特別天然記念物 雷鳥にも会える!パワースポット 立山

特別天然記念物 雷鳥にも会える!パワースポット 立山

更新日:2014/06/03 18:32

立山は日本三霊山の一つで、古くから山岳信仰の対象とされてきたパワースポット。山頂周囲はガスが噴出し、熱湯の沸き返る地獄谷や、青々と澄んだみくりが池、高山植物が咲き誇る湿原の弥陀ヶ原など、多様で美しい景色!
また運がいいと、特別天然記念物の雷鳥にも会えます。
立山黒部アルペンルートを使うと丸一日で立山を楽しむこともできますが、ルートの途中で一泊すればさらにパワー全開になること間違いなし!

雪解け水を豪快に放水!黒部ダム!

雪解け水を豪快に放水!黒部ダム!
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立山黒部アルペンルート、長野県側の玄関口は、大町市扇沢。扇沢からは、石原裕次郎主演の映画”黒部の太陽”の舞台にもなった関電トンネルをトロリーバスで進みます。特に難工事となった破砕帯では、今でも4度の冷たい水が湧き出て、トンネル内も水浸しです。
トンネルを抜け出ると、黒部ダムが待ち構えます。ダムの堤防を歩きながら下を見下ろすと、その高さには絶句!さらに、毎年6月26日から10月15日までの期間中は放水を行っており、水煙をあげながらものすごい勢いで水が放出されます。放水時の迫力はまさに圧巻!晴れていると水しぶきの中に虹も見えます。

周りの山々は日本アルプスの真っただ中にあって、急峻で高く、初夏だとまだてっぺんには雪が残り、一段ときれいです。なお、くろよんダム周辺は、夏でもまだ長袖が必要なくらいの気温なので、Tシャツでいらっしゃる方は、羽織りものをお忘れなく。
アルペンルートの玄関口、扇沢への交通手段ですが、2012年4月より、新宿発の高速バスが扇沢まで直通運行を開始しました。東京方面の方は、さらに便利に!

いよいよ、アルペンルートの最高地点、室堂へ!

いよいよ、アルペンルートの最高地点、室堂へ!
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黒部ダムから、ケーブルカーに乗って黒部平へ、さらにロープウェイを乗り継いで、大観望に到着すると、そこはもう標高2316m。振りかえって、黒部ダムのある黒部湖を見ると、もうそこははるか眼下!標高の高さを感じさせます。
さらに、立山トンネルトロリーバスで標高3015mの山頂の下を抜けると、アルペンルートの最高地点、室堂に到着!室堂は、アルペンルートの最高地点であるだけでなく、アルペンルート最大の規模を誇るレストランや、コーヒーショップ、展望テラス、さらにはホテルなど、施設が充実しています。

みくりが池や、立山山頂への遊歩道も整備されており、立山の観光の起点にもなっています。
ただし、トレッキングに際しては、いくら整備されているとはいえ、足場が悪いところも所々にあり、初夏ではまだ雪が残るところも多数あるので、しっかりした運動靴を準備しておきましょう。

室堂から臨む立山の景色も荘厳です。立山の景色にパワースポットの威厳を感じながら、立山の雪解け水で入れたコーヒーを飲むのも、いいでしょう。

特別天然記念物、雷鳥に会って、さらにパワー充填!

特別天然記念物、雷鳥に会って、さらにパワー充填!
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雷鳥は国指定の特別天然記念物であり、立山をはじめとした高山に通年に渡って生息しています。国内での生息数はわずか3000羽程度といわれていますが、アルペンルートを結ぶ、長野・富山両県の県鳥にも指定され、愛される存在です。
しかし、近年の温暖化に伴いその生息域はさらに狭められており、将来はその絶滅が危惧されています。

立山では、室堂やみくりが池の周囲でしばしばその姿を見ることができますが、もともと寒冷な地域を生活圏とする鳥であるため夏場の暑さには弱く、真夏はハイマツの下などに隠れてしまうため、夏山シーズン開始直後の初夏が一番見ごろかもしれません。
天然記念物の雷鳥に会えれば、さらにパワーが充填されること、間違いなしでしょう!!

徒歩でしかいけない、日本一高所の天然温泉、みくりが池温泉!

徒歩でしかいけない、日本一高所の天然温泉、みくりが池温泉!
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室堂から徒歩で約12分、みくりが池を右手に拝みながら進むと、立山を望む絶景の中に、みくりが池温泉があります。
温泉につかって窓から下を見下ろすと、そこは湯気がもうもうと湧き出る地獄谷。実は、このみくりが池温泉は地獄谷が源泉です。なお、温泉は無加水無加温の白く濁る硫黄泉で、山を歩いた疲れも十分に癒されます。

日帰り入浴は 午前9時から午後4時、宿泊者は午前8時〜9時の清掃を除いた23時間いつでも、ゆったり山を眺めながら温泉でくつろげます。なお、男女別の温泉になっています。
温泉のあとは、併設のレストランや、喫茶みくりで飲食ができ、ゆっくりと立山の景色をみながらくつろぐことができます。
温泉のあとの、立山の雄大な景色を見ながらのビールを一杯、なんて、最高ですね。パワー全開になりそうです!

雲海に沈みゆく夕陽を眺めながらくつろぐ、弥陀ヶ原ホテルでのひと時

雲海に沈みゆく夕陽を眺めながらくつろぐ、弥陀ヶ原ホテルでのひと時
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アルペンルートは、室堂から立山高原バスにて富山県側に下ります。
急峻な山々をロープウェイやトンネルで越えてきた長野県側と異なり、富山県側では、広いなだらかな平原が拡がり、所々に湿地帯が点在します。
室堂から20分ほど下った弥陀ヶ原は、南北2km、東西4kmにわたり広がる大きな湿地帯で、夏になると高山植物が美しく咲き誇るほか、色鮮やかなチョウが多く生息しています。
2012年7月には、世界的に貴重な湿地を保全する、“ラムサール条約”に登録されました。

また、弥陀ヶ原はアルペンルート内でも、雲海を望む絶好のポイント。ちょうど西側には富山湾を望み、眺望が開けているため、遠く富山湾の雲海に沈む夕日は、えもいわれぬ美しさ。
昼間でも天気の良いときは、湿地の遠く向こうに富山平野・富山湾を見下ろすことができ、弥陀ヶ原ならではの景色を楽しめます。
湿地は広く木道が整備されていますが、6月頃までは、まだ雪が残るところもあり、気温も平地に比べて低いので、服装や靴の準備は怠りなく。

ぜひ、パワースポット立山に出かけて、英気を養ってみては

パワースポットとして名高い立山には、数多くのエネルギーをもらえるスポットがあります。温泉に浸かり、絶景を楽しみ、さらに特別天然記念物の雷鳥に会えれば、もうパワー全開になること間違いなし! 
ぜひ一度、立山にいらして、日ごろの疲れを癒し、英気を養ってください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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