぱい!愛知の秘境「奥三河」

隠れた魅力がいっぱい!愛知の秘境「奥三河」

写真:土庄 雄平

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愛知県を二分している尾張と三河。そのうち三河の北東部にあたる地域が今回紹介する「奥三河」です。行政上では、新城市(南設楽郡)と北設楽郡、そして豊田市北東部(旧東加茂郡・足助地区や旭地区など)が該当します。

工業的なイメージの強い尾張地区とは異なり、豊かな清流や山に恵まれており、農業や林業などの伝統産業が盛んです。また足助や小渡、三河大野など、かつての街道に面した町も点在し、歴史情緒を垣間見られるのが特徴です。

隠れた魅力がいっぱい!愛知の秘境「奥三河」

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そんな奥三河、愛知の中でもかなり広範な面積を占めるものの、観光名所が散らばり、マイナーなスポットも多いため、足を運ぶ人が少ないという実情があります。

しかしながら、実は「奥三河」は、四季折々素晴らしく、旅情掻き立てられる風景の宝庫!今回は、そんな奥三河のポテンシャルが感じられる絶景スポットをご紹介します。

奥三河の代表的風景!豊田市「足助地区」

奥三河の代表的風景!豊田市「足助地区」

写真:土庄 雄平

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奥三河の観光スポットといえば、代表格が豊田市「足助地区」。かつて伊那街道の物資の中継地となった宿場町です。

安永4年の大火で大部分が焼失してしまったため、今に残るのは、防火対策を施した塗籠造りの町家。江戸時代後期から明治末までの面影を今に伝えています。

<足助の町並みの基本情報>
住所:愛知県豊田市足助町本町20
アクセス:豊田勘八ICから車で30分、名古屋から車で1時間半

奥三河の代表的風景!豊田市「足助地区」

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そして町並みに、豊かな自然が隣接している点も「足助地区」の特徴。巴川沿いにモミジ並木が続く「香嵐渓」は愛知屈指の景勝地として知られています。

特に紅葉の美しさが有名で、11月には、全国から多くの人が紅葉観賞に訪れます。

<香嵐渓の基本情報>
住所:愛知県豊田市足助町飯盛
見頃:11月中旬〜下旬
アクセス:豊田勘八ICから車で30分、名古屋から車で1時間半

奥三河の代表的風景!豊田市「足助地区」

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一方で、緑の時期の美しさも格別。香嵐渓一帯の遊歩道が溢れんばかりの緑に包まれ、癒しの空間へと変わります。

中でも一番オススメしたいスポットが「香積寺」。陽光に照らし出される青紅葉と、正門の美しいコントラストには、思わず立ち止まってしまうはず!

<香積寺の基本情報>
住所: 愛知県豊田市足助町飯盛39
電話番号:0565-62-0267
アクセス:香嵐渓内

豊かな自然と歴史を育む!新城市「鳳来エリア」

豊かな自然と歴史を育む!新城市「鳳来エリア」

写真:土庄 雄平

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また奥三河のもう一つの代表的なエリアが新城市「鳳来地区」。数々の景勝地や名所に恵まれ、愛知県下でもメジャーなエリアです。そんな鳳来地区の特徴は、心洗われる美しい自然と、独自の歴史文化が融合しているということ。

例えば、古来より修験道の聖地として繁栄した「鳳来寺山」は愛知における和歌山県の高野山的な立ち位置。山腹の東照宮には家康公も祀られ、徳川家とのゆかりも強いことから、今では観光客から登山客まで多くの人で賑わいます。

<鳳来寺山の基本情報>
住所:愛知県新城市門谷鳳来寺
電話番号:0536-32-0022
アクセス:鳳来寺山パークウェイ駐車場から鳳来東照宮まで徒歩20分、山頂まで徒歩往復4時間。鳳来寺石段からもアクセス可能

豊かな自然と歴史を育む!新城市「鳳来エリア」

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一方で手つかずの自然が残っていることもポイント!特に鳳来湖周辺には、「こんな場所が愛知にあったのか?」そう思わせる秘境の景観を見ることができます。

中でも一番オススメなのが「乳岩峡(ちいわきょう)」。エメラルドグリーンの渓流、苔むす森、巨大奇岩など、まるで世界遺産・屋久島を彷彿とさせる世界観が広がっています。カジュアルな服装で散策できるハードルの低さも嬉しいところ。

<乳岩峡の基本情報>
住所:愛知県新城市川合乳岩
アクセス:鳳来峡ICから車で10分、新城ICから車で40分

豊かな自然と歴史を育む!新城市「鳳来エリア」

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そして鳳来地区でもう一つ、特筆すべき点が「名山」の多さ。前述した鳳来寺山をはじめとして、以前は国体競技にも使われた宇連山や三ツ瀬明神山など名山が並びます。

