ガウディ建築の魅力!バルセロナ「カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)」

ガウディ建築の魅力!バルセロナ「カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)」

更新日:2020/05/23 15:53

K. Kreuのプロフィール写真 K. Kreu トラベルライター、旅する通訳・翻訳家(日本語・ドイツ語・英語)
バルセロナのグラシア通りに面したカサ・ミラ (Casa Mila )はガウディ作品群のひとつ。当時ラ・ペドレラ(石切場)のようだと揶揄されていましたが、今ではその名が愛称として定着しています。

20世紀前半の富裕層の生活を再現した住宅と広い屋上、屋根裏、中庭を見学できます。屋根裏のスペースは1996年にガウディ博物館としてオープンし、ガウディ建築に関する興味深い展示を見ることができます。

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54歳のガウディが手掛けた最後の個人住宅カサ・ミラ

54歳のガウディが手掛けた最後の個人住宅カサ・ミラ

写真:K. Kreu

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カサ・ミラは1962年にスペイン・カタロニア州の芸術遺産となり、1984年にはユネスコの世界文化遺産に登録されたアントニ・ガウディ作品群のひとつです。

1900年代の初頭になると、当時もっとも注目を集めていたグラシア通り(Passeig de Gracia)には高級レストランやショップが次々とオープンし、富裕層が自宅を建て始めました。 

グラシア通りに魅了され、この通り沿いに1835平方メートルの家付きの土地を購入した実業家のペレ・ミラと妻ルゼー・セギモンは、賃貸住宅と店舗を兼ね備えた自宅の建設をアントニ・ガウディに依頼します。

54歳のガウディが手掛けた最後の個人住宅カサ・ミラ

写真:K. Kreu

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カサ・ミラは1906年から建設がはじまり1911年にミラ夫妻がメインフロアに入居。その他のフロアは翌年の1912年に賃貸可能となりました。

ガウディはその後、1883年から携わっていたサグラダファミリアの設計に没頭したため、カサ・ミラはガウディが手掛けた最後の個人住宅として知られています。

ミラの妻ルゼーは夫が亡くなった6年後の1946年に、カサ・ミラを不動産会社に売り渡しましたが、彼女はその後も自宅フロアに1964年に亡くなるまで住み続けました。

カサ・ミラを見学しよう

カサ・ミラを見学しよう

写真:K. Kreu

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カサ・ミラの見学ツアーは現在6種類あります。
オーディオガイドを聞きながら自分のペースで回れるものや、英語か中国語でのガイドツアー、夜のカサ・ミラを見学する少人数制のグループツアーなど、旅行プランに合わせて公式サイトでご確認ください。日本語のオーディオガイドも用意されています。

夜の体験ツアー(Night Experience)以外のツアーの順路はカサ・ミラの屋上から。入り口からエレベーターまで案内され最上階へ向かい、そこからは階段で屋上にのぼり、オーディオガイドを聞きながら進みます。

屋上は「戦士の屋上(El terrat dels guerrers)」と呼ばれています。ここはとても広く、タイルでおおわれた昇降口や、鎧を被った戦士をイメージした煙突が、その役目を果たしながらもオブジェのように美しく配置されています。

カサ・ミラを見学しよう

写真:K. Kreu

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写真はカサ・ミラの「戦士の屋上」の中でも特に人気のあるスポットで、ここから見えるサグラダファミリアを撮影しようと人が集まります。

サグラダファミリアはカサ・ミラからプルベンサ通り(Carrer de Provenca)をまっすぐ北東に1.5kmほど離れたところにあります。

カサ・ミラを見学しよう

写真:K. Kreu

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カサ・ミラの屋上から眺めたグラシア通り。この通りはカタルーニャ広場まで続いています。背景に見えるのはムンジュイックの丘と地中海。

戦士の屋上からはバルセロナが360度見渡せます。

クジラのお腹の中にいるような屋根裏スペース

クジラのお腹の中にいるような屋根裏スペース

写真:K. Kreu

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曲線を描くレンガをトンネルのように連ねた構造が、クジラのお腹の中のようだと例えられる広い屋根裏。

「クジラの屋根裏(L’atic de la balena)」と呼ばれるこのスペースは、この上に広がる「戦士の屋上」をしっかりと支えています。

小さな窓がたくさんあり風通しもよく、当時は住人の洗濯物を干すスペースとして使われていました。現在はガウディ博物館として貴重な建築資料や模型が展示されています。

クジラのお腹の中にいるような屋根裏スペース

写真:K. Kreu

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カサ・ミラの屋根裏構造を建築模型でみるとこの通り。たくさんのレンガで支えられていることが分かります。

中央部に2か所空いている穴は地上階の中庭から続き、この大きな建物のすべての部屋に自然光を取り込めるようにとガウディが特にこだわって設計したものです。

クジラのお腹の中にいるような屋根裏スペース

写真:K. Kreu

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「クジラの屋根裏」と「戦士の屋上」の構造が一目でわかるカサ・ミラの建築模型も展示されています。

このほかにもガウディに関する興味深い様々な資料が展示されているので、カサ・ミラの見学は時間の取れる日に訪れてゆっくりと見て回るのがいいかもしれません。

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20世紀前半のバルセロナの富裕層の生活を再現した住宅

20世紀前半のバルセロナの富裕層の生活を再現した住宅

写真:K. Kreu

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ミラ夫妻が住んでいたメインフロアの4階上にある、最上階の賃貸住宅部分が現在公開されています。ここは1900年から1930年頃のバルセロナの裕福な家庭を、当時の家具や調度品を使い再現しています。

メインフロアは、現在は展示スペースとして利用されており、ミラ夫婦が住んでいた住居の面影は残念ながら残っていませんが、壁や天井のレリーフなどから当時の様子をうかがうことができます。

20世紀前半のバルセロナの富裕層の生活を再現した住宅

写真:K. Kreu

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この部屋には当時使われていたミシンやアイロンなどの日用品が展示されています。

このほかにも仕事部屋や寝室、台所、バスルーム、そして中庭に面した太陽の降り注ぐ明るいフロアを見学できます。

住宅の中を歩いて回ると、ドアノブのデザインなどの細部に至るまで、カサ・ミラに住む人の立場に立って設計したガウディの思いを感じることができます。

「花の中庭」と「蝶の中庭」から見上げたカサ・ミラ

「花の中庭」と「蝶の中庭」から見上げたカサ・ミラ

写真:K. Kreu

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「花の中庭(El pati de les flors)」の天井や壁は、幻想的な色彩の塗料で花模様などが描かれています。

この中庭の壁に沿って円を描くように施された階段は、ミラ夫婦が住んでいたメインフロアにつながっています。

「花の中庭」と「蝶の中庭」から見上げたカサ・ミラ

写真:K. Kreu

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「花の中庭」より広いもう一つの中庭は「蝶の中庭(El pati de les papallones)」と呼ばれています。

通りと中庭に続く部分と、メインフロアにつながる階段の屋根が蝶の羽のようになっています。写真の玉虫色の部分がその一部です。

カサ・ミラはこの二つの中庭に面して窓をつけることにより、自然光と風をほぼすべての部屋に取り入れることができるように設計されています。

自然との調和を愛したガウディのカサ・ミラに、是非足を運んでみてください。

カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)の基本情報

住所:Passeig de Gracia, 92 08008 Barcelona
アクセス:
メトロL3とL5、Diagonal駅下車、徒歩約2分
レンフェ(Renfe)、Passeig de Gracia駅下車、徒歩約6分

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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