エクアドルの首都キトから車で約3時間。アンデス山脈に沿って南下すると、長閑なアンデスの山々に囲まれた隠れ家的な場所に、今回ご紹介する荘園ホテル「アシエンダ マンテレス(Hacienda Manteles)」があります。
温泉地のバニョス、世界遺産のサンガイ国立公園内に位置する活火山のトゥングラウア山や、パッチワークの様に畑が山の斜面に広がるアンデスの山々、多種多様な動植物...などなど、風光明媚な地に囲まれた立地もこの荘園の大きな魅力の1つです。
こちらの荘園では、周辺の200ヘクタールもの雲霧林の自然保護にも努めており、生物多様性の国立公園、多数の滝、多種の鳥類観察、温泉など、この地に詳しい地元のネイティブガイドの案内で、訪れる事が可能です。
16室ある宿泊施設も、こうした自然環境に溶け込む様な木と石造りの建築。窓から見えるアンデスの自然の美しさ、人里離れた場所で自然の静けさを堪能出来る癒しの宿泊施設です。メイン棟から少し離れた戸建てのスイートルームもあり、ロマンチックを求めるカップルにもおすすめです。
写真:市川 芽久美
地図を見るメイン棟にあるダイニングでは、エクアドルのアンデス料理が提供されています。夜は、アラカルトで。アンデスのジャガイモのスープ(ロクロ・デ・パパ)を前菜にいかがでしょうか? フレッシュチーズやアボガドがトッピングされた昔からアンデス地方で飲まれているスープです。他にも荘園で採れた農作物を使ったメニューが豊富に揃っています。
朝食は、この荘園の牧場の牛乳、手製のフレッシュチーズなど、荘園でよく食べられていた典型的なデサユノ(スペイン語で朝食の意味)を。
写真:市川 芽久美
地図を見る朝晩冷え込むアンデスの山岳部。食後はダイニングの隣にある、リビングの暖炉で体を温めながら少し休憩を。昔の荘園の写真や、農具の展示などもされており、ノスタルジックな雰囲気になれる素敵な公共スペースです。荘園を訪れた他国からの旅行者との交わりも楽しいひととき。
写真:市川 芽久美
地図を見る宿泊施設の前には、広い大自然の庭が広がっています。朝は、こちらの牧場で飼われている牛の乳搾りを体験したり、自然の調和やハチドリの可愛らしく飛ぶ姿を見にお散歩はいかがでしょうか。運が良ければ、丘をゆっくりと歩くメガネグマを見ることができるかもしれません。
写真:市川 芽久美
地図を見るこの荘園では、アンデス料理教室、バードウォッチング、マウンテンバイク、乗馬、滝への散歩、リラクゼーションマッサージなど、リラックス体験や自然アクティビティーも提供しています。
エクアドルは、バーディングでは外せないデスティネーションとされるほど、多種多様な鳥類が生息しています。この荘園では、鳥類を含む動植物種の保護にも取り組んでおり、鳥愛好家の好んで訪れる荘園ホテルでもあるんです。
写真:市川 芽久美
地図を見るこちらの荘園滞在だけでも十分楽しめてしまいますが、周辺には是非訪れてほしいユニークなスポットもいっぱいです。バニョスの街にある温泉施設や、日本人の方には"ハイジのブランコ"とも呼ばれている「カサ・デ・アルボル (Casa de Albol)」。そして"悪魔の大釜"と何とも恐ろしい名前がつけられた迫力のある滝「パイロン・デル・ディアブロ(Pailon del Diablo)」。時間のある方は、こちらにも是非立ち寄ってみて下さい。
<カサ・デ・アルボルの基本情報>
住所:Runtun village, Banos 010151
電話番号:+593-98-053-5854
時間:6:30-19:00
<パイロン・デル・ディアブロの基本情報>
住所:Rio Verde Km 17, via Banos Puyo
電話番号:+593-2-233-8159 / 998-672-196
時間:8:00-19:00
エクアドルのアシエンダ「アシエンダ マンテレス」で、ユニークで美しいアンデスの自然と、スペイン統治時代から代々続く荘園の温かい暮らしを是非感じてみて下さい。
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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