写真:高田 真美
地図を見るエスピニャソ山脈に囲まれたこの地で金脈が発見されたのは、ブラジルがポルトガルの植民地だった17世紀末のこと。「オウロ・プレト(黒い金)」と名付けられたこの町は、ゴールドラッシュで急速に発展し、ミナス・ジェライス州の州都となりました。ところが、19世紀になると金脈は枯渇。1897年には州都がベロオリゾンテに移転してしまいます。
写真:高田 真美
地図を見るゴールドラッシュが終焉したことにより、オウロ・プレトの町は衰退の一途を辿りますが、それが故に、近代化を免れ、まるで時代に置いてきぼりにされたかのように、18世紀当時の街並みがそっくりそのまま残されることになりました。1980年には、ブラジルで初めての世界遺産に登録され、今では、ブラジル有数の観光地として活気を取り戻しています。
写真:高田 真美
地図を見るオウロ・プレトは、治安も良く、徒歩でぶらぶらと散策するのがとても楽しい街です。石畳の急な坂道が多いので、歩きやすい靴を履いて訪れましょう!
写真:高田 真美
地図を見るオウロ・プレトの町の中心となるのが、「チラデンテス広場」です。広場の名前にもなっているチンチラデスは、ブラジル独立運動の先駆者として、ブラジル国民に愛されているミナス・ジェライス州出身の英雄です。
写真:高田 真美
地図を見るチラデンテス広場の南端には、「インコンフィデンシア博物館」が建っています。18世紀末〜19世紀前半にかけて建造されたこの美しい建物は、かつては、庁舎や牢獄として利用されていました。館内では、主に、ポルトガル植民地時代の歴史に関する展示がされています。
<インコンフィデンシア博物館の基本情報>
住所:Praça Tiradentes, 139, Ouro Preto
電話番号:+55-31-3551-1121
※月曜休館
写真:高田 真美
地図を見るオウロ・プレトには、数えきれないくらいたくさんの教会が建っています。
写真:高田 真美
地図を見る数ある教会の中でも特に美しい外観を持っているのが、「サン・フランシスコ・ジ・アシス教会」です。1766年から約30年かけて建てられたバロック様式の教会で、ブラジルを代表する彫刻家アレイジャジーニョの作品で飾られたファサードが見事です。
<サン・フランシスコ・ジ・アシス教会の基本情報>
住所:Largo de Coimbra, Ouro Preto
※月曜休館
写真:高田 真美
地図を見る教会内部の装飾が素晴らしいのが、「ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール教会」です。1711年から約20年の年月をかけて建設された教会で、教会内部の装飾には、430kgの金が用いられています。
<ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール教会の基本情報>
住所:Praça Monsenhor Castilho Barbosa, 17 - Pilar, Ouro Preto
電話番号:+55-31-3551-4735
※月曜休館
写真:高田 真美
地図を見るオウロ・プレトのゴールドラッシュは19世紀に終焉を迎えてしまいましたが、鉱物産業は、今でもこの地域の重要な産業です。サン・フランシスコ・ジ・アシス教会の前にあるコインブラ広場では、ソープストーンと呼ばれる天然石を使った民芸品の屋外マーケットが開かれています。
写真:高田 真美
地図を見るマグカップや鍋敷き、小物入れなど、可愛らしいデザインのものが多く、値段も手ごろなので、お土産におすすめです。
<ソープストーン市場の基本情報>
住所:Largo de Coimbra, Ouro Preto
世界遺産の街オウロ・プレトへは、ミナス・ジェライス州の州都ベロオリゾンテから高速バスで約2時間。オウロ・プレトには、可愛らしいB&Bやブティックホテルもたくさんありますので、ぜひ1泊して18世紀の美しい街並みを満喫してみてはいかがでしょうか。
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
高田 真美
オーストラリア在住。旅行が好きで、世界中を飛び回っています。「SOWHATの世界旅日記」「メルボルン美味しい生活」という2つのブログを運営しています。
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(2025/2/12更新)
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