久安寺は、大阪府池田市にある高野山真言宗の寺院です。725年、行基菩薩による開創と言われています。
関西花の寺霊場第12番札所で、2万坪に及ぶ境内は四季折々の花々に彩られ、あじさいの他にも、つつじ、牡丹、蓮、もみじなど、訪問者の目を楽しませてくれます。
無料駐車場から歩いて入口に向かっていくと、真っ先に目に入ってくるのが、色とりどりのあじさいが浮かべられた具足池です。
これは見頃を過ぎたあじさいを浮かべているのですが、水分を含んだあじさいはかえって美しさを増しているよう。風で水面が揺れ、ふわふわと漂っていくあじさいは何とも可愛らしく幻想的です。
具足池は直径5mぐらいの池。あじさいの見ごろになると池の周囲はカメラを構える方々で賑わっていて、人気の写真スポットになっています。
境内は南北に約350mにもなる細長いつくりになっています。
一番南側に位置する楼門は、国の重要文化財にも指定されており必見です。歴史ある立派なたたずまいが、凛とした気分にさせてくれます。
楼門から北へ続く長い通路の左右にはあじさいが植えられており、いわば「あじさいの道」と言っていいでしょう。その数およそ1000株。あじさいに包まれた空間をゆったり歩きましょう。
楼門に近い場所には背の高いあじさいも多く、花がちょうど大人の顔の高さに来るため、あじさいに顔を寄せた人物写真が綺麗に撮れますよ。
お寺ならではの、灯籠とのコラボレーションも絵になります。しっとり湿ったような風景が様になる花ですね。
境内を散策していくと、数種類のガクアジサイも見る事ができます。ふんわり丸いホンアジサイとは、また違った華やかさのあるあじさいです。
初夏の境内では、あじさいより少し早く見頃を迎える「沙羅(ナツツバキ)」も楽しむ事ができます。仏教の聖樹「フタバガキ科の娑羅樹(さらのき)」に似ているのでこの名が付けられたと言われています。
沙羅は、朝開いて夕方には落花してしまう一日花。そう聞くと、自分が訪れたタイミングで咲いてくれた沙羅が、何となく特別な存在に思えて愛おしくなってくるのではないでしょうか。
花だけではなく、初夏の青々としたモミジも素晴らしいです。秋には紅葉の名所にもなる境内には、たくさんのモミジが植えられ目を和ませてくれます。
あじさいの名所、花の寺「久安寺」へは、公共交通機関では大阪梅田駅から阪急電車とバス利用で約1時間、車であれば大阪駅周辺から高速道路利用で約30分とアクセスがいいのも魅力です。
賑やかな都会を離れて訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:大阪府池田市伏尾町697
電話番号:072-752-1857
アクセス:阪急池田駅からバス15分「久安寺」下車徒歩2分
駐車場あり (無料)
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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