老舗なのに新しい箱根の宿「仙石原 ススキの原一の湯」

老舗なのに新しい箱根の宿「仙石原 ススキの原一の湯」

更新日:2020/05/21 17:31

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
近年の世界的な旅行ブームは旅を身近にしました。格安航空会社などの発達もあり、呼応するかのように格安な宿泊施設も増加しています。カプセルホテルやホステルといった簡易宿所も勢いがありますが、温泉宿の格安化も進んできました。温泉宿が様々な手法で合理化され利用しやすくなった例は多くあります。今回は、温泉旅館の格安ブームの火付け役ともいえる、箱根のブランド「一の湯」とその新しい宿を紹介します。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されましたが、2020年6月18日(予定)までは一部都道県との間の移動の自粛が求められています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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箱根の人気ブランド「一の湯グループ」

箱根の人気ブランド「一の湯グループ」

写真:瀧澤 信秋

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一の湯グループといえば、箱根をドミナントエリアとして展開する旅館ブランドです。リーズナブルな料金設定が何より魅力的ですが、多彩なプランの提供やバリューの追求も光ります。

そうした進取的な取り組みを進めるグループというイメージですが、実はその歴史は古く江戸時代に遡ります。一の湯グループの旗艦店である塔ノ沢の「一の湯本館」は、なんと寛永7年(1630年)創業。まさしく老舗というのにふさわしい存在感があります。

格安旅館ブームの先駆け

格安旅館ブームの先駆け

写真:瀧澤 信秋

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一の湯グループは先取的な取り組みをしてきたと先述しましが、中でも業界でよく知られているのが“格安温泉宿現象”の火付け役となったブランドということです。いまや全国区で見られる現象で、多くの人々が気軽に温泉旅行を愉しめるようになったきっかけとも言えますが、一の湯がそのパイオニアでした。

まだバブルの残り香があった頃、温泉旅は1泊2食2万円を下らない宿が多くありました。一の湯は経営改善の中で低価格路線を進み、1994年には一の湯本館で1泊2食9800円をスタート、さらに系列ホテルのキャトルセゾンで破格の「1泊2食4900円」を打ち出し大反響を呼びました。

格安旅館ブームの先駆け

写真:瀧澤 信秋

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一方で、ただ安いだけではないバリューを模索しました。次第に格安ブームが高まりを見せる中で、低価格を堅固しつついかに付加価値を付けていくのかは、その後の店舗展開をみるとよくわかります。

中でも2017年7月に開業した「仙石原 ススキの原一の湯」は注目したい宿。箱根屈指の観光スポットである仙石原のススキの原隣接という好立地の宿ですが、全38部屋全てに客室露天風呂を擁します。箱根の外輪山を望みながら自然に癒される魅力多き温泉旅館です。

嬉しい客室専用露天風呂

嬉しい客室専用露天風呂

写真:瀧澤 信秋

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仙石原ススキの原一の湯には全38部屋全てに専用露天風呂であると紹介しましたが、実は一の湯グループの店舗では、専用露天風呂を設ける客室が多くみられるのです。これは一の湯の精神という部分にも関わるのですが、格安ブームという中で客室に専用の露天風呂を設けるという発想も斬新でした。いまとなっては客室の専用露天風呂はブームになっていますが、当時はそのような施設は皆無でした。

嬉しい客室専用露天風呂

写真:瀧澤 信秋

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一の湯本館は幾年月を刻んできた古いハード。古い建物に水回りを増やすのは水の供給量や強度といった点からも一般的にはセオリーに反します。とはいえ、ハードで差別化を図るべく実現させました。格安路線を進める中で贅沢な設備を設けるという逆転の発想でした。

でも、“格安なのに専用露天風呂”という意外性は「一の湯といえば格安だけど豪華」というイメージを定着させるきっかけに。仙石原ススキの原一の湯の客室露天風呂ひとつとってみてもそうした苦労があります。そんな歴史を知って浸かるお風呂はまた別の趣を感じることでしょう。

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箱根山麓豚を味わう夕食

箱根山麓豚を味わう夕食

写真:瀧澤 信秋

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一の湯グループの夕食でファンも多いのがしゃぶしゃぶ等で使用される「箱根山麓豚」です。甘さとやわらかさが特長で、豚肉ってこんなにも美味しかった!?と新たな発見をもたらしてくれます。

箱根山麓豚を味わう夕食

写真:瀧澤 信秋

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この旨みの秘密は、箱根山麓の澄んだ水の恩恵と厳選された飼料によって大切に育てられた地産豚という点にあります。もちろん、仙石原ススキの原一の湯でも提供していますので存分に味わうことができます。一の湯グループでは、この豚肉を用いたオリジナル商品も開発しています。いまではレトルトカレーとして発売され人気を博しています。

老舗旅館と人気コーヒーの意外なコラボ!?

老舗旅館と人気コーヒーの意外なコラボ!?

写真:瀧澤 信秋

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一の湯の朝食はベーシックな和食膳ですが、食後のコーヒーは宿ご自慢という是非味わいたい一杯です。銀座「TORIBA COFFEE」と共同開発した新商品「一の湯珈琲」です。一の湯珈琲のブランドコーヒー豆は「TORIBA COFFEE」自家農園から届くハワイ・コナを使用。中深煎りで、コク、香り、苦味と甘みのバランスが絶妙な一の湯オリジナルブレンドが完成しました。

旅館とコーヒーとは一見ミスマッチのようでもありますが、コクと薫りの高さに唸ります。仙石原ススキの原一の湯の明るい朝食会場で食後の一杯。まさに至福の時間です。気軽に家庭でも楽しむことができるようにとドリップパックも販売されています。

オリジナル商品も充実

一の湯グループでは珈琲やレトルトカレーのほかにも、ポン酢やだしといったオリジナル商品が充実しており、お土産にもピッタリです。仙石原ススキの原一の湯でも販売されています。家に帰ってからもプチ旅気分が味わえそうです。

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/08/02−2019/08/03 訪問

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