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写真:モノホシ ダン
地図を見るJR紀勢本線の熊野市駅近くの海岸は、南に小石の浜、北にリアス式の海岸と、趣の異なる風景が楽しめます。
世界遺産で、国の天然記念物にも指定されている「獅子岩」は、海岸の隆起と黒潮の浸食によりできた岩のアート。
ベストポイントは、国道42号線の七里御浜沿い北側にある展望台からの眺め。その名のとおり、海に向かって吼える獅子の横顔が現れます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る獅子岩は、高さ約25m、周囲約210mの岩塊で、海岸に降りて正面から見上げれば岩の巨大さに圧倒されます。獅子岩からは、「鬼ヶ城」を望むこともできます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた、夏至の前後は、朝日が獅子岩の口の中に、11月から1月にかけては、獅子の口に満月が収まります。獅子岩で、素敵な写真を撮ってください。
<獅子岩の基本情報>
住所:三重県熊野市井戸町
電話番号:0597-89-0100(熊野市観光協会)
アクセス:JR紀勢本線「熊野市駅」から徒歩約10分
車利用の場合は、熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」から国道42号七里御浜沿い、車で新宮方面へ約3分
写真:モノホシ ダン
地図を見る坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)の鬼退治伝説の残る「鬼ヶ城」は、大小無数の洞窟や奇岩が連なる景勝地で、獅子岩と同じく世界遺産で、国の天然記念物にも指定されています。
なお、鬼ヶ城には東口と西口があります。東口には、大きな駐車場があり、レストランや売店などが入る「鬼ヶ城センター」もあって、食事や買物を楽しむことができます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る鬼ヶ城の岩や洞窟には、「千畳敷」「犬戻り」などの名前がつけられ、それらを縫うように遊歩道が設けられています。写真は、千畳敷です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る海と岩のコントラストが美しい鬼ヶ城遊歩道は、全長約1kmで、東口から西口まで通り抜けができます。所要時間は約40分です。
なお、遊歩道は、海側は断崖なので、足元には十分注意しましょう。また、海が荒れている時は、高波が打ち寄せることがありますので、危険を感じたらすぐに引き返すようにしましょう。
鬼ヶ城で、大自然が作り出した洞窟や絶壁、絶景をぜひ体験してみて下さい。
<鬼ヶ城の基本情報>
住所:三重県熊野市木本町
電話番号:0597-89-4111(熊野市観光スポーツ交流課)
アクセス:JR紀勢本線「熊野市駅」から三重交通バス「大又大久保行き」で約5分「鬼ヶ城東口」下車すぐ
車利用の場合は、熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」から南へ約1分
写真:モノホシ ダン
地図を見るかつて熊野市には、日本の近代産業の発展を支えた銅鉱山がありました。それが「紀州鉱山」です。
紀州鉱山は、市内の紀和町を中心に栄えた銅鉱山で、1934年(昭和9年)に開山し、1978年(昭和53年)に閉山するまで約44年間にわたって、国内の近代産業を支え、紀和町の発展にも多大な影響を与えました。
「熊野市紀和鉱山資料館」は、紀州鉱山選鉱場跡を望む位置に建てられた紀伊半島では唯一の鉱山資料館です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る資料館内では、紀和鉱山の歴史を始めとして、近代鉱山の採掘の様子や坑道などを再現しています。写真は、採掘した鉱石を搬出するバッテリー機関車です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る資料館の外に出ると、すぐ西側の斜面の山肌に巨大なコンクリートの骨組みが見えます。紀州鉱山選鉱場の跡です。選鉱場は、鉱石の純度を上げる施設で、1942年(昭和17年)に建設されました。閉山後は、解体されて骨組みだけが残されています。
