モンゴル最大の祭典「ナーダム」相撲に弓馬、男たちの熱き闘い!

モンゴル最大の祭典「ナーダム」相撲に弓馬、男たちの熱き闘い!

更新日:2020/06/16 15:25

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
モンゴルの国技であるモンゴル相撲。モンゴルの男性にとって、その最大の晴れ舞台である、夏の祭典「ナーダム」で勝利することは民族の誇りであり、国民的英雄として最高の栄誉が与えられます。

相撲のほか、弓、競馬の3種競技が繰り広げられるナーダム。全国の猛者たちによる血湧き肉躍る熱き闘いは、相撲ファンや競馬ファンのみならずエキサイティングできるお祭りです。ぜひモンゴル文化を体感してみませんか?

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モンゴル最大の祭典「ナーダム」とは

モンゴル最大の祭典「ナーダム」とは

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日本の国技が古くから相撲であるように、モンゴルの国技もまた相撲。モンゴル相撲(モンゴル語では「ブフ」という)の起源は紀元前までさかのぼり、かつては祖先の霊を祀り、家畜がもたらす恵みや五穀豊穣を大地の神に祈る宗教儀礼の一つとして、また軍事訓練の意味でも行われていました。

やがてモンゴルの男性にとって相撲で勝利を上げることは民族の誇りであり最高の栄誉となっていきます。その頂点を極める最大の晴れ舞台が「ナーダム(Naadam)」。モンゴルの革命記念日に当たる7月11日から3日間にわたり開催され、「男の3種競技」といわれる相撲、弓、競馬で全国各地から選ばれた猛者らが力と技を競い合います。

モンゴル最大の祭典「ナーダム」とは

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首都ウランバートルで開催されるナーダムは国家主催による国内最大の祭典。全国から選ばれた精鋭らが国立中央スタジアムに集結し、何万人もの観客と外国の報道陣らであふれかえる世界的なイベントの一つとなっています。

初日となる7月11日はモンゴル文化の粋を集めた盛大なオープニングセレモニーが開催されます。スポーツと文化が融合したこの祭典は2010年、世界遺産ユネスコの無形文化遺産に登録されました。

それでは、具体的にナーダムの3種競技「相撲、競馬、弓」について見ていきましょう。

男たちの誇りと栄誉を賭けた熱き闘い「相撲」

男たちの誇りと栄誉を賭けた熱き闘い「相撲」

写真:Mayumi Kawai

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ナーダムでもっとも盛り上がるのは「相撲(ブフ)」。全国21県から選ばれた500人以上の力士たちが手に汗握る名勝負の数々を披露します。

ちなみに、モンゴル相撲の勝敗は日本とは少し異なり、肘、膝、肩、背中、頭が地面に着けば負けですが、手のひらが着いても負けにはなりません。また土俵がないため突き出しや押し出し、寄り切りもなく、時間制限もないため勝敗を決めるのに時間がかかることもしばしばです。

男たちの誇りと栄誉を賭けた熱き闘い「相撲」

写真:Mayumi Kawai

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モンゴル相撲の試合では、頭に「マルガイ」という中央が尖った伝統の帽子をかぶり、胸の大きく開いた長袖シャツの「ゾドグ」とショートパンツの「シューダグ」、足元にはつま先が反り返ったモンゴルブーツを着用するのが一般的です。試合前に帽子を審判に預け、勝利した者だけに審判から帽子をかぶせてもらいます。

ちなみに、モンゴル相撲には階級や番付がなく、トーナメント方式で対戦していきます。

男たちの誇りと栄誉を賭けた熱き闘い「相撲」

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勝負のはじめは両者ともに大きく手を広げて「鷹」を示し、勝負の後、勝利した者が「鷹の舞」を踊り、負けた者はその手の下をくぐって負けを認めます。

モンゴル相撲に階級はありませんが、優勝者には日本の横綱ともいえる「アルスラン(獅子)」という称号が、二度以上優勝すると「アヴァルガ」の称号が与えられます。日本の横綱・白鵬関の父・故ムフンバト氏は1968年のメキシコ五輪のレスリング銀メダルリストであるとともに過去6度のナーダム優勝者であり、元横綱関・朝青龍関の兄であるスミヤバザル氏もまた元五輪選手でかつアヴァルガの称号が与えられています。

子どもたちが主役!草原を駆け抜ける「競馬」

子どもたちが主役!草原を駆け抜ける「競馬」

写真:Mayumi Kawai

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三種の競技のうち、競馬の主役は小さな子どもたちです。騎馬民族であるモンゴル人にとって馬はかけがえのない存在。彼らの生活は常に馬とともにあり、子どもは馬上で育つともいわれています。

騎手に選ばれるのは主に6歳から12歳までの子どもたちで、レースは2歳馬、3歳馬、4歳馬、5歳馬、6歳以上馬、種馬に分けられ、馬の年齢に応じてレースの距離が決められています。たとえば、2歳馬は約15km、6歳以上は約30kmにもなり、数百頭の馬が一斉に草原を疾走する姿は壮観です。

子どもたちが主役!草原を駆け抜ける「競馬」

写真:Mayumi Kawai

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競馬の中で一番注目されるのは2歳馬のレースで、優勝の馬と一緒に最下位の馬にも「来年こそは一番早い馬になりなさい」という願いを込めて賞が与えられます。なかなか微笑ましいですね。

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老若男女が腕を競う「弓技」

老若男女が腕を競う「弓技」

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弓技に限っては、男女年齢問わず参加が可能となっています。的までの距離は、男性は75m、女性は60m、17歳以下の男子は年齢×4kmで女子は年齢×3kmと決まっています。競技は個人戦と団体戦があり、的に命中した数を競い合います。優勝者には「メルゲン」という弓名人の称号が与えられます。

ナーダムは地方が面白い!

ナーダムは地方が面白い!

写真:Mayumi Kawai

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実はウランバートルだけでなく、モンゴル全土の地域や村単位でナーダムは開催されます。ウランバートルの規模には遠く及びませんが、ときには小さな男の子や細身の青年まで村の男子総力戦で競技が繰り広げられ、その白熱した闘いが間近で鑑賞できるのが地方ナーダムの面白いところです。

ちなみに、ウランバートルのナーダムは毎年7月11日〜13日と決まっていますが、地方ナーダムは厳密に開催期間が決まっておらず、おおむね6月下旬から7月上旬といわれています。各地の開催情報はその村の出身者や知り合いづてで知り得るなど外国人観光客には少しハードルが高いですが、宿や現地旅行代理店などに相談して運良く入手できたらラッキーです。

ナーダムは地方が面白い!

写真:Mayumi Kawai

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地方ナーダムの鑑賞はもちろん無料。外国人観光客も気軽に鑑賞でき、屋根のある貴賓席に招かれ、馬乳酒やつまみでもてなされることも。また外国人であっても男性は衣装を借りて試合に参加できることもあります。そんなチャンスが訪れたら是非参加してみてくださいね。

ナーダムは地方が面白い!

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地方ナーダムのもう一つの利点は、この雄大な空と大地に囲まれながら開放的な気分で観戦を楽しめるところ。またモンゴル遊牧民の何気ない日常も垣間見られ、ゲルテントではモンゴルのローカルグルメが楽しめます。

モンゴル平原の風に吹かれて遊牧民の文化を感じませんか?

ナーダムが開催される6、7月はモンゴルにとって気候も穏やかで一面緑に覆われたベストシーズン。馬で草原を駆け抜け、伝統のゲルに宿泊できる遊牧民体験はモンゴル旅ならでの醍醐味。ぜひ夏に訪れて、祭りと遊牧民の生活に触れて、モンゴル文化を肌で感じてみませんか?

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/07/10 訪問

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