お茶づくしの温泉旅館 静岡「星野リゾート 界 遠州」で非日常体験!

お茶づくしの温泉旅館 静岡「星野リゾート 界 遠州」で非日常体験!

更新日:2020/07/04 17:32

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
お茶の愉しみは、飲むだけにあらず!お茶の生産量全国1位の静岡県には、お茶をテーマにした星野リゾートの温泉旅館があります。
浜松市の「星野リゾート 界 遠州」は、2018年のリニューアルを機に、お茶感がアップ。茶畑をイメージしたフォトジェニックな中庭、お茶づくしの客室、無農薬茶葉のお茶風呂など、お茶の魅力を五感で味わえます。健康志向の高まりから注目を集める茶の湯宿で、ここだけの非日常体験を。

舘山寺温泉のモダンな宿でお茶湯治

舘山寺温泉のモダンな宿でお茶湯治

写真:安藤 美紀

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浜松市街から約15km。昭和33年に開湯した舘山寺温泉は、パワフルな塩の湯として知られ、浜名湖を望むロケーションは抜群です。

なかでも、ここ「星野リゾート 界 遠州」は、舘山寺温泉の中心部から1kmほど離れた場所に建ち、穴場感たっぷり!ロビーは、栗の木の椅子を配した重厚でモダンな造り。茶香炉で焚かれた静岡茶がさわやかに香り、身も心もゆるんでいきます。

舘山寺温泉のモダンな宿でお茶湯治

写真:安藤 美紀

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チェックイン後のお楽しみは、お茶づくしのご当地楽!日本茶インストラクターの資格を持つスタッフが内容を監修し、季節に合ったお茶の淹れ方、家でもおいしくお茶をいただけるポイントなどを教えてくれます。しかも、料金無料。お茶好きなら利用しない手はありませんね。

舘山寺温泉のモダンな宿でお茶湯治

写真:安藤 美紀

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そして、森林浴ならぬ、お茶浴を楽しめるとっておきの場所がこちら。

中庭に作られた「つむぎ茶畑」です。のびのびとした鳥のさえずりに耳を傾けて、新鮮な空気を吸い込むと、がんばりすぎた脳が放電されるよう。

写真は緑一色ですが、秋になると交互に植えたドウダンツツジが赤く色付き、縞模様にみえるんですよ。これは、浜松の伝統工芸・遠州綿つむぎをイメージしたデザイン。一般的な茶畑とは違う、独特な世界観が楽しめます。

全室浜名湖ビューの33部屋

全室浜名湖ビューの33部屋

写真:安藤 美紀

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「星野リゾート 界 遠州」の楽しみが、この美しいロケーション。客室には大きな窓を設え、浜名湖と大草山、両方を眺められる造りになっています。

手のひらを広げたような形の浜名湖は、周囲128kmで、湖の長さだと日本第2位。大草山は昔から風光明媚な場所として知られ、春には桜が、秋には紅葉も楽しめます。湖面に映し出される景色をぼんやり眺めているだけでも、最高の癒し!

全室浜名湖ビューの33部屋

写真:安藤 美紀

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33室中3部屋には、半露天風呂を完備。最近はおこもり型の滞在が人気で、まずこのタイプから予約が埋まっていきます。

湯船に注がれているのは、舘山寺温泉・第7温泉源から引いた、成分総計約22,650mgの濃い温泉。塩分濃度が日本で5本の指に入るほど高く、ホッカホカがいつまでも持続します。

ゆっくり湯に浮かびながら、絶景と名湯を満喫してくださいね。

全室浜名湖ビューの33部屋

写真:安藤 美紀

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とことんお茶を楽しむなら、限定1室の「遠州つむぎの間 茶処リビング付和室」がオススメ。

障子を開けると、お茶を楽しむカウンターが出現!中には、「到着後から夕食まで用」「夕食から寝る前用」「朝の目覚め用」3種類の静岡茶と、それぞれのお茶に合うお茶請けが用意されていてます。

鉄瓶で湯を沸かし、お茶を一煎、二煎…。自分で丁寧にいれたお茶は格別です。

12種類の静岡茶を飲み比べ

12種類の静岡茶を飲み比べ

写真:安藤 美紀

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客室で一息ついたら、12種類の静岡茶が並ぶティーセラーへ行ってみましょう。こちらは、好きなお茶を缶に詰めて部屋に持っていける無料のサービス。

静岡茶は土や水、日の当たり方によって、味や香りが大きく変わります。飲み比べて、お気に入りをみつけてくださいね。オススメは、日本一高い場所で作られている梅ヶ島産。クセがなく、鼻から抜ける香りや洗練された上品な味わいです。

12種類の静岡茶を飲み比べ

写真:安藤 美紀

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ビール好きに嬉しいのが、界オリジナルのクラフトビールとご当地おつまみの数量限定セット。申込みをすると、夕食前の時間帯に部屋まで届けてくれてるんです。

「星野リゾート 界 遠州」のおつまみは、遠州地方の砂地で作られるエシャレット、小メロン、浜松のアメーラトマトを使った和ピクルス。おつまみ片手に、いざ、CM感覚で“プハッ〜”する至福のひとときを!

