【ログイン後、ご利用いただける機能】
PCからのLINEログイン方法
ログインにはLINEアカウントが必要です。
また以下の手順でLINEアプリのログイン許可をオンにしてください。
写真:土庄 雄平
地図を見る瑞牆山の一般的な登山口は、舗装路で行ける最高地点にある「瑞牆山荘」(標高1520m)。ここから登れば、山頂まで往復5〜6時間と短時間ながら、累積標高差1000m弱と、本格的な登山を楽しむことができます。それでは、広い無料の市営駐車場へ車を停めたら、出発です。
まず最初は、緩やかな樹林歩きから。静かな登山道を、しっとりとした趣を感じながら進んでいきます。
30分も歩くと、少しずつ登りの傾斜となります。途中に一つ鳥居の脇を通り過ぎ、休憩ポイントとなる小ピークへ到着します。そして同時に、この場所こそ素晴らしい絶景が望める登山前半のハイライトです。
なんと、カラマツ林の先に、いくつもの奇岩が乱立する「瑞牆山」の山容が!まるで中国の墨絵にでも出てくるような奇観を誇っています。美しさと荒々しさを備え、登山愛好家を魅了してやまない風景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして再び、緩やかなハイキング調のルートへ戻ります。心地よい樹林の山歩きを楽しみましょう!10分ほど歩けば、これから目指す瑞牆山と、もう一つ隣に位置する百名山・金峰山の登山基地となっている「富士見平小屋」に到着。
ここには美味しい湧水ポイントがあるため、喉を潤しつつ、これからの本格的な登山に向けて、エネルギー補給をするのがオススメです。
写真:土庄 雄平
地図を見る富士見平小屋を過ぎると、山腹の緩やかな下りと変わり、山の谷筋を流れる天鳥川(あまとりがわ)まで標高を下げていきます。そして川を沢渡すると、いよいよ瑞牆山の中核部分へ。なお川は水量は少ないですが、足を滑らせないように慎重に岩を伝ってくださいね。
写真:土庄 雄平
地図を見る先ほどまで落ち着いていたコースですが、ゴロゴロとした岩場が現れ始め、はしごとロープが連続するアドベンチャーな登山道へ変わっていきます。登りの傾斜もキツイので、ここが正念場。
足場に注意して、手も使って体を確実に固定しながら、天然のアスレチックをこなしていきましょう!なお途中には桃太郎岩や、小さな滝などの見所もあるので、豊かな自然景観も楽しんで欲しいところ。
写真:土庄 雄平
地図を見る沢渡から1時間ほどで、少しずつ下から見上げていた、瑞牆山の山頂周辺の巨大奇岩に近づいていきます。眼前にせまる岩峰ならではの迫力に圧倒されることでしょう。
そしてよく見れば、岩峰によじ登っている人の姿が!実は、この瑞牆山はアルパインクライミング(岩登り)の人気スポットでもあり、日本全国からクライマーが訪れるのです。一般登山者向けルートではないため、ご安心を!
さぁ、それでは途中に南アルプスを望む展望ポイントを超えたら、山頂まで向かいましょう。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして瑞牆山の山頂へ立つと、そこには高度感抜群の360度のパノラマ絶景!先ほどまで登ってきた樹林帯からは想像できない、天空の世界が広がります。「いつの間に、こんな高いところまで登ってきたのか…?」と達成感と感動がこみ上げてくるはず!
なお山頂はかなり広いスペースになっているため、恐怖心のある方は、なるべく内側に陣取りましょう。なお手すりも何もないため、崖側に近づく場合はよく注意してください。
写真:土庄 雄平
地図を見る山頂直下には高さ約30mの岩峰「大ヤスリ岩」がそびえ、そのさらに下には奥秩父の雄大な山麓が広がります。まさに、奇岩の先へと吸い込まれそうになる緊張感のあるパノラマ。これこそ瑞牆山の醍醐味と言える景色です。
なお10月中旬から下旬にかけては、紅葉が錦絵のように広がり、そこも見どころの一つ!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた「瑞牆山」は、富士山や南アルプス、八ヶ岳といった日本屈指の山々を望むロケーションを誇っており、迫力のある山容が望めます。快晴の時のくっきりした山容も素晴らしいですが、雲が多い時に見られる一期一会の山の風景も一興です。
雲間に浮かぶ要塞のような南アルプスや、笠雲の富士山など、実に多彩な顔を見せてくれます。
それでは山頂の景色を思いっきり満喫したら下山です。前述した通り、天鳥川までは気の抜けないルートなので、最後まで細心の注意を払って下りるようにしてください!
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは最後に、登山後に訪れてほしいスポットをご紹介!まず登山口である瑞牆山荘からすぐの場所に位置する「みずがき自然公園」は欠かせません。
なぜなら、先ほど登った「瑞牆山」が一番美しく眺められる場所だから。特に、10月下旬から11月上旬に山麓のカラマツの紅葉と、白亜の奇岩群のコラボレーションは息を呑むレベルの絶景です。
<みずがき自然公園の基本情報>
住所:山梨県北杜市須玉町小尾8862-1
電話番号:0551-45-0277
アクセス:瑞牆山荘から車で10分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた登山で汗をかいたら、やはり温泉が一番!実は、瑞牆山麓には日本屈指のラジウム含有量を誇る名泉「増富温泉」が湧いており、ゆっくりと疲れを癒すことができます。
なお増富温泉は、源泉温度が20℃後半と低いため、いつまでものぼせずに入浴することが可能。また湯温が違う浴槽がいくつか設けられているため、お気に入りの湯温を見つけると良いでしょう!熱いお湯に入り慣れた方にとっては新感覚の温泉です。
<増富の湯の基本情報>
住所:山梨県北杜市須玉町比志6438
営業時間:10時〜17時
定休日:水曜日
電話番号:0551-20-6500
アクセス:瑞牆山荘から車で30分
写真:土庄 雄平
地図を見る奥秩父という山域や、アクセスの観点から、地元登山客以外にあまり知られていない、少々マニアックな「瑞牆山」。しかし実は、登山入門者が本格登山を始めるにはもってこいの標高差・歩行時間・コースの難易度を誇っており、そして山頂からは高度感抜群の大パノラマを望むことができます。
下山後にも絶景や秘湯温泉も味わえる「瑞牆山」。ぜひ一度登りに訪れてみてはいかがでしょうか?
住所:山梨県北杜市須玉町小尾
アクセス:長坂IC(北杜市街)から瑞牆山荘まで車で約2時間、瑞牆山荘から徒歩往復5〜6時間
※備考
・トレッキングシューズや体を動かしやすい服装で登りましょう。
・お昼や食料・水分は余裕を持って持参をお願いします。
・岩場では滑らないようによく注意してください。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2022/5/28更新)
- PR -