熊野市紀和鉱山資料館で、日本の産業発展に貢献してきた紀州鉱山の栄枯盛衰の歴史を学んでください。
<熊野市紀和鉱山資料館の基本情報>
住所:三重県熊野市紀和町板屋110-1
電話番号:0597-97-1000
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は、翌平日が休館) 年末年始
入館料:一般310円 小・中学生100円
アクセス:JR紀勢本線「熊野市駅」から、熊野市自主運行バス熊野古道瀞流荘線で約40分「板屋」下車すぐ
車利用の場合は、熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」から約40分
写真:モノホシ ダン
地図を見る紀州鉱山閉山後、鉱床調査のためにボーリングを行ったところ、地下約1300mから温泉が湧出し、地元住民のために入浴施設が開放されました。その際に、入浴客の足としてかつて使われていた坑内電車の施設が再利用され、それが写真の紀伊半島でただ一つの「トロッコ電車」です。
写真:モノホシ ダン
地図を見るトロッコ電車は、当時の線路を活用して、紀和町内の温泉施設「入鹿温泉ホテル瀞流荘(せいりゅうそう)」と湯ノ口温泉の間を片道約10分で結び、湯治客の人気を呼んでいます。
トロッコ電車は、鉱山操業当時の「人車」(鉱夫や便乗者を乗せる客車)をレプリカとして製作された列車です。1両あたりの乗車定員は8名です。
車内照明は、薄暗いグローブ灯のみで、しかも台車にはバネがついていないので、現役時代の人車のようなワイルドな乗り心地を楽しむことができます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るトロッコ列車は、元鉱山の約1kmのトンネルの中をくぐって走ります。昭和の雰囲気が漂う、レトロなトロッコ列車の旅をお楽しみください。
<トロッコ電車(坑内電車)の基本情報>
住所:三重県熊野市紀和町湯ノ口10
電話番号:0597-97-1126(湯元山荘 湯ノ口温泉)
営業時間:8:50〜17:10
料金:大人550円 小人280円(いずれも往復)
湯ノ口温泉往復入浴付き料金:大人880円 小人440円
アクセス:JR紀勢本線「熊野市駅」から、熊野市自主運行バス熊野古道瀞流荘線で約45分「瀞流荘」下車すぐ
車利用の場合は、熊野尾鷲道路「熊野大泊IC」から約45分
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに紀和町には、日本有数の美しい棚田として知られる「丸山千枚田」があります。丸山千枚田見晴し台からは、山間に広がる約1300枚もの棚田を見ることができます。その光景は、まるで別天地にいるかのよう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る丸山千枚田は、人々が狭い耕地に、いかに多くの田を作るかを考え工夫を重ねながら長い時間をかけて作り上げてきた棚田です。
写真:モノホシ ダン
地図を見るなお、丸山千枚田の全景を俯瞰するには、県道40号線から入る熊野古道「通り峠」の丸山千枚田展望台がおすすめです。熊野古道通り峠は、伊勢神宮から熊野三山を詣でるための道中にある標高約390mの峠です。
絶壁に立つ展望台から見る丸山千枚田は、周囲を熊野の山々に囲まれ、桃源郷のように豊かで美しい光景です。約400年前から営々と受け継がれ守られてきた見事な棚田の景観を存分に満喫してください。
<丸山千枚田の基本情報>
住所:三重県熊野市紀和町丸山
アクセス:瀞流荘から「丸山千枚田見晴し台」まで車で約20分
JR熊野市駅より車で国道42号を有馬町から国道311号で紀和町方面へ約40分
いかがでしたか。本文ではご紹介できませんでしたが、熊野市ではほかにも見てみたい絶景があります。
丸山千枚田の近くにある「赤木城跡」は、築城の名手と謳われた戦国武将・藤堂高虎が築城したもので、築城当時の原形を残した城跡は全国でも少なく大変貴重な城跡とされています。
獅子岩の近くにある「花の窟」では、太古の巨石信仰の名残を伺うことができます。
さらに、鬼ヶ城の北の海岸にある「楯ヶ岩」は、圧倒的なスケールの大岩壁です。この機会にあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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