一周2,800kmという壮大なスケールを誇る北海道。そのため、知床や宗谷岬といった北海道を代表する絶景スポットまで行くのは中々大変です。しかし、今回紹介する積丹半島は、舞鶴とフェリー航路を結ぶ「小樽」から約50q、全国の各空港と空路を繋ぐ「新千歳空港」から約120qと比較的近い場所に位置しており、少ない日数でも手軽に訪れることができます。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして、その手軽さに加え、「積丹ブルー」という造語ができるくらい、北海道屈指の美しい海が見られることで有名で、特に半島先端の「神威岬」が、代表格として知られています。今回は、そんな「神威岬」の見所を二つの観点から紹介していきましょう!
写真:土庄 雄平
地図を見る「神威岬」は岬の手前の駐車場に車を停めて、その先端まで歩けるように遊歩道が整備されています。まず一つ目の見所は、その遊歩道の途中で見られる「積丹ブルー」の海。詳しくは後述しますが、神威岬は木が生えず、草原状になっているため展望が開けています。
写真:土庄 雄平
地図を見るそのため、入り組んだ岬の周囲に広がる海を思いっきり俯瞰でき、信じられない色彩が広がるのです。なんと、そこには海の底の石の形が一つ一つ分かるほど、まさに吸い込まれそうになる宝石のごとき水色。他に類を見ない、魅惑の積丹ブルーに思わず目を奪われることでしょう。
写真:土庄 雄平
地図を見るまたその海の色と、周囲の地形のコラボレーションが一層感動を高めてくれます!切り立ってどっしり展開する台地、遠く望む積丹岬。迫力と美しさの両方を備えたこの景色こそ、「神威岬」を訪れる醍醐味です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして二つ目が、この岬自体の地形美です。この神威岬は、険しい地形に加え、周囲の厳しい気候条件も相まって、亜高山帯〜高山帯の植物が繁茂しています。そのため、切り立った断崖地形に、木々が生えない森林限界という、極めて特異な景観となっているのが特徴です。
写真:土庄 雄平
地図を見るもちろん岬の先端に進む中でも、その特異な景観を満喫できるのですが、注目して欲しいのはその帰路。なんと目の前には、荒々しい鋭利な台地が思いっきり展開します。さながらその様子はまるで、武骨な甲冑のよう!
そして、かつて海へと迫り来たダイナミックな自然の姿を、臨場感たっぷりで想像することができます。
写真:土庄 雄平
地図を見るまた逆に岬から少し離れて「神威岬・展望台」からの景色もオススメ!こちらから眺めれば、半島の先端だけ捻じれて、オホーツク海へ突き出し、孤高の絶景が見られます。白い灯台は、まるでお城のような面持ち!そして岬の先端の周囲に広がる積丹ブルーの海も、絶妙なアクセントとなっているのもポイントです。
写真:土庄 雄平
地図を見るこのように隔絶した海と地形の景色を誇っている「神威岬」ですが、実はその周囲にも訪れて欲しいスポットが沢山!ということで、最後に少し紹介してみたいと思います。
まず一つ目が、少し前で触れましたが、積丹半島のもう一つの先端である「積丹岬」。神威岬から車で約15km走って、高台の上に辿り着けば、草原の台地の眼下に日本海が思いっきり展開します。こちらは神威岬とは対照的に、テーブル状の地形を呈しているのが特徴です。
<積丹岬の基本情報>
住所:北海道積丹郡積丹町大字入舸町
アクセス:小樽市街から車で約1時間20分、神威岬から車で約10分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた積丹岬の近くにある「島武意海岸」は、積丹ブルーの海が美しいと言われる絶景スポット!暗いトンネルを越えた先に、突如現れる色鮮やかな入り江には、目を奪われることでしょう。また断崖が多い積丹半島では珍しく、波打ち際まで下りることができます。
<積丹岬の基本情報>
住所:北海道積丹郡積丹町大字入舸町
電話番号:0135-44-3715
アクセス:小樽市街から車で約1時間20分、神威岬から車で約10分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた積丹岬の手前では、お食事処が多く軒を連ねており、日本海で採れた海の幸を頂くことができます。中でも一押しは「漁師の店 中村屋」。豪華なネタが丼から溢れるほどに乗り、中央に名産の生ウニを添えた「大漁丼」は、まさに積丹が誇る海の宝石箱!
<漁師の店 中村屋の基本情報>
住所:〒046-0326 北海道積丹郡積丹町大字日司町34−1
営業時間:9時〜15時30分
定休日:木曜日
電話番号:0135-45-6500
アクセス:小樽市街から車で約1時間20分、神威岬から車で約10分
写真:土庄 雄平
地図を見る北海道の玄関口となっている各都市から比較的近い「積丹半島」。短い日数で訪れることができる上、北海道を有数の景色の素晴らしさを誇っており、北海道旅行で一度は訪れたいエリアです。
その中でも今回紹介した「神威岬」はその代表的なスポット!切り立った地形美と、"積丹ブルー"という異名を持つ、青く透き通った海のコラボレーションは、一度見たら忘れられない絶景です。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
住所:北海道積丹郡積丹町大字神岬町草内
開園時間:8時〜16時30分
アクセス:小樽市街から車で約1時間30分、札幌市街から車で約2時間
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/18更新)
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