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https://pixabay.com/ja/photos/%E4%BB%8F%E6%95%99-%…ネパールといえば世界遺産に登録されている首都のカトマンズのほか、世界一高いエベレストを有するヒマラヤ山脈があることでも知られます。毎年多くの著名な登山家が訪れるほか、一般のトレッキング愛好者にも人気の国です。
一方で、登山道やトレッキングルートがある山間部の村々では昔から変わらぬ暮らしぶりも魅力の一つ。村人たちが日常的に食べているものに「タルカリ」と呼ばれるカレーがあります。シンプルな調理法で素朴な味わいのタルカリは、日本人の口にもぴったり。
ネパールに行けなくてもヒマラヤに行った気分を味わいたくて、タルカリを作ってみました。では、さっそく作り方をご紹介しましょう!
今回は、外国人ツーリストにも人気のチキンを使ったタルカリを作りました。
材料はいずれも日本のスーパーで手に入るものばかり。
<材料>(3〜4人分)
・鶏もも肉 約600g
(もも肉がおすすめですが、ムネ肉や骨つき肉など、部位はなんでもOK)
・玉ねぎ 1〜2個
・トマト 約1個
・ショウガ 適量(お好みの分量で)
・すりおろしニンニク 大さじ約1杯または生ニンニク2〜3粒(いずれもお好みの分量で)
・ターメリック 小さじ 2〜3杯
・クミンパウダー 大さじ1〜2杯
※クミンパウダーが無いときは市販のカレーパウダーでもOK。その場合はターメリックは使いません。
・食用油 大さじ約1杯(お好みの分量で)
・塩 小さじ約1〜2杯(お好みの分量で)
・唐辛子 適量(お好みの分量で。無くてもOK)
・米のとぎ汁または水 約180CC(お米の計量カップで1合分です)
・パクチー 適量(お好みの分量で。無くてもOK)
ヒマラヤ地方でも、地域や家庭によって作り方は異なります。今回は、以前にネパール東部にホームステイした家のアーマ(ネパール語でお母さん)に教わった作りかたをもとに作ってみました。
では、さっそくトライ!
1、フライパンまたは鍋を中火にかけ、熱する前に油を入れてすぐに唐辛子を投入。こうすると唐辛子が焦げにくくなります。
ただ、お子さんも食べる場合や辛い味が苦手な人は唐辛子は入れなくても大丈夫です。
2、油が熱してきたら鶏肉を入れて、やや強火にして炒めました。
3、鶏肉の表面に火が通ったらターメリックを入れて、肉にまんべんなく混ざるように炒めました(市販のカレーパウダーを使う場合は、ここではまだ入れません)。
ネパールではターメリックにはよく火を通した方がいいとされています。ホームステイ先のアーマはよく油が熱したらすぐにターメリックを投入して炒めてましたが、それだと焦げやすいので、この日は鶏肉のあとで入れることしました。
4、くし切りにした玉ねぎと、せん切りにしたショウガ、すりおろしニンニクを入れてよく炒めました。生ニンニクの場合は、皮をむいて包丁などで軽くつぶすか、みじん切り又はスライスして使いましょう。
日本でカレーなどを作るときは、まず最初に玉ねぎや薬味を炒めることが多いと思いますが、ヒマラヤ地方では肉を先に炒め、そのあとで玉ねぎや薬味を炒めていました(玉ねぎをクタクタになるまで炒めるという概念はあちらでは無いです)。
ちなみにネパールではレッドオニオンが広く使われているので、この日もそうしてみました。ただ日本で一般的な白玉ねぎでも全然OKです。かえって白玉ねぎの方が甘さが出て、より日本人好みの味になると思います。
5、玉ねぎに火が通ったら、クミンパウダーを入れてしばらく炒めました。
市販のカレーパウダーを使う場合は、ここで投入するといいようです。
6、焦げそうになるので火を弱め、米のとぎ汁または水を少し入れてかき混ぜながら1〜2分ほど炒めました。
カレーのいい香りがただよってきて、早くも食欲が増します。
7、塩を入れて、全体にいきわたるように混ぜます。
8、残りの米のとぎ汁または水を全部入れ、フタをして弱火で3〜4分ほど煮ました。
米のとぎ汁を入れるのは多少のとろみとコクを出すためで、ネパールの伝統的な調理法だそうです。
9、火を強火にし、ざく切りにしたトマトを入れて軽く炒め、フタをしてさらに1分ほど煮ました(煮汁がすくなっているので、焦げそうな時は火を中火にしましょう)。
トマトを入れることで、甘みと酸味が出るんですね。ただ、トマトが苦手なかたは入れなくてもOKですよ。
10、火を止めたら、仕上げに細切りにしたパクチーを入れて手早く混ぜ、すぐにフタをして10〜20秒ほど蒸らせば完成!
スパイシーないい香りが部屋中にただよっていて、もう食欲マックス!!
ネパール人はゆで卵が大好きなので、付け合わせに添えてみました。
また、現地では温かいご飯にヨーグルトをかけて食べたりしますが、日本人的にはちょっと、、、。そこで、ヨーグルトはデザートがわりに盛りつけました。
食後にはネパール風ミルクティーのチャイが欠かせません。家にチャイ用のスパイスが無かったため、やや濃いめで甘めのミルクティーを作ってシナモンをかけて代用です。現地風に耐熱ガラスのコップに注げば、気分はすっかりチャイ!
肝心のカレーのお味はというと、肉の旨みとスパイスがマッチして、ついついおかわり! もちろん、ビールとの相性も抜群です!
一般的な日本のカレーは欧風カレーがベースになっているので、コクやまろやかさなどが重視されますが、ネパールの山間部で食べられているカレーはずっとシンプルで素朴な味わい。そのぶん飽きがこないといえます。
そしてネパールに行ったことのある人はもちろん、一度も訪れたことのない人でもどこか懐かしい味わいがするから不思議です。
素材は肉や魚、野菜などなんでもあいます。材料や作り方などはお好みでアレンジして、「我が家のヒマラヤカレー」をぜひ作ってみてください。
美しいヒマラヤ山脈の画像などをみながら味わえば、トレッキング道中の宿や食堂でいただいているような気分になれるかもしれません。
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