具材を盛り込んだご当地めしを作る前に、まず基本的な白米の炊飯をマスターするのがおすすめ。峠の釜めしの容器では、1合の米を炊くことができます。水は180cc入れてください。
最初は弱火で10分前後火にかけます。筆者は3口コンロの奥にある小さいコンロを使い、弱火〜中火の中間の火力で炊きました。
シュワシュワ音を立てて吹きこぼれたら、すぐに蓋を2cmほどずらします。火力は最弱にしてください。この後は3段階くらいに分けて少しずつ蓋を閉じます。
完全に閉じるときには、米の表面に水気が残っていないようにしてくださいね。完全に蓋を閉じるまでにかかる時間の目安は15分となります。
完全に蓋を閉じてから15分程蒸らしたら完成です。蒸らしの間は絶対に蓋をとってはいけません。いわゆる「赤子泣いても蓋取るな」ですね。
炊きあがったご飯は粒が立っていて、おこげもしっかりできています。そして、炊飯器で炊くより良い香りだと感じました。
峠の釜めしの容器を使ったご当地めし1品目は、「吉野鶏めし」です。大分市南部の吉野地区に伝わる郷土料理で、大分県一村一品にも指定されています。
具材は鶏とゴボウだけとシンプルですが、旨味と香ばしさがギュッと詰まっており、あと引く美味しさです。
吉野鶏めしは白飯に具材を混ぜ込んで作るので、今回紹介するご当地飯の中では最も簡単でした。峠の釜めしの容器で初めてご当地めしを作るときにおすすめです。
鶏肉は親子丼用のものを1cm角に切り、ゴボウはピーラーでささがきしています。味付けはしょうゆ、酒、砂糖で。お好みの濃さ・甘さに調整しながら煮込んでください。具材のタレとおこげがからんだところが特に美味しいですよ!
筆者は、大分旅行で大分城址公園・府内城跡のお堀を見ながら歩いたことを思い出しながら食べました。
峠の釜めしの容器を使ったご当地めし2品目は、「たこめし」です。たこめしは兵庫県や広島県、香川県、愛媛県など瀬戸内海エリアで主に食される郷土料理です。江戸時代の頃から瀬戸内海ではタコ漁が行われていたことから、家庭料理として親しまれてきました。
筆者は西明石駅や神戸駅などで売られている駅弁・ひっぱりだこ飯で食べたことがあります。噛みしめるほどに美味しさが広がる、ご当地めしですね。
たこめしにはタコとご飯を一緒に炊いたり、別に煮たタコをのせたりと様々な作り方がありますが、今回は一緒に炊き込む方法を採用しました。といいますのも、実はスーパーにたこめしの素が売られていたのです。
基本の炊飯と同じ要領で、たこめしの素を混ぜた白米を炊けば、たこめしの完成!反則レベルのお手軽さです。
具材がある分、白米だけの炊飯より表面に水分が残りやすいですが、気にせず通常通りに炊いてください。表面の水気がなくなるまで火にかけていると、底が焦げてしまうので気を付けましょう。
たこめしの素がスーパーで見当たらない方は、通販でお取り寄せするのもおすすめですよ。
愛媛名物の鯛めしには、鯛の刺身を使った宇和島鯛めしと鯛と一緒に炊き込む松山鯛めしがあります。峠の釜めしの容器を使ったご当地めし3品目では、「松山鯛めし」に挑戦です。
本場では鯛丸ごと1匹や分厚い切り身と一緒に炊き込むのですが、サイズ的に厳しい…。そこで今回は刺身の切り身を一緒に炊き込むことにしました。
味付けはしょうゆ・酒それぞれ大さじ半分で。鯛の刺身は先にフライパンで焼いて焼き目をつけてから白米にのせましょう。最後に塩を少々振ったら炊飯開始。基本の炊飯で完成します。
通常なら三つ葉を散らすのですが、今回は冷蔵庫に残っていたカイワレ大根を使いました。
食べる前に鯛の身をほぐしながら混ぜましょう。骨がないので簡単に混ぜられますよ。優しい味付けのご飯と焼き目が香ばしい鯛の相性が抜群です。
松山といえば、坊っちゃん列車。路面電車に乗って観光したときのことを思い出しながらいただきました。
峠の釜めしの容器でごはんを炊くときは、炊飯器と違って常に釜から目を離せません。蒸気をあげたり、表面の水気がなくなっていったりといったお米の様子をじっくり見ながら美味しいご当地めしを作る…。そんなおうち時間を過ごすのも悪くありません。
基本の炊飯さえマスターすれば、ほかのご当地めしも作れます。ぜひ試してみてくださいね。
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