火山でできた風光明媚な景色!インドネシアの避暑地「バンドン」

火山でできた風光明媚な景色!インドネシアの避暑地「バンドン」

更新日:2020/06/24 16:27

スズキ ミズエのプロフィール写真 スズキ ミズエ グラフィックデザイナー、一人旅女子ライター、世界の民族&お祭りマニア、火山と洞窟マニア
火山大国として有名なインドネシア。その火山で見られる景色や体験も他とはちょっと違う!

ジャワ島にある首都のジャカルタから3時間の「バンドン」は山に囲まれたインドネシアの避暑地。そこでは火口にできた白く輝く湖や地下から湧き出る泥温泉など見所がいっぱいです。バンドンの風光明媚な景色をご紹介します。

列車に乗ってバンドンへ!

列車に乗ってバンドンへ!

写真:スズキ ミズエ

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バンドンは西ジャワ州の州都で、標高がジャカルタよりも高く、涼しいのでインドネシアでは避暑地としても知られています。見所は中心部から約50キロ南。火山でできた白く輝く火山湖、その火山でできた温泉、そして延々と緑続くお茶畑です。

バンドンへはジャカルタから特急列車で約3時間弱。列車から見える棚田や鉄橋など、インドネシアらしい景色を楽しめます。

列車に乗ってバンドンへ!

写真:スズキ ミズエ

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イスラム教徒が多いジャワ島。車内の売り子もちゃんとヒジャブを被っている姿もインドネシアならでは!

白い湖“カワ・プティ”

白い湖“カワ・プティ”

写真:スズキ ミズエ

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“カワ・プティ(Kawah Putih)”とはインドネシア語でホワイト・クレーターという意味。標高2434mのパトハ山の火口にできた火口湖です。

クレーターへは駐車場からは専用のミニバンに乗り換えて頂上へ走ること5キロ。頂上の空気は一段と涼しく、かすかに硫黄の匂いもしてきます。

白い湖“カワ・プティ”

写真:スズキ ミズエ

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尾根伝いに続く遊歩道を進むと、眼下にはホワイトの湖が!実際には乳白色のブルーですが、光線の加減や硫黄の分量によって白く見える時もあります。

白い湖“カワ・プティ”

写真:スズキ ミズエ

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湖の水が引いた場所では、周辺の砂や木々、岩までもが真っ白に変色。湖の中から所々その白い木が見える姿はとても神秘的な世界です。

白く見える理由は、湖に含まれている石灰が木や岩に付着したもの。石灰が付着していない植物などは硫黄ガスによって酸化して真っ黒に変色。それだけ強いガスが発生しているということですね。滞在時間は15分までと決められています。もちろん湖も強い酸性なので、水に触れないでください。

<カワ・プティの基本情報>
住所:Jalan Raya Ciwidey Patengan Km 11 Lebakmuncang Ciwidey, Sugihmukti, Kec. Pasirjambu, Bandung, Jawa Barat 40972
電話番号:+62-812-2345-6911
営業時間:7:30〜17:00
入場料:15000ルピア
ミニバン運賃:7000ルピア(往復)

地元の人に愛される100%天然温泉

地元の人に愛される100%天然温泉

写真:スズキ ミズエ

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パトハ山は1600年代から噴火活動は見られていませんが、周辺にはいくつもの温泉が湧き出ています。家族で遊べる大きな滑り台があるアミューズメント的なものや、宿泊所が併設された温泉などもありますが、おすすめするのは、地元の人たちに愛されている天然温泉「チブニ・カワ・レンガニス温泉(Cibuni Kawah Rengganis)」です。

幹線道路から脇道を約750mほど川沿いに登って行くと、集落と大きな温泉浴場が目に飛び込んできます。山に囲まれた温泉はまさに秘湯!といった感じ。

地元の人に愛される100%天然温泉

写真:スズキ ミズエ

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温泉は川沿いから湧き出て、泥湯、打たせ湯、浅い子供も入れる浴槽、ちょっと深めの浴槽(二つ)と種類も豊富です。上流はかなりの高温で、お湯というより泥湯が湧き出ている感じ。そして下流では川の水と混ざって、ちょうど良い温度のお湯ができあがっています!

地元の人に愛される100%天然温泉

写真:スズキ ミズエ

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まずは上流で全身にミネラルたっぷりの泥を熱さと戦いながら塗ります。その後、下流の温泉でゆっくり浸かり、泥が取れていくのを待つというのが地元流。これを何度も繰り返したり、湯船でおしゃべりを楽しんだりする憩いの場です。週末はもちろん、平日でも多くの家族連れで賑わっています。地元の人と一緒に温泉を楽しめる場所です。村には食堂もあるので、温泉の後に軽食やお茶を飲むことも可能です。

ジャワ島はイスラム信者が多いので、女性も水着になることはありません。女性は服を着たままで入浴するので、あまり華美な水着は控えましょう。

<チブニ・カワ・レンガニス温泉の基本情報>
住所:Patengan, Rancabali, Bandung, West Java 40973
営業時間:24時間
入浴料:無料

ここの棚田はお茶畑

ここの棚田はお茶畑

写真:スズキ ミズエ

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インドネシアではコーヒーのイメージがありますが、実は中国、インドに続く、世界でも4番目にお茶の生産量を誇る国でもあるんです。そしてインドネシアのお茶の名産地がバンドンなのです。

特にカワ・プティからレンガニス温泉に行く通りには、左右に広大な茶畑が広がり、お茶畑をドライブしているみたい。こんなにお茶畑があるのは、火山でできた酸性の土壌がお茶の栽培に適しているため、バンドンが一大名産になっているのです。

いかがでしたか?バンドンはインドネシアで第三の経済都市。街の中心街にはおしゃれなカフェもあるので、一泊して街散策しても楽しいですよ。

バンドンの基本情報

アクセス:ジャカルタ・ガンビール駅からバンドン駅まで、特急で3時間9分(最短)

2020年6月現在の情報です。最新の情報などは公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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