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写真:岡本 大樹
地図を見る山犬嶽(やまいぬだけ)というのは、徳島県の中央部に位置する標高約1000mの山のことを指します。それほど全国的に有名ではありませんが、徳島県では指折りの苔スポットとして知られ、多くの人が訪れる場所。
苔は自生しているもので一年中見ることは可能ですが、見頃というものも存在します。オススメなのは梅雨時期から初夏にかけて。最も苔の緑が強くなり、より生命力が感じられる季節なのです。
写真:岡本 大樹
地図を見る屋久島の白谷雲水峡など、国内にはいくつもの有名な苔スポットがありますが、山犬嶽もかなり見応えがあります。
アクセスがあまり良くない場所ではありますが、その分秘境感が強くまだまだ穴場のスポットなので、苔好きさんにはぜひ一度足を運んでもらいたいところ。
写真:岡本 大樹
地図を見る山犬嶽=苔スポットとして人気がありますが、実際は山の名前であり苔の群生地はその中腹にあたります。
そのため、道中はかなり急勾配の山道を歩くことになります。本格的な登山道具が必要というほどではありませんが、歩きやすい格好をするのはもちろん、地図などはあらかじめ揃えておきましょう。
下記リンクの公式サイトに地図が載ってるので、ダウンロードしておくことをオススメします。(山の中は電波が届かない可能性が高いのでご注意)
写真:岡本 大樹
地図を見る山犬嶽の登山道は大きく分けると二つ。登山口からまっすぐ苔群生地に向かえば30分くらいで最大の見所まで辿り着きます。その間、少しずつ苔むした石や地面がふえていくので、ワクワクもどんどん大きくなることでしょう。
写真:岡本 大樹
地図を見る最大の苔群生地までたどり着けば、前後左右を取り囲む一面の緑を楽しむことができますよ。ここまでのハードな道のりもモフモフの癒し効果で、完全回復!とまではいかないまでも、きっと充実感いっぱいで苔を楽しめるはずです。
写真:岡本 大樹
地図を見る苔は広範囲に見られるのでそれを堪能して帰ってもいいのですが、もし体力があるなら、そのまま山頂まで登ってみるのも山犬嶽の楽しみ方の一つと言えます。
山犬嶽の頂上は標高977.2メートル。残念ながら木に囲まれているため、展望を楽しむことはできませんが、登りきったという達成感はもちろん味わえますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見るまた山頂付近は苔の見どころと少し自然の様子が違っています。こちらは倒れた大木から新しい芽がふいている様子が神々しく、またその形からまるで動物のような生命力を感じられます。
この周辺は常に手入れされているわけではないので、タイミングによってどんな自然と出会えるかは変わってきますが、ぜひ周辺を探索してあなたの気になる風景を写真に収めてみてください。ただ、山頂より奥は道が作られておらず、危険を伴うため進まないようにご注意ください。
写真:岡本 大樹
地図を見る他にも山犬嶽ではミニ八十八ヶ所参りもできます。四国といえば弘法大師が巡り、そのゆかりあるお寺(札所)をめぐる「お遍路さん」が有名ですが、山犬嶽では八十八ヶ所に地蔵がいて、順番に巡ることができるのです。
一番は頂上と苔群生地の間にある東光寺の近くから始まります。
写真:岡本 大樹
地図を見るお地蔵様たちは岩の下に隠れていたり、裏手に回らないと見えないところもあるので、ちょっとした宝探し気分で楽しんでみてはいかがでしょう。
もちろんミニとはいっても八十八ヶ所もあるということで、かなり骨が折れ時間もかかりますが、苔を楽しみながらチャレンジしてみてください。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに山犬嶽には、八十八ヶ所地蔵とは別に祠などがいくつも置かれています。こちらは石鎚神社の祠が上にある巨大な岩。周辺の木々と一緒に苔むしている様はかなり迫力があり、神秘的なのでぜひチェックしてほしいもの。
岩の上に登るには、こちらの写真からは裏手になる場所にかけられた鎖を使う必要があります。登山に慣れている方なら問題ないかもしれませんが、慣れてない場合は十二分に気をつけるようにしましょう。また登りはなんとかなるかもしれませんが、下りるときはより危ないので、一人の場合は避ける方が無難です。
写真:岡本 大樹
地図を見る苔以外の植物も見られる山犬嶽。春先には登山口と苔群生地の間でミツマタが多く咲いているところも。
あまり普段は見かけない珍しい植物ですが、特徴的な白さが美しく幻想的な風景を作っているので、最近は時期になるとSNS上で写真を目にすることも多くなりました。
苔の群生地とは少し別の場所に咲いているので、こちらも見逃さないように。
また駐車場から登山口までも約2キロの道路を歩いていくことになります。これより上には駐車場はなく私有地ばかりなので、ちょっと遠いと思うかもしれませんが、近隣の住人の方達の迷惑にならないようにここから歩いていきましょう。
それに駐車場と登山口の途中で見られる景色も季節が良ければとても美しいのですよ。
その景色というのが、棚田です。ここは「樫原の棚田」という名前で、日本の棚田百選の一つであり、国の重要文化的景観にも認定されているスポットなのです。
春頃には水が張られ、夏には青々とした田んぼの風景が広がるので、山犬嶽の訪問とぜひセットで楽しみましょう。
住所:徳島県勝浦郡上勝町大字生実萱木屋
電話番号:0885-46-0111(上勝町産業課)
アクセス:徳島市内から車で1時間、さらに駐車場から歩いて1時間
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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