非日常の感動を!岐阜「金華山」ナイトハイキングで夜景鑑賞

非日常の感動を!岐阜「金華山」ナイトハイキングで夜景鑑賞

更新日:2020/06/01 17:40

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
都市部の展望台から見ることの多い夜景ですが、実はマニアの間で密かに人気を博しているのが、軽登山をして夜景を見る「ナイトハイキング」。町中から見るのとは異なり、大スケールの夜景を鑑賞できるのが特徴です。岐阜の中心部、岐阜城が立つ「金華山」は、その人気スポットの一つ。遊歩道がよく整備され、山頂まで往復1時間という短さなので、初心者でも気軽に挑戦可能!そして山頂に到着すれば、感動の絶景が待っています。

日没間際に登山開始!岩戸公園から最短ルートで

日没間際に登山開始!岩戸公園から最短ルートで

写真:土庄 雄平

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幾つもの登山ルートを有する「金華山」ですが、ナイトハイキングに好んで使われるのは、岩戸公園から山頂へと続く「東坂ハイキングコース」。山頂まで往復約2km/徒歩約1時間(登り40分/下り20分)という最短ルートを取っており、途中迷う箇所が少なく、道がしっかり整備されているため、初心者でもトライしやすいのがポイントです。

さて、ナイトハイキングの鉄則は、明るいうちに展望スポットへ辿り着くということ。これで登山行程の半分はリスクが減らすことができ、帰りは基本的に行きに通った道を戻るので安心感が増すというメリットがあります。

日没間際に登山開始!岩戸公園から最短ルートで

写真:土庄 雄平

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それでは金華山ドライブウェイの入り口に当たる岩戸公園の無料駐車場へ車を停めたら、登山開始!

まず前半、途中の妙見峠までは、静かな樹林帯歩きになります。傾斜も緩やかでウォーミングアップと言える区間です。これから夜に向かっていく一方で、自分は山頂を目指しているんだ!という非日常感を楽しみながら、軽快に進んでいきましょう!

手軽で面白い「東坂コース」!途中には野趣あふれる岩場も

手軽で面白い「東坂コース」!途中には野趣あふれる岩場も

写真:土庄 雄平

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入山から10分程で「妙見峠」へ到着。ここで三つに分岐しているので、山の上へ伸びていく道を選択します。ここからが金華山登山の核心部!しばらくは階段を進むことになり、ここが頑張り時です。

手軽で面白い「東坂コース」!途中には野趣あふれる岩場も

写真:土庄 雄平

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そして途中、岩尾根と遊歩道にコースが分かれます。どちらを選ぶかは自由ですが、行きは岩尾根・帰りは遊歩道を使うのがオススメ!なぜなら岩尾根では、全身を使ったアスレチックな登山が楽しめるから。

一見危なそうに見えるものの、しっかり注意すれば危険はなく、単調になりがちな低山ハイキングを冒険心掻き立てる内容へ変えてくれます。

手軽で面白い「東坂コース」!途中には野趣あふれる岩場も

写真:土庄 雄平

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また途中、岩尾根の途中から岐阜市街や、少し遠く名古屋の中心部まで望むことができます。緑あふれる山肌を伝って町へ吸い込まれるようなパノラマは必見!この景色の素晴らしさも岩尾根を選んでほしい理由の一つです。

また岩尾根と遊歩道は並行しているため、行きと帰りで同じコースを使わなくても、道に迷う心配はありません。

感動的な夜景!金華山山頂で味わう非日常の時間

感動的な夜景!金華山山頂で味わう非日常の時間

写真:土庄 雄平

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登山開始から40分ほどで山頂へ到着!山頂付近は、岐阜城を中心に公園として整備されており、先程の山道からガラリと様相を変えます。そして天守閣の傍らから、長良川と岐阜市街を俯瞰するダイナミックなパノラマを見渡すことが可能です。

いよいよここからが「金華山ナイトハイキング」のハイライト!まず、西にそびえる池田山・伊吹山方面へ夕日が沈んでいくシーンを迎えます。茜色に染まる空が美しく、一日が終わっていくという、どこか感慨深い時間に浸りましょう。

感動的な夜景!金華山山頂で味わう非日常の時間

写真:土庄 雄平

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そして日没から30分ほど、心地よい夜風に吹かれながら、真っ暗になるまで待てば、その先には岐阜市街の美しい夜景が!トワイライトが残り、点在する小さな家々の明かりが合わさって、光量抜群の引き込まれる絶景を見せてくれます。その一つ一つの明かりは、まるで宝石のよう!

感動的な夜景!金華山山頂で味わう非日常の時間

写真:土庄 雄平

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そしてその一方で、もう反対側から景色を眺めれば、岐阜から一宮へ至る主要国道を中心に、光量抜群の景色が広がります。目を凝らせば名古屋まで遠望でき、濃尾平野の雄大さを感じられるはず。

それでは金華山山頂で、非日常の時間と美しい夜景を味わったら下山です。ライトを必ず付けて、元来た道を戻りましょう!妙見峠のみ少し迷うかもしれませんが、下っている道を選べば大丈夫。電波が通じているので不安であれば、GPSで現在地を確認するとベターです。

「金華山ナイトハイキング」は非日常の冒険!

「金華山ナイトハイキング」は非日常の冒険!

写真:土庄 雄平

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日中には多くのハイカーに好まれる金華山ですが、実は「ナイトハイキング」という楽しみ方もあります。特に今回紹介した「東坂ハイキングコース」を使えば、初心者でもリスク少なく非日常な山歩きと、登った人しか見ることのできない感動的な夜景を鑑賞することが可能です。

とくに岐阜方面のトワイライト夜景は、うっとりと眺めてしまう宝石のような美しさ!ぜひライトを必ず携行し、金華山ナイトハイキングへ挑戦してみてはいかがでしょうか?

金華山の基本情報

住所:岐阜県岐阜市槻谷
アクセス:岐阜各務ヶ原ICから岩戸公園まで車で20分、岩戸公園から東坂ハイキングコース往復で山頂まで約1時間。

※備考
・懐中電灯などライトは必須です。
・スニーカーなど歩きやすい服装を心がけてください。

2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/05/24 訪問

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