写真:江田 由衣
地図を見るメクネスの一番の見どころとも言えるのが、このマンスール門です。北アフリカでも美しい門の一つとして知られ、王都のエリアへのメインゲートになっています。この門はムーレイ・イスマイルが手がけた最後の建築物であり、彼の死後、息子によって1932年に完成させられました。
馬蹄型のアーチは青と緑のモザイクで彩られ、壁の斜め格子の彫刻が美しい陰影をつくります。
写真:江田 由衣
地図を見るマンスール門から先は、大きな広場となっています。広場にはテラス席のあるカフェが並んでいるので、ゆっくりミントティを飲みながら華麗な門を眺めて過ごしましょう。
マンスール門は午前中は逆光で暗くなってしまうので、午後や夕方に訪れると一層綺麗な姿を見せてくれます。
<基本情報>
アクセス:鉄道アミール・アブデルカデル駅から徒歩30分、タクシーで10分。
写真:江田 由衣
地図を見る次に訪れたいのは、ムーレイ・イスマイル廟です。ここはかつての王、ムーレイ・イスマイルの墓が安置されている場所。非ムスリムでも入場できる貴重な廟となっています。
狭い入り口から入りいくつかの部屋や中庭を通ると、最後に中央に大理石の水盤があるパティオに出ます。この隣にあるムーレイ・イスマイルの眠る部屋に足を踏み入れることはできませんが、お祈りするムスリムの姿を見ることができるでしょう。
写真:江田 由衣
地図を見るムーレイ・イスマイル廟では、壁から天井にかけてのモザイクタイルに目を惹かれます。壮大な王都建設を夢見ながらも、その完成を待たないままにこの世を去った王ムーレイ・イスマイルの思いを受けた廟の華麗な装飾は、見るものを魅了する見事なもの。一つ一つの装飾に目を凝らし、王の思いに思いを馳せながら見学しましょう。
<基本情報>
営業時間:8:30〜12:00、14:00〜18:00
休館日:金曜日午前中
アクセス:クベット・エル・キャティンの敷地から見て、真正面にある3つのアーチのある門をくぐって左にある。
写真:江田 由衣
地図を見るムーレイ・イスマイル廟から東に進むと、質素ながらも大きな門が見えてきます。この門はリフ門と言われ、「風の門」という意味です。この門から先の道は「風の道」と呼ばれ、果てしなく続くまっすぐな道が続いています。
写真:江田 由衣
地図を見るこの道は両側が高い壁で囲まれているので、名前の通りに強い風が吹き抜けていきます。特に何がある道でもないのですが、馬車が通り、風の音が吹き抜けるまっすぐな道は見応えがあります。南側には王宮がありますが、中に入ることはできません。
<基本情報>
アクセス:ムーレイ・イスマイル廟から東に100mほど歩くと入り口のリフ門が見えてくる
写真:江田 由衣
地図を見るメクネスの街中には、色鮮やかで目を引くモロッカンタイルがたくさんあります。マラケシュやフェズ、シャウエンとは違って特に大きな見どころがある街ではありませんが、のんびり散歩しながらそのモロッカンタイルの魅力に触れてみましょう。独特な色合いや華麗なモザイク模様に心奪われる時間を過ごせることでしょう。
人通りが多く、どこか忙しない都会とは違い、メクネスは世界遺産の街でありながらものんびりとした雰囲気の漂う街です。1日あれば街の主要な観光名所を訪れることのできる小さな街なので、時間を気にせずゆっくりと街歩きを楽しんでみることをお勧めします。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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