山梨県の甲府盆地東側に位置する笛吹市。中心となるJR東日本・中央本線の「石和温泉駅」は、新宿から特急列車の「あずさ」「かいじ」を利用すると90分で到着でき、首都圏からのアクセスがよい場所です。
桃とブドウの収穫量が全国一位で、春には約30万本の桃の花が咲き誇り、「日本一の桃源郷」と呼ばれる絶景が広がります。
フルーツと温泉で有名な笛吹市ですが、駅からもうお楽しみがいっぱいなんですよ。
駅1階にある石和温泉観光案内所には、市内10社のワイナリーのワインが試飲できるワインサーバーがあるんです。16種類のワインは200円から試飲OK!自分好みのワインに出会えるチャンスですよ。
営業時間は平日9時〜16時、土日祝は9時〜17時まで。車で来た人はホテルにチェックインしてから利用してくださいね。
駅前には足湯もあり、電車や車の中で窮屈な思いをしてきた体を、ゆっくり癒してあげることができます。
駅では無料の自転車や有料の電動アシスト自転車も借りられますよ。
写真:さとちん
地図を見る笛吹市には7月〜8月にかけては桃、7月〜11月はブドウなど、季節のフルーツ狩りが楽しめる農園が多数あります。中にはテレビドラマのロケに何度も使われている場所も。
写真:さとちん
地図を見る写真の場所は人気ドラマ「逃げるははじだが役に立つ」のロケが行われた「金桜園」のブドウ畑。バスツアーが組まれるほどの話題のスポットです。
もちろん個人でのフルーツ狩りもOK!電話で予約すると「石和温泉駅」まで送迎してくれます。桃狩りとブドウ狩りが楽しめます。
<金桜園の基本情報>
住所:山梨県笛吹市一宮町塩田1506
電話番号:0553-47-1745
アクセス:石和温泉駅から車で15分
中には採れたてのフルーツがいただける季節限定のカフェをOPENする農園も。写真は桃農家・中西農園の「ピーチカフェなかにし」の“麗しの夏パフェ”。2020年は7月1日から完全予約制で営業をしています。詳しくは関連MEMOをご覧ください。
写真:さとちん
地図を見る石和温泉は1961年ぶどう園に湧いたアルカリ性単純泉。1964年に噴出した春日居温泉、1909年開湯の日の出温泉とともに石和温泉郷となっています。
手軽に温泉を楽しみたいなら3つの足湯と手湯が楽しめる「石和源泉足湯ひろば」がオススメ。車椅子で利用できる足湯もあります。
石和温泉旅館組合に所属している旅館に宿泊している人は無料、それ以外は200円の入場料がかかります。でも、石和温泉の名前入りタオルがもらえるし、ふらりと訪れたときでも気軽に足湯に浸かれるのはありがたいですよね。
写真:さとちん
地図を見る広場の後ろにあるのは圧巻の「武田二十四将顔出しパネル」!顔の部分はビニールになっていて、好きなところから顔を出せるようになっています。友達や家族と記念撮影が楽しめますね。ウォーリーを探せのような1枚を撮ることもできますよ!
さて、どこにいるでしょう?
<石和源泉あしゆひろばの基本情報>
住所:山梨県笛吹市石和町川中島1607
アクセス:石和温泉駅徒歩15分
せっかくだからもっと温泉を堪能したいという人は、ホテルや旅館で日帰り入浴も可能です。石和温泉観光案内所には日帰り入浴可能な施設の一覧表が置いてあります。また、表に載っていなくても利用可能な宿もあるので、気になる施設を見つけたら電話して確認してみてください。
各施設それぞれ個性的な温泉が揃っていますよ。写真は囲炉裏焼・民芸風旅館 大棟苑のワイン風呂。
笛吹市には12のワイナリーがあります。中でも「マルス山梨ワイナリー」は駅から歩いて10分と、気軽に立ち寄るのにちょうど良い距離。
現在、工場見学は行っていませんが、平日はガラス越しにワインを作っている様子を見ることができます。
売店は朝9時から16時半まで平日・土日ともに営業中。
ぜひ買って帰りたいのが一升瓶ワイン。ブドウ農家の人たちが晩酌用に作っていたワインで、夕食前に作り置きのおかずをつまみながら、湯飲み茶わんでちょっと一杯といった感じで飲まれていました。
家飲み用のワインなのでお値段はリーズナブルなものが多く、酸味や渋味は控えめで、ワイン初心者にも飲みやすい味のものが揃っています。
アルコールが苦手な人は果汁100%のジュースをどうぞ!濃縮還元ではなくストレートのジュースはフレッシュで生のブドウそのままの味です。マルスワインの入ったわさびひじきは、ご飯のおともにピッタリ!ここでしか購入できない貴重な一品です。
<マルス山梨ワイナリーの基本情報>
住所:山梨県笛吹市石和町山崎126
アクセス:石和温泉駅徒歩10分
写真:さとちん
地図を見る2018年笛吹市の新名物として誕生したのが“ラーほー”。山梨の郷土料理ほうとうをラーメンのようにもっと気軽に食べられるようにと開発されました。ほうとうの麺を使用していれば、特に他は決まりごとなし!各店舗それぞれオリジナルの“ラーほー”があるので、食べ比べるのも楽しいです。“ラーほー”が食べられるお店の一覧も駅1階の観光案内所で手に入ります。
写真は、とんかつほさかの塩ラーほーと、期間限定冷やしラーほー。野菜の旨味をたっぷり吸ったスープでいただく塩ラーほー、冷たいスープの冷やしラーほー、どちらも甲乙つけがたいおいしさ!ほうとうの歯ごたえが想像以上に野菜やスープにあうのです。
一般的なほうとうは、野菜やお肉がたっぷり入っているので意外に高価。でも、ラーほーなら1000円以下で気楽に食べることができます。まだまだ知名度の低いラーほーですが、「え?あんなにおいしいのに知らない?」と、食べたことのない人にドヤ顔できる新名物ですよ。ちなみにフォー味のお店もあります。
<とんかつほさかの基本情報>
住所:山梨県笛吹市石和町市部1182
電話番号:055-263-8592
アクセス:石和温泉駅から車で5分
写真:さとちん
地図を見る最後に笛吹市の絶景を紹介しましょう。
笛吹市から山梨市へ、甲府盆地北斜面の果樹地帯を抜ける広域農道はフルーツラインと呼ばれ、絶景が広がるドライブコースです。4月上旬から中旬にかけては桃の花がピンクのカーペット状となり、息をのむ美しさ!まさに「日本一の桃源郷」です。
写真:さとちん
地図を見る夜になるとフルーツラインから見える甲府盆地の夜景は、宝石箱のように煌めきます。車を止めてゆっくり夜景を眺めるなら、少し上って山梨県笛吹川フルーツ公園へ。
ここは山梨市になるのですが、ここから見る夜景は新日本三大夜景に数えられています。
<笛吹川フルーツ公園の基本情報>
住所:山梨県山梨市江曽原1483
アクセス:石和温泉駅から車で15分
温泉、絶景、グルメと旅先で楽しみたい観光スポットが盛りだくさんの笛吹市。せっかく出かけるのだから、ぜひ1泊して、ゆっくりと観光を満喫してくださいね。
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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