写真:江田 由衣
地図を見るバガンのメインとなる遺跡の多くは、考古学保護区であるオールドバガンにありますが、そのオールドバガンから南に位置する地域がニューバガンです。観光コースからは外れているものの、王都になったこともある由緒正しき村で、歴史的価値のある遺跡も多くあります。
またニューバガンには、中級ホテルから高級リゾートまでバラエティ豊かな宿泊施設があります。ニューバガンに滞在してバガンを楽しむのも良いですね。
写真:江田 由衣
地図を見るニューバガンで必ず訪れたい遺跡の一つが、エーヤワディー川沿いに建つ「ローカナンダー・パヤー」です。
1059年にアノーヤター王によって建立され、今でも現役の仏塔として地元の人に親しまれる場所となっています。黄金に輝く塔は、遠くから見ても存在感抜群。かつては、川を渡る船の目印になったとも言われています。
<基本情報>
開館時間:24時間(無休)
写真:江田 由衣
地図を見るニューバガンの中心部から東側に進むと見えてくるのが「ダマヤッズィカ・パヤー」です。1196年にナラパティスィードゥー王によって建立されました。
オールドバガンで有名な「シュエズィーゴォン・パヤー」に似てどっしりとした形の仏塔で、塔の部分は黄金色に輝いています。台座は3層の5角形になっており、塔も合わせて5か所に建っているのが特徴的です。以前は上に登ることができましたが、残念ながら今は禁止となっています。
写真:江田 由衣
地図を見るバガンの遺跡はどこも、仏塔や寺院境内は靴を脱いで裸足で歩かなければなりません。
この「ダマヤッズィカ・パヤー」は、境内の周りを歩くと雰囲気抜群で良い写真が撮れるスポットとなっていますが、午後の日差しが暑い時間はとても歩けません。できれば午前中のまだ日が昇らない時間帯に行って、境内の散策を楽しむことをおすすめします。
<基本情報>
開館時間:7:30〜日没頃
写真:江田 由衣
地図を見るニューバガン中心部から北東にあるミン・ナン・トゥ村近くにあるのが、真っ白な塔が特徴的な「レイミャナー寺院」です。
黄金色や茶色の遺跡が多い中で、ここまで白い寺院はあまり見かけません。1222年にアナンドフーラの寄進によって建立されたと言われています。内部のフレスコ壁画も見応えがあるので、ぜひ中に入って見てみましょう。
<基本情報>
開館時間:7:30〜日没頃
最後に紹介するのは、「ミン・ナン・トゥ村」です。遺跡や寺院ではありませんが、ニューバガンから車で10分ほどで行くことのできる村となっています。
ミン・ナン・トゥ村は人口約600人の小さな村で、昔から織物の村として知られています。村の中では織物をする人の様子を見られたり、小さなレストランやお土産屋さんもあります。
写真:江田 由衣
地図を見るミン・ナン・トゥ村で作られているのは、糸から紡いで作る手織りロンヂー(スカートのような腰巻き)やブラウスなど。手頃な値段で買うことができるので、お土産に購入する人も多くいます。
また、ヤシの木やヤシ砂糖から作った葉巻も作られており、希望者は葉巻体験もすることができます。まるでタイムスリップしたようなミン・ナン・トゥ村で、ぜひ癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
<基本情報>
アクセス:道路沿いにある村のドリンクショップの奥から入村ができる
バガンと言えばオールドバガンだけだと思っている人も多くいますが、実はニューバガン周辺にも多くの遺跡や見どころがあります。時間が許せばぜひニューバガンにも足を延ばして観光を楽しみましょう。バガンの新たな魅力に気が付くはずです。
また、ここで紹介したすべての遺跡や村に行くためには、タクシーや馬車をチャーターするのがおすすめです。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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