愛媛県佐島・古民家宿「汐見の家」からふれあう穏やかな島の暮らし

愛媛県佐島・古民家宿「汐見の家」からふれあう穏やかな島の暮らし

更新日:2020/05/25 16:48

稲村 行真のプロフィール写真 稲村 行真 古民家探訪家、伝統的町並みライター、自然愛好家、挿絵描き、フォトグラファー
瀬戸内海にある、愛媛県佐島。ここに暮らす人々はミカン栽培や造船業などに従事し、ゆったりとした時間の流れの中で暮らしています。

この島で唯一の古民家ゲストハウスが「汐見の家」です。地域の人が集い、旅人と夕食を共にする交流の場となっています。周りには、巡礼の道やカフェなどが点在しており、観光地化されていない分、地域の人のありのままの暮らしに触れることができるのが魅力です。

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

昔ながらの暮らしを味わえる古民家ゲストハウス「汐見の家」

昔ながらの暮らしを味わえる古民家ゲストハウス「汐見の家」

写真:稲村 行真

地図を見る

佐島に行くには、船やバスに乗る必要があります。広島県尾道市、または愛媛県今治市から約1時間の距離です。港から徒歩3分で、古民家ゲストハウス「汐見の家」に到着します。

迷った時には連絡を入れると管理人のみえさんやけいこさんなどが港周辺に迎えにきてくれるので安心です。このゲストハウスでは、昔ながらの暮らしに触れることができ、地域の人や旅人と交流することができます。

昔ながらの暮らしを味わえる古民家ゲストハウス「汐見の家」

写真:稲村 行真

地図を見る

寝室は畳敷きになっており、布団を敷いて寝ます。泊まれる部屋は4室あり、襖で区切られているので女性も安心です。お客さんが多い時は、相部屋になることがあります。和気あいあいとしているので、お客さん同士でもすぐに仲良くなれるでしょう。

昔ながらの暮らしを味わえる古民家ゲストハウス「汐見の家」

写真:稲村 行真

地図を見る

夜は、管理人のみえさんやけいこさん、宿泊客などが集まる「シェアご飯」に参加することができます。若い人から年配の人まで、世代関係なく交流できる雰囲気です。

地域の野菜や山菜、柑橘をふんだんに使った料理を一緒に作ったり、常連客や地元の方が海で取れた魚介類や手作り品などを持ってきてくれたりと、いつも食卓は賑やかです。食後は、温かい五右衛門風呂につかって、一日の疲れを取ることができます。

<汐見の家の基本情報>
住所:愛媛県越智郡上島町弓削佐島299
電話番号:089-772-9800
アクセス:佐島港から徒歩3分
営業日:不定休 水曜日は延泊のみ

島四国の巡礼道を歩いてみよう

島四国の巡礼道を歩いてみよう

写真:稲村 行真

地図を見る

佐島は小さい島なので、1日あれば歩いて一周できるでしょう。全域に地域の方が手入れしている巡礼道があり、歴史や信仰に思いを馳せて歩くことができます。

島四国の巡礼道を歩いてみよう

写真:稲村 行真

地図を見る

その巡礼道は「島四国」と呼ばれ、四国の八十八ケ所を模して作られたそうです。島内の道路沿いや山道に、札所の看板と祠を見つけたらぜひ手を合わせてみてください。

巡礼道に関して、個人的にネットなどで調べても情報は少ないです。汐見の家の管理人の方など、巡礼ルートに詳しい方に詳細を尋ねてから訪れるのが良いかもしれません。

島四国の巡礼道を歩いてみよう

写真:稲村 行真

地図を見る

祠の中には、お酒や花が添えられています。時には、お菓子も添えられているなど、その祠ごとに違いがあって、面白いです。前掛けのデザインも様々で、キャラクターがついていることもあれば、シンプルな柄もあります。

地域の方が各地の札所と祠を手入れしており、このように大事な文化として残されているのです。毎年4~5月頃に島四国の日があり、巡礼者に食べ物や飲み物を振る舞いお接待をするという文化も残っています。

佐島は柑橘の宝庫

佐島は柑橘の宝庫

写真:稲村 行真

地図を見る

佐島は、周辺の島含めて柑橘が有名な場所です。「安政柑」や「せとか」など数十種類あり、季節によっても品種は異なります。例えばせとかという品種は、東京の有名なバーでお酒に使われていたり、1個1000円以上の価格で販売していたりすることもあり、とても贅沢な柑橘の1つです。

汐見の家に泊まると、収穫や搾汁などのお手伝いを募集しているという情報を耳にしたり、おすそ分けをいただく事もあります。道を歩いていても地域の農家さんが柑橘を育てている風景によく出くわすので、気軽に話してみるのも楽しいでしょう。

「book cafe okappa」でほっと一息

「book cafe okappa」でほっと一息

写真:稲村 行真

地図を見る

また、歩き疲れた時など、汐見の家で出会った人同士が移住して始めた「book cafe okappa」でほっと一息ついてみるのも良いでしょう。中に入ると古い家屋の昔懐かしい雰囲気が漂い、レトロな空間でコーヒーなどの飲み物や、ピザなどの食事を楽しむことができます。

また、本棚にはたくさんの本が並んでいるので、リラックスをしながら本を読むこともできるのです。このカフェは、地域の人々が集うコミュニティスペースのような場所にもなっています。

<book cafe okappaの基本情報>
住所:愛媛県越智郡上島町弓削佐島694
電話番号:089-772-9229
アクセス:佐島港から徒歩5分
営業時間:11:00〜17:00(平日)、9:00〜17:00(土日祝)、火・水曜日が定休日

佐島港で夕日を見よう

佐島港で夕日を見よう

写真:稲村 行真

地図を見る

尾道方面も、今治方面も、船はこの佐島港に発着します。汐見の家からも徒歩3分ほどで着くので、気軽に訪れられる場所です。ここでは、近隣の島々の雄大な景色と、波の静かな海に漁船が並んでいる姿を見ることができ、とても心が安らぎます。

夕日は目の前の島々の裏側に隠れていくように沈み、広い空と海と夕日のコントラストはとても美しいです。観光客は多くないので、あたり一面は静けさに包まれています。波音がかすかに耳元で囁くように通り過ぎ、時間が経つのも忘れて見入ってしまうでしょう。

古民家ゲストハウス「汐見の家」に泊まりゆったりと周辺を散策

このように、佐島には古民家ゲストハウス「汐見の家」を中心に様々な魅力的な場所があります。宿泊を通して人と繋がり、島の暮らしを味わえるというなかなか体験できない旅ができるでしょう。

佐島は近隣に住んでいる人以外にとって、交通の便もあり行きにくい印象を持たれる方が多いのも事実です。しかし、その分観光地化されておらず、その土地の暮らしや自然をゆっくりと噛みしめるように味わうことができるのが魅力です。ぜひ、時間ができた時には長期滞在して島の雰囲気を味わってみてください。

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/03/11−2020/03/17 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -