写真:東郷 カオル
地図を見る六甲高山植物園は六甲山頂付近にあり、その気候は北海道南部と同じと言われます。
写真はニッコウキスゲ。北海道・本州中北部の高原で見ることができます。朝咲いて夕方には終わってしまう一日花ですが、次から次へと咲きますので、数日で終わってしまうということはありません。生育地によっても違いますが、6月から7月にかけて黄色い可憐な姿で私たちの目を楽しませてくれます。
ニッコウキスゲの花畑の中を歩いていると、まるで高原の避暑地を散策しているような気分。大きく深呼吸すると、森の香りが感じられ、一気にリフレッシュできるでしょう。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらはゴツゴツした岩場の、ロックガーデンと呼ばれるエリア。遠くから見るとわかりませんが、近づいてみると、岩場に小さな植物たちが控えめな花を咲かせています。
高山植物の女王といわれるコマクサも。年配のご夫婦が「アルプスに登らなくても、こんな所で見れたのね。」と。シニア層に人気の登山ですが、ここなら安全に高山植物を楽しむことができます。
写真:東郷 カオル
地図を見る六甲高山植物園では様々な環境を再現し、多様な植物の姿を楽しめるような造りになっています。ロックガーデン・ヒマラヤ区・樹林区など、環境が違えばそこに生息する植物も違います。
中でもおすすめは湿性植物区。その名の通り、湿地を好む植物を見られます。湿地帯に木道が渡してあり、普段は見ることのできないような植物を湿地帯に入って間近に観察することができます。
写真はクリンソウ。花の形がお寺の塔の先端についている九輪に似ていることからこの名がついたとか。紅紫色の花が鮮やかな夏の花です。
写真:東郷 カオル
地図を見る六甲高山植物園には東入口と西入口の二ヶ所から出入りができます。東入口の外にエーデルワイスという山小屋風のカフェがありますが、西入口と園内にはカフェはありませんのでご注意ください。
散策途中で疲れたら一旦東入口から出て、カフェで休んでから再入場ということもできますので、入場券は捨てずに持っていましょう。
カフェには店内席とテラス席がありますが、是非テラス席に!テラス付近にはイロハモミジが多く見られ、初夏は新緑、秋には紅葉を楽しめます。
高山植物は暑さに弱いので、元気な姿を見るには朝の涼しいうちから出かけることをおすすめします。
入口で園内マップがもらえますが、開花状況にあわせておすすめルートが描かれていますので、参考にするのもいいでしょう。
六甲高山植物園へは、車だと西入口、バスだと東入口が便利です。
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(2024/12/12更新)
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