台北「林安泰古ツゥオ」で歴史を感じる!庭園も無料でお散歩

台北「林安泰古ツゥオ」で歴史を感じる!庭園も無料でお散歩

更新日:2020/06/15 17:10

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
台北「圓山駅」が最寄りの「林安泰古ツゥオ民俗文物館」(林安泰古ツゥオ)は台北の町中にあって、台湾の歴史的な建造物を参観できる貴重な場所です。約230年の歴史がある建物を中心に、周りに池や散歩道が整備され、散策にももってこいの空間になっています。建物も庭園も参観料は無料!観光客もそこまで多くない穴場の歴史観光スポットを今回はご紹介していきます。

台湾台北・花博公園隣の「林安泰古ツゥオ民俗文物館」

台湾台北・花博公園隣の「林安泰古ツゥオ民俗文物館」

写真:鶴長 あき

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台湾のMRT台北駅や中山駅周辺の中心部から少し離れたMRT「圓山駅」目の前の広大な「花博公園」は常に様々な催しも開かれ賑わいながらもゆっくりと散歩もできる台北市民憩いの場所。その花博公園「新生園区」のすぐ隣にあるのが今回ご紹介する「林安泰古ツゥオ(漢字は「がんだれ」に「昔」)民俗文物館」です。2010年に行われた台北国際花博覧会ではこの場所も会場の一部となり多くの人が訪れました。

200年以上の歴史のある建物

200年以上の歴史のある建物

写真:鶴長 あき

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「林安泰古ツゥオ民俗文物館」の敷地内でメインとなる建物は貿易で財を成した林氏によって1783-85年に建立されたもので、もともと臺北市大安區にありました。四合院と呼ばれる中国南部福建省に見られる伝統様式で、中庭を中心に細長い建物が東西南北に囲っています。周辺道路の拡張に伴い解体されそうになりましたが、1986年に保存移築され今に至ります。

200年以上の歴史のある建物

写真:鶴長 あき

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建物の名前となっている「安泰」は、林氏の先祖の故郷である福建安溪の「安」と、屋号であった「榮泰行」の「泰」をとってつけられたそうです。こちらは現存する台北の建造物で最も古いもののうちの一つということで台湾の歴史に興味がある方にはぜひ参観していただきたいところです。

200年以上の歴史のある建物

写真:鶴長 あき

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門の部分の彫刻も素晴らしく、龍など縁起のいいものがたくさん彫られています。

園内は中華風庭園でゆったり

園内は中華風庭園でゆったり

写真:鶴長 あき

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移築された「林安泰古ツゥオ」の隣には中国南部方式の中華風庭園がつくられています。大きな池のほとりに中華風の楼(雨前樓)や東屋が建てられ、雰囲気抜群。写真を撮るにもいいですね!

園内は中華風庭園でゆったり

写真:鶴長 あき

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敷地内はぐるっと散策路が整備されており、ゆっくりと園内を周ることができます。そこまで広い園内ではないのですが、東屋でゆったりと池を眺めたり、中華風の回廊を巡ったりと面白いポイントが色々とありますよ。

すぐ隣の新生園区も一緒に散策

すぐ隣の新生園区も一緒に散策

写真:鶴長 あき

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「林安泰古ツゥオ民俗文物館」のすぐ目の前は花博公園の新生園区になっています。こちらも広い園内にバラの季節はバラ園が見ごろだったり、オブジェがあったり。そしてこちら一番人気がすぐ近くの松山空港に向けて着陸していく飛行機を間近で見ること!飛行機好きにはたまりません。ぜひ合わせてお楽しみください。

台北「林安泰古ツゥオ」は無料で参観できるおすすめスポット

台北「林安泰古ツゥオ」は無料で参観できるおすすめスポット

写真:鶴長 あき

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今回ご紹介してきた「林安泰古ツゥオ」の園内は参観無料で予約もいりません。園内もそこまで広大でないので、他の観光名所と組み合わせつつ台湾の歴史を感じることができるおすすめの場所です。

台北MRT「圓山駅」が最寄りですが、駅から少し距離があるのでタクシー利用がおすすめです。月曜日は休館なのでお気を付けください。
「圓山駅」周辺には花博公園以外にも、有名ホテル「圓山大飯店」や医療の神様を祀る「保安宮」など見どころもたくさん!周辺のその他スポット情報はこの記事下「関連MEMO」のリンクよりどうぞ。

ぜひ台湾の古き良き歴史の雰囲気を感じに行ってみてくださいね。

林安泰古ツゥオ民俗文物館の基本情報

住所:台北市中山區濱江街5號
電話番号:+886-2259-96026
アクセス:台北MRT「圓山駅」より徒歩約20分

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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