写真:Ise Shinkurou
地図を見る倶利伽羅山不動寺は、今から1300年前、インドの高僧・善無畏三蔵法師によって開かれた古刹。倶利伽羅峠山頂にある本堂は、全国でも珍しい黒龍が巻き付いた剣を持つ「倶利伽羅不動明王」をご本尊としています。
この歴史ある倶利伽羅不動尊は、千葉の成田不動尊、相模の大山不動尊とともに、日本三大不動尊。年間を通じ全国から多くの参詣者が訪れます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る倶利伽羅峠山頂に「山頂本堂」が、そして車で10分ほどの竹橋地区に「西の坊鳳凰殿」があります。
かつてこの地域には、弘法大師創建の七堂伽藍がありました。現在、平成10年伽藍復興事業により、阿弥陀堂、三仏堂、不動堂からなる「西の坊鳳凰殿」が、復興されています。
西の坊鳳凰殿は、樹齢千年の檜を使った左右75メートルの総木造寝殿造り。荘厳でとても優雅な建造物です。
主殿となる三仏堂には、不動明王・薬師如来・千手観音が奉られ、地下の「戒壇巡り」(有料)も出来ます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る鳳凰殿の敷地内には、大高炉・弁天堂などが、寝殿造りの様相で建てられています。少し趣の変わったお堂ですので、是非ゆっくりと楽しんで下さい。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る鳳凰堂は建物だけでなくその庭園も見所がいっぱい。寝殿造りならではの優雅で華やかな日本庭園は、いつ訪れても四季折々の花々が心を和ませてくれます。
また中央に配置された池は「心」の文字を表します。本殿の渡り廊下から望むと、その形がよく解りますよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る広い境内の所々に置かれている石の仏様も素敵です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る少し変わった「一願成就」の絵馬もお薦め。御利益があると参詣者に人気の絵馬で、絵馬掛けに結ぶだけでなく、中央の丸いお札をお守り袋に入れ持ち帰ります。
絵馬の一部を身近に持ち歩くことで、不動明王への願い事を常に心に浮かべます。あなたの願いを一つ書いて奉納してくださいね。
<鳳凰殿の基本情報>
住所:石川県河北郡津幡町竹原クー128
電話番号:076-288-1828
アクセス:北陸自動車道小矢部ICより車で30分
開門時間:9:00〜17:00
写真:Ise Shinkurou
地図を見る鳳凰殿から車で10分ほど山を登ると「山頂本堂」。本堂への参道は二カ所あります。お薦めは、交通祈願殿横から登る屋根のある参道。階段が続きますが、比較的緩やかなので登りやすいからです。
小鳥のさえずりを耳にしながら、木々に囲まれた参道を登ると、途中には「水掛不動」が。
倶利伽羅ならではの歴史を感じながら歩く素敵な参道です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る全国でも珍しい黒龍の剣を持つ黒いお顔の不動尊。普通、不動明王のお姿は厳しく怖いイメージがありますが、倶利伽羅不動尊のお姿は、迫力はありながら、どこか慈悲深い観音様のよう。
一度目にしたら忘れられない不動明王。倶利伽羅峠山頂本堂は癒やしのパワースポットですね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る源平の戦いの舞台となった「倶利伽羅峠」。ここは木曽義仲による、牛の角に松明ををくくりつけた戦法「火牛の計」で有名な戦地でもあります。
源平の時代から令和まで、永い年月が流れてもなお、峠から望む立山連峰は変わりない絶景です。お参りの後には本堂横の展望台に立ち寄り、古の人々も眺めたであろう美しい立山連峰を楽しんでくださいね。
<山頂本堂の基本情報>
住所:石川県河北郡津幡町倶利伽羅リー2
電話番号:076-288-1451
アクセス:小矢部ICより車で20分
営業時間:9:00〜16:00
古戦場でも知られる倶利伽羅峠、慈悲のまなざしで見つめる珍しい不動明王。倶利伽羅山不動寺は歴史感たっぷりのパワースポットです。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
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