写真:江戸川 キヨエ
地図を見るハワイには、カメハメハ1世によるハワイ王国建国から1898年にアメリカ準州となるまで、約100年にわたって続いた王朝がありました。ビショップ博物館はカメハメハ王家の子孫バニース・パウアヒ王女を偲んで、夫の実業家チャールズ・リード・ビショップ氏が1889年に建てたもの。
パウアヒ王女が受け継いだ土地と財産、文化財をハワイの人たちのために使うようにとの遺志を継いで、この地にカメハメハ・スクールが創られ(後に移転)、敷地の一部が博物館となりました。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見るそんな王朝の歴史が見られるのが本館のカヒリルームです。ハワイ王族の権力の象徴である棒先が鳥の羽で飾られたカヒリが展示されています。カヒリはハワイ王国の紋章にも描かれている重要なもの。カヒリルームには歴代王の肖像画とともに略歴が説明され、ハワイ王国の家系図も見られます。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見る吹き抜けになった本館中央のハワイアンホールには、天井に吊るされたクジラやサメの模型が迫力満点。3階からはクジラ骨格など内部もみられる仕掛けがあります。同ホールでは古代ハワイアンの人々の文化と歴史、神話に関する貴重な品々が展示されています。
1階には古代のハワイ人が建設した聖域ヘイアウのジオラマ、ハワイの人が住んでいた伝統的な家が見られます。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見る1779年にキャプテン・クックがハワイに上陸した際、ハワイ島を治めていたカラ二オプウ(カメハメハ大王の伯父)から贈られた羽のマントとヘルメットも展示されています。このマントはカラ二オプウが身につけていたもので、2万羽もの鳥の羽根を集めて作られたという貴重なもの。ニュージーランド国立博物館から2016年より10年間限定で貸し出されています。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見るパシフィックホールでは、ポリネシアはじめ、ミクロネシアやメラネシアなど太平洋の島々に関する展示物も集められています。ポリネシア人も含む、アジアから太平洋に広がるオーストロネシアという語族の人々が、どのように島々に移動してきたのかも図解で説明。サモアやトンガ、ニュージーランドなど島ごとの模様のパターンの違いも示されていて、興味深いです。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見るキャッスル・メモリアル・ビルディングでは特別展も開催されています。サーフィンに関する展示では、博物館の収蔵品から19世紀の木でできたサーフボードや昔の写真が展示され、コレクションの幅広さが示されています。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見る館内にはハワイ料理「ハイウエイ・イン」のカフェも併設され、ハワイの伝統料理も楽しめます。蒸した豚肉カルアピッグと、タロイモから作られたポイやトマトとサーモンを混ぜたサラダのロミサーモン、ココナッツのデザートのハウピアがセットになったプレートランチで伝統の味を味わってみるのも良い経験です。サンドイッチなどの普通のカフェメニューもあります。
写真:江戸川 キヨエ
地図を見るほかにもビショップ博物館には火山や海などハワイの自然をテーマにした科学館のサイエンス・アドベンチャー・センターやプラネタリウム、固有植物のガーデンもあり、自然の面からハワイを知ることができます。朝空港に着いてチェックインまでの時間に訪問するのもおすすめ。ハワイアンホールでは約30分の日本語ガイドツアーも毎日行われています。
住所:1525 Bernice Street, Honolulu, Hawaii
電話番号: +1-808-847-3511
アクセス: ワイキキからタクシーなど車で約20分。TheBus2番、ワイキキトロリーのパープルラインで
空港からは車で混み具合により10〜20分
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/11更新)
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