写真:よしおか
地図を見る「漆の里・輪島」の中心市街地に『輪島工房長屋』はあります。輪島朝市が行われる「朝市通り」から徒歩で約3分。午前は朝市、午後から工房長屋へ、という輪島市観光の鉄板のルートがあります。
もともと輪島市河井町にあった長屋の雰囲気を残しながら、平成15年に新たな輪島市の観光交流スポットとして建設されました。木造の瓦葺き平屋が続く光景は、どこか懐かしさを覚える輪島の癒し「輪風(わふう)空間」。ゆっくりと時間が流れ、心を落ち着かせてくれます。
写真:よしおか
地図を見る輪島塗は実用的な漆器であるにも関わらず、近年は「高級な美術工芸品」というイメージが定着してしまい、なかなか本来の役割を果たせずにいます。「漆(うるし)」という素材を使用する輪島塗は、一生涯使用できるほど丈夫であり、そして美しくもあります。
情報工房、体験工房、修理工房、職人工房、漆器工房、輪産物工房、木地工房からなる輪島工房長屋は、輪島塗の漆器販売や職人の作業工程の見学、さらに蒔絵(まきえ)や沈金(ちんきん)技法を実際に体験できる工房が立ち並び、漆を身近に感じられる施設です♪
見て、触れて、作って・・・一連を通して、輪島塗の見方が変わるキッカケを与えてもらえるはずです♪
写真:よしおか
地図を見る輪島塗の様々な工程を見学することができる輪島工房長屋ですが、特にオススメなのが「体験工房」。蒔絵や沈金の絵付け体験を行うことができます。
蒔絵は漆工芸の加飾技法の一つで、漆器の表面に漆で模様など絵付けをし、その上に金や銀などの金属粉を「蒔(ま)く」ことで固着させ、磨いたものをいいます。また沈金とは、蒔絵と同様に加飾技法の一つであり、漆器の表面に点や線などの模様を彫り、その彫った部分に生漆をすりこんで金粉や金箔を置いていきます。
輪島工房長屋での蒔絵と沈金の絵付け体験は、きっと輪島観光の良いお土産として思い出に残ることでしょう♪
写真:よしおか
地図を見る体験工房では「パネル」、「My箸づくり」、「Myストラップづくり」のコースがあり、それぞれ蒔絵もしくは沈金を体験することができます。
今回は「My箸づくり」の沈金体験をご紹介♪箸は黒塗と溜塗のいづれかから選ぶことができます。箸に模様を描いていくのですが、本番に入る前に練習することができるので、初めて体験される方でも安心です。練習を十分に行った後、輪島塗の上質の箸に針でオリジナルの模様を彫っていきます!
彫り終わると、スタッフが箸の表面に漆を引き、最後に金粉を入れて、完成です!自分が描いた彫りに金粉が入ることにより、模様が美しく浮き上がります。オリジナル箸で毎日ご飯を食べるなんてとっても素敵ですよね!
沈金の場合は、当日の持ち帰りが可能ですが、蒔絵の場合は、体験後の2〜3週間後の発送となります。体験をご希望の方は、念のため輪島工房長屋HPより御予約されることをオススメします。
詳細は以下になります。
[My箸づくり・Myストラップづくり体験(沈金・蒔絵)]
料金:1,500円(梱包送料別途200円)
体験時間目安:30分(模様により個人差があります)
予約:10名様以上の場合は要予約
持ち帰り:蒔絵の場合は2〜3週間後発送。沈金の場合は即日持ち帰り可
[パネル体験(沈金)]
料金:大人2,500円、高校生以下2,000円
体験時間目安:1時間(模様により個人差があります)
予約:3名様から受付。5名様以上の場合は3日前までに要予約(同時に40名様まで可能)
持ち帰り:即日持ち帰り可
写真:よしおか
地図を見る輪島塗の体験や各工房見学の後は、漆器工房にお立寄りください。漆器工房では「あいよもさ」、「坂本漆器店」、「藤八屋」といった輪島塗を代表するお店が並びます。陳列された商品は、色鮮やかで美しい実用的な現代感覚の輪島塗が多く、輪島市観光のお土産にも最適です。
輪島、そして日本の文化が育てた「漆芸の美」を感じることができます。見て、触れて・・・。実用的な「輪島塗」を多くの方に知っていただければと思います♪
輪島工房長屋は、能登半島のガイドブック「ぶらり能登」のおもてなしスポットとしても紹介されています。家族連れやカップル、友人同士での交流施設として人気。お立ち寄りの際は、さらなる輪島の魅力を教わることができるでしょう♪
また、輪島工房長屋のすぐ横には無料の足湯/湯楽里があります。早朝5時〜23時まで開放されていますので、癒しのひとときを過ごすことができますよ!
ゆっくりと時間が流れる輪島の「輪風空間」で、輪島塗の良さを改めて実感してみてはいかがですか。
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(2024/9/18更新)
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