写真:土庄 雄平
地図を見るあまり印象はないかもしれませんが、実は隠れたラーメン王国「青森県」。県内には物凄い数のラーメン店が軒を連ね、県内のどの食堂に行っても必ずと言って良いほどメニューの中には、ラーメンの文字があります。そんな青森で一番人気は、煮干しラーメンなのですが、実は、根強いファンを有しているのが「カレー味噌牛乳ラーメン」。
なんと名前の通り、味噌ラーメンのスープへ"カレー粉"と"牛乳"を混ぜた一杯です。名前からして、いかにも変わりダネラーメンに見られがちですが、実はこれがハマる人にはハマる味わい。
写真:土庄 雄平
地図を見る中でも、発祥と言われる味の札幌 大西の「味噌カレー牛乳ラーメン(バター入り)」は、一度は食べたいB級ラーメンのスタンダード!カレーのコクと香り、味噌の風味と塩味、牛乳のまろやかさが重層的に感じられ、一見バラバラな要素が意外にもスッと馴染む一杯に仕上がっています。
思わずスープまで飲み干したくなるような、染み渡る味わいは唯一無二!名前から考えられないほど完成度の高いB級ラーメンと言えるでしょう。
<味の札幌 大西の基本情報>
住所:青森県青森市古川1-15-6 大西クリエイトビル 1F
営業時間:11時〜21時30分
電話番号:017-723-1036
アクセス:JR青森駅から徒歩10分
写真:土庄 雄平
地図を見る元々、津軽南部でおやつ代わりに食べられていたという焼きそば。諸説ありますが、いつしかその焼きそばに温かい和風出汁を掛けるようになり「黒石つゆやきそば」が完成しました。一見、ソース焼きそばに出汁なんて、本当に合うのだろうか?と疑問がよぎりますが、一度食べると病みつきになる味わい。
ソースの味の強さを、和風出汁が中和し、一方で和風出汁の物足りなさを、ソースが補ってくれます。まさに想像すらしなかった、絶妙な相性の良さに脱帽です!なお、もっちもちの太平麺ともよく絡み、食べ応えも抜群。
写真:土庄 雄平
地図を見る黒石市内に数店舗、黒石つゆ焼きそばを振舞うお店がありますが、一番オススメしたいのが「すずのや」!実は、黒石焼そばと黒石つゆ焼きそばを両方味わえる「化け焼きそば」を頂くことができます。昔から愛されてきた庶民の味でありながら、奇抜さと、不思議な安定感を備える個性的なB級グルメ。一度味わってみてはいかがでしょうか?
<すずのやの基本情報>
住所:青森県黒石市大字前町1-3
営業時間:11時〜15時
定休日:火曜日
電話番号:0172-53-6784
アクセス:弘南鉄道・黒石駅から徒歩約10分
写真:土庄 雄平
地図を見る近年、青森グルメの中で一気に頭角を現してきたのが「中泊メバル膳」。津軽半島の中央部に位置する中泊町でしか食べられないB級グルメです。そのポイントは"膳"とあるように、中泊町が日本一の水揚げ量を誇っているウスメバルを贅沢に味わえるということ。
高級魚のメバルを丸々一匹使い、姿盛りのお刺身と、熱々の煮付けを作り上げているほか、津軽名産のイカ、エゴ海苔、野菜を使ったサブ料理の数々!この一膳を食べるだけで、中泊の味覚を味わい尽くせると言っても過言ではない豪華さを誇っています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそれに加えて驚くべきはそのコストパフォーマンスの高さ!これほど、細部までこだわり尽くし、品数が多いにもかかわらず、価格は税込み1800円です。食べられるお店が限られているので、アクセスに少しハードルがあるものの、それ故に食べられた時のプレミアム感もひとしお。
特に三種に調味料とともに頂く、メバルのお刺身はぷりっぷりでコリコリの堪らない美味しさ。「しじみ亭 奈良屋」では、地元産コシヒカリ"つがるロマン"が食べ放題なので、熱々の白米と一緒に思いっきり頂いちゃいましょう!
<しじみ亭白鳥屋の基本情報>
住所:青森県北津軽郡中泊町今泉唐崎255
営業時間:9時〜18時
電話番号:0173-58-3581
アクセス:五所川原市街から車で約30分
※他に中泊メバル膳を食べられるお店は4店舗あります。
写真:土庄 雄平
地図を見るこれまで紹介してきたグルメに比べてニッチなのですが、むつ市に位置する洋食レストラン「美味小屋 蛮」の看板メニュー「アランドロン・カレー」も、青森B級グルメを語る上で欠かせない存在。洋食やカレー自体どこにでもあり、メニューとして珍しくないものの、このカレーは全国でも類を見ないと評判で、地元民から全国のカレーマニアまで根強い人気を博しています。
まず特徴的なのは、そのインパクト大な外観!カレーの海に、柱状に盛られたライス、そしてその上に何か巨大なものが乗っています。実はこれこそ、アランドロン・カレーを唯一無二たらしめている特大メンチカツ!ご飯より分厚く、握り拳並みの大きさに驚愕ですね。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして、そんなメンチカツへフォークをスッと入れてみましょう!すると、メンチカツから、たっぷりチーズが、ルーの中へあら〜どろんと溶け出していきます(笑)これぞこのカレーの真骨頂!ピリ辛のコクがあるルーと、ジューシーなメンチカツ、まろやかなチーズの三拍子が揃えば、思わず身悶えしてしまうほどの美味しさです。
<美味小屋 蛮の基本情報>
住所:青森県むつ市大湊新町16-2
営業時間:10時〜20時
定休日:火曜日
電話番号:0175-29-3347
アクセス:JR大湊駅から徒歩5分
写真:土庄 雄平
地図を見るそして最後に、青森が誇るB級グルメの王様的存在と言えるのが、十和田名物「バラ焼き」。大量のタマネギとバラ肉を甘辛いタレに絡め、鉄板の上で炒める郷土料理です。全国各地のB級グルメが一堂に集うB-1グランプリの上位入賞の常連グルメであり、今や十和田の町おこしでも欠かせない役割を担っています。
そんなバラ焼き、市内には約80店舗ほどのお店で振舞われていますが、必ず押さえておきたいのが「司バラ焼き 大衆食堂」。戦前の屋台をイメージした店舗の中で、これまで幾度となく試行錯誤されてきた至高の「バラ焼き」を頂くことができます。
写真:土庄 雄平
地図を見るアツアツの牛肉、柔らかくなったタマネギ、醤油ベースのタレだけというシンプルな構成ですが、それらが互いの旨味を引き立て合う素晴らしい塩梅。またタマネギが沢山入っていることで、甘さが際立っている点も美味しさのポイントです。ご飯との相性も抜群なので、お腹を空かせて挑みましょう!
<司バラ焼き 大衆食堂の基本情報>
住所:青森県十和田市稲生町15-41
営業時間:11時〜14時、17時30分〜23時
定休日:月曜日
電話番号:080-6059-8015
アクセス:十和田市現代美術館から徒歩5分
見た目と味のインパクトが重要な「B級グルメ」。今回紹介した青森県は非常にレベルが高く、海鮮・肉・麺料理などジャンルの広さにも抜かりがありません!一見、これは美味しいのか?と首を傾げたくなるグルメでも、一度食べれば根強いファンがいるのも納得の味。
青森は観光名所もとても多いので、自分の行きたいエリアに合わせて、ぜひB級グルメも組み合わせてみてください。きっと素晴らしい旅のスパイスになるはず!
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -