写真:鶴長 あき
地図を見る台湾のMRT台北駅や中山駅周辺の中心部から少し離れたMRT「圓山駅」目の前の広大な「花博公園」は常に様々な催しも開かれ賑わいながらもゆっくりと散歩もできる台北市民憩いの場所。その花博公園「新生園区」のすぐ隣にあるのが今回ご紹介する「林安泰古ツゥオ(漢字は「がんだれ」に「昔」)民俗文物館」です。2010年に行われた台北国際花博覧会ではこの場所も会場の一部となり多くの人が訪れました。
写真:鶴長 あき
地図を見る「林安泰古ツゥオ民俗文物館」の敷地内でメインとなる建物は貿易で財を成した林氏によって1783-85年に建立されたもので、もともと臺北市大安區にありました。四合院と呼ばれる中国南部福建省に見られる伝統様式で、中庭を中心に細長い建物が東西南北に囲っています。周辺道路の拡張に伴い解体されそうになりましたが、1986年に保存移築され今に至ります。
写真:鶴長 あき
地図を見る建物の名前となっている「安泰」は、林氏の先祖の故郷である福建安溪の「安」と、屋号であった「榮泰行」の「泰」をとってつけられたそうです。こちらは現存する台北の建造物で最も古いもののうちの一つということで台湾の歴史に興味がある方にはぜひ参観していただきたいところです。
写真:鶴長 あき
地図を見る門の部分の彫刻も素晴らしく、龍など縁起のいいものがたくさん彫られています。
写真:鶴長 あき
地図を見る移築された「林安泰古ツゥオ」の隣には中国南部方式の中華風庭園がつくられています。大きな池のほとりに中華風の楼(雨前樓)や東屋が建てられ、雰囲気抜群。写真を撮るにもいいですね!
写真:鶴長 あき
地図を見る敷地内はぐるっと散策路が整備されており、ゆっくりと園内を周ることができます。そこまで広い園内ではないのですが、東屋でゆったりと池を眺めたり、中華風の回廊を巡ったりと面白いポイントが色々とありますよ。
写真:鶴長 あき
地図を見る「林安泰古ツゥオ民俗文物館」のすぐ目の前は花博公園の新生園区になっています。こちらも広い園内にバラの季節はバラ園が見ごろだったり、オブジェがあったり。そしてこちら一番人気がすぐ近くの松山空港に向けて着陸していく飛行機を間近で見ること!飛行機好きにはたまりません。ぜひ合わせてお楽しみください。
写真:鶴長 あき
地図を見る今回ご紹介してきた「林安泰古ツゥオ」の園内は参観無料で予約もいりません。園内もそこまで広大でないので、他の観光名所と組み合わせつつ台湾の歴史を感じることができるおすすめの場所です。
台北MRT「圓山駅」が最寄りですが、駅から少し距離があるのでタクシー利用がおすすめです。月曜日は休館なのでお気を付けください。
「圓山駅」周辺には花博公園以外にも、有名ホテル「圓山大飯店」や医療の神様を祀る「保安宮」など見どころもたくさん!周辺のその他スポット情報はこの記事下「関連MEMO」のリンクよりどうぞ。
ぜひ台湾の古き良き歴史の雰囲気を感じに行ってみてくださいね。
住所:台北市中山區濱江街5號
電話番号:+886-2259-96026
アクセス:台北MRT「圓山駅」より徒歩約20分
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
鶴長 あき
鶴長あきです。現在、台湾に在住のライターです。自然が大好きな台湾人の夫は、自転車で台湾一周もしている旅好き。私は、台湾のおいしい食べ物やスイーツが大好きで、夫婦と子供で、色々なところに出かけています。…
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