特に、標高350m前後の標高ながら"日本アルプス"にも劣らないと言われる「宇連山・南尾根ルート」がオススメ!緑美しい稜線と青空、心洗われる圧巻の展望が広がります。

麓の愛知県民の森から、南尾根の中心部まで片道1時間ほどで登ることが可能です。

<宇連山/南尾根の基本情報>
住所:愛知県新城市門谷鳳来寺
アクセス:県民の森から南尾根まで片道徒歩1時間、山頂まで片道約3時間

美しい花桃と日本の原風景!豊田市「旭地区」

美しい花桃と日本の原風景!豊田市「旭地区」

写真:土庄 雄平

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上の二つのエリアと比べて、ややマイナーですが、奥三河の情緒をよく残しているのが豊田市「旭地区」。山々に抱かれ、清流沿いに佇む小渡の町並みが特徴であり、奥三河の自然の豊かさを物語っています。

近くには「小渡観光やな」があり、豊かな自然と一緒に町が発展してきた背景も伺えますね。

<小渡の町並みの基本情報>
住所:愛知県豊田市小渡町船戸58
アクセス:豊田勘八ICから車で30分

美しい花桃と日本の原風景!豊田市「旭地区」

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そんな旭地区、この渓流沿い以外にも、もう一つ顔があります。それが「上中のしだれ桃」。小渡の中心部から、県道19号線を進めば、小さな集落の周囲を、約三千本もの鮮やかな花桃が彩ります。

赤・白・ピンクの桃の花に加え、黄色のレンギョウ、4月中旬にはソメイヨシノとのコラボレーションが見られることも!田舎ならではの家屋も趣深く、どこか懐かしい里山の原風景に癒されるはず。

<上中のしだれ桃の基本情報>
住所:愛知県豊田市上中町綱所
電話番号:0565-68-3653
アクセス:豊田勘八ICから車で40分
見頃:4月上旬〜中旬

美しい花桃と日本の原風景!豊田市「旭地区」

写真:土庄 雄平

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その一方で、ほぼ知られていませんが、県道366号線から旭高原元気村へ行く途中にも、隠れ名所「万町のしだれ桃」が存在します。

上中とは対照的に、2世帯で手入れしているため、規模は小さいですが、それ故に、桃源郷と呼ぶにふさわしい趣を醸し出しています。四季折々に様々な花が咲くこともポイント!

<万町のしだれ桃の基本情報>
住所:愛知県豊田市万町町紙屋23
見頃:4月上旬〜中旬
アクセス:豊田勘八ICから車で40分

奥三河旅の二つのポイント!「花」と「滝」

奥三河旅の二つのポイント!「花」と「滝」

写真:土庄 雄平

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これまでエリアごとに取り上げましたが、最後に奥三河旅で、押さえておきたい二つの要素について紹介します。

まず一点目は、前段でも触れましたが、四季折々に咲く美しい「花」。例えば、三河の嵐山「桜淵公園」や、約70種の蓮が咲き乱れる「妙躰寺」、樹氷の花が美しい「面ノ木原生林」など様々な名所が存在します。

中でも豊田市「藤の回廊」は、鮮やかな紫の絨毯が続く絶景スポット!陽光に照らされれば、濃淡が生まれ、宝石のような美しさを見せてくれます。

<藤の回廊の基本情報>
住所:愛知県豊田市御作町
見頃:5月上旬〜中旬
電話番号:0565-76-6108
アクセス:豊田藤岡ICから車で20分

奥三河旅の二つのポイント!「花」と「滝」

写真:土庄 雄平

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そして二つ目のポイントは「滝」。面積の大半が自然で構成されている奥三河は、実は隠れた名瀑の宝庫!日本の滝百選「阿寺の七滝」をはじめとして、ゼロ磁場の滝「百間滝」や、奥三河のナイアガラの名を持つ振草渓谷「蔦の渕」など個性豊かな滝がひしめきます。

中でも奥三河随一の水量を誇る「鳴沢の滝」がイチオシ!周辺の緑と相まって醸し出される幽玄な雰囲気が魅力です。

<鳴沢の滝の基本情報>
住所:愛知県新城市作手守義小滝80
アクセス:新城ICから車で30分

実はポテンシャルの塊!愛知「奥三河」を訪れよう

愛知県といえば、どうしても尾張エリア(名古屋)のイメージが先行し、都会という印象を抱いてしまうでしょう。しかしながら、愛知でも尾張が占めるのは、県の面積のうち半分。そして、残り半分である三河エリアの、さらに東側の「奥三河」へと目を向ければ、「ここは本当に愛知なのか?」という絶景で溢れています。

ぜひ愛知のポテンシャルの高さを、奥三河で味わう旅へ出かけてみてはいかがでしょうか?

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/06/22−2020/05/09 訪問

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