まず初めに「長勝寺 奥之院西ノ瀧」へのアクセスについてご説明します。
「長勝寺 奥之院西之瀧」は大麻山のかなり山頂付近に建っており、歩いて向かうには軽い登山に行くぐらいの覚悟が必要となります。
そのため、お遍路で訪れる方を除けば基本的に車で向かうことが前提になるでしょう。
しかし自家用車の場合、小豆島へ向かうフェリーに車を乗せる必要があったりと色々面倒です。
タクシーやバスを利用する手もありますが、広い小豆島内で他にも有名なスポットを周りたいと思ったときにあまり自由がききません。
そのため、小豆島内での移動には自由に自分のペースで移動できるレンタカーの利用をオススメします。
またレンタカーを利用する場合、小豆島には玄関口として多くの港がありますが、その中でも特に土庄(とのしょう)港からのアクセスが好ましいです。土庄港は新岡山港(本州側)、高松港(四国側)からのアクセスが良く、港周辺で一番レンタカーを利用しやすいためです。
レンタカー情報を含む、小豆島内の交通情報については小豆島旅ナビ(ページ下部にリンク有)を参照ください。
土庄港から「長勝寺 奥之院西之瀧」へは車で約45分の距離です。
「長勝寺 奥之院西之瀧」へのルートは一本しかないので迷うことは少ないでしょう。
ただし、途中から山道を通ることになるのですが、この山道が曲者で道の大部分は車が2台同時に走れないくらい細く、それに加えてつづら折りになっています。
特に大きめの車で向かう場合には車のすれ違い時の接触事故、脱輪等にお気をつけ下さい。
しばらく山道を登って行くと写真の様な開けた場所に出ますがこちらが駐車場になります。
ここからすぐに参道となりますので車を停めたら歩いて向かいましょう。
「長勝寺 奥之院西之瀧」の参道は長い階段になっており、横に立ち並ぶ燈篭が独特の雰囲気を醸し出しています。
この階段を登っているときに振り返れば池田湾を眼下に一望することができます。この素晴らしい景色は是非直接訪れて自身の目で御覧ください。
階段を登り終えると境内になります。
まず眼に入るのは断崖に沿うように建つ朱い建物でしょう。
この建物は護摩堂でここからの眺望は絶景です。
ひと通り境内を見て回りつつ護摩堂を目指しましょう。
「長勝寺 奥之院西ノ瀧」の境内には岩窟があります。
境内に岩窟のある社寺は珍しいのではないでしょうか。是非、冒険気分で入ってみましょう。
岩窟内を少し歩いて進むと奥には湧き水が貯まっており、その湧き水は大師の加持水、龍水と呼ばれています。
この湧き水には面白い由来があります。
その昔、この周辺の村で農作物が荒らされ村人たちが困り果てていたところ弘法大師空海が村を通りかかりました。
空海は大麻山に住む龍が畑を荒らしていると村人に伝えると石で壺を作り、そして山に登ってこの壺に龍を閉じ込めました。
空海はこの龍に八大龍王という名前を与え、仏法を守護するように諭しました。
すると壺から水が湧き出て滝となり、その後、村の作物は豊かに実り、いつしかその水は大師の加持水、龍水と呼ばれるようになったーーー
写真に映る龍水は以上のような由来を持つとてもありがたい水ですので一口頂いてご利益に与りましょう。
護摩堂からの眺望は天空の霊場と言う名に相応しくとても素晴らしいです。
瀬戸内の海や小豆島を一望することができ、同島の有名スポットでもあるエンジェルロード(写真中央部)も眼下に収めることができます。
ちなみに筆者が訪問した時期は夏になりますが、この時期は空気中の水蒸気が多いため写真のように霧がかかり遠くまで見渡せない日もありますので訪れる日の天候は要チェックです。
龍水、護摩堂からの絶景といった魅力のある「長勝寺 奥之院西ノ瀧」ですが、実はご住職もとても魅力的です。
こちらのご住職はとにかく気さくでユーモアたっぷりのとてもあたたかいお人柄の方ですので訪れた際にはお話をしてみてください(むしろご住職の方から積極的に話しかけてくれるかもしれません)。
お寺にまつわる話などをとても親切に面白く説明してくれます。
また、時間帯(17時前後)によってはご住職の吹く法螺貝の音を聞くこともできます。
護摩堂からの絶景を眺めながら聞く法螺貝の音は心に染み渡りますよ。
龍水、護摩堂からの絶景、そしてご住職と魅力あふれる「長勝寺 奥之院西ノ瀧」、是非一度癒されに訪れては如何でしょうか。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/1/18更新)
- 広告 -