※各日売り切れ次第、提供終了となります。

12種類の静岡茶を飲み比べ

写真:安藤 美紀

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いよいよ、大浴場でひとっ風呂。人混みを避けたいなら、大浴場の混雑状況をチェックできる、界の新サービスを利用しましょう。

やり方は、超簡単。自分のスマホから、客室に置かれたQRコードにアクセスするだけ。密な空間かどうかは、かわいい顔マークでお知らせしてくれます。

塩の湯とお茶の湯、2種類を満喫

塩の湯とお茶の湯、2種類を満喫

写真:安藤 美紀

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大浴場は1F。「つむぎ茶畑」を眺めながら、離れの大浴場へ向かいましょう。

“遠州からっ風”と呼ばれる強い季節風が吹く浜松は、1年中カラッとした風が吹くエリア。大浴場へ続く通路もよく風が通り、夏になると風鈴が涼し気な音色を響かせます。

塩の湯とお茶の湯、2種類を満喫

提供元:星野リゾート 界 遠州

https://kai-ryokan.jp/enshu/地図を見る

「星野リゾート 界 遠州」には、2つの大浴場があり、朝になると男女が入れ替わります。「湖都の湯」は、ゆったり湯浴みしたいという贅沢な望みを叶えてくれます。

泉質はナトリウム・カルシウム−強塩化物泉。強烈な塩分に加えて、カルシウムが2751mgも含有。関節痛や五十肩が楽になる効果もあるので、温泉に首までどっぷり浸ってくださいね。

塩の湯とお茶の湯、2種類を満喫

写真:安藤 美紀

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注目は、「華の湯」の露天風呂。近づいてみると、ヒバ材の大きな桶に、籠がプカプカ浮いています。温泉に手を入れてみると、薄茶色。浸かってみると、さわやかな香りがします。

この香りと色の正体は、遠州・牧之原台地でとれた、農薬を使わない茶葉。湯の中には、カテキンやポリフェノール、天然のビタミン成分を含む“茶葉エキス”がたっぷり溶け出しています。

湯上がり後のしっとりお肌といったら…!美容に関心の高い女子は、気分が上がりまくりです。

特別会席はウナギ&トラフグ、至高の幸せループ

特別会席はウナギ&トラフグ、至高の幸せループ

写真:安藤 美紀

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浜名湖といえば、“ウナギ一本!”のイメージですが、実は600以上の生物が生息する食の宝庫。うなぎを筆頭に、海苔や牡蠣、すっぽんの養殖が盛んで、舞阪では天然のトラフグもとれるんですよ。

せっかく「星野リゾート 界 遠州」に泊まるなら、ウナギとトラフグを驚くほどたくさん味わえる「ふぐうな会席」を。白焼き、てっさ、ふぐの唐揚げ…などなど、これぞ浜松!というメニューを腹鼓できます。

特別会席はウナギ&トラフグ、至高の幸せループ

写真:安藤 美紀

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後半は「待ってました!」と声をかけたくなる、大きなウナギの土鍋ご飯が登場。

ウナギの骨や身からとったサッパリ系の特性タレが、ウナギとご飯の架け橋となって、どんどん箸が進みます。お腹がいっぱいでも食欲が止まらないデンジャレスな一品。ウナギ好きなら、天にも昇る気持ちになるでしょう!

動画:安藤 美紀

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それでは最後に、静岡茶の魅力が詰まった「星野リゾート 界 遠州」を動画でご紹介します。夕食もさることながら、朝食も“お茶感”がスゴイのでチェックしてくださいね。

進化し続ける茶の宿「星野リゾート 界 遠州」

飲んでもおいしいお茶ですが、フロントでボトルを借りて、ぜひ「緑茶うがい」を体験してみましょう。静岡では昔から、緑茶を使ったうがいが習慣化しています。タイミングは、寝る前が効果的。カテキンの抗菌作用による感染予防や口臭予防に役立ちますよ。

それから、「つむぎ茶畑」はまだまだ生育中。今後は、星野リゾート生まれの茶葉で、茶摘みや茶もみができるかも。新たなアクティビティの誕生が待ち遠しいですね!

取材協力:星野リゾート

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/06/22−2020/06/23 訪問

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