写真:岡本 大樹
地図を見る「雨乞いの滝」は徳島県神山町の山の中にある滝で、日本の滝百選の一つ。滝までの道はしっかり整備されていますが、急な坂道を長く歩くことになるので、動きやすい格好は必須。とはいえ、登山靴など本格的な装備が必要というほどではありません。
雨乞いの滝という名前は、かつてここで実際に雨乞いが行われたという伝承からつけられたとされています。長い日照りに困り果てた農民たちが、この滝の前で鐘や太鼓を鳴らしながら雨乞いをしたとのことです。
写真:岡本 大樹
地図を見る雨乞いが実際に行われたかどうかの真偽はわかりませんが、今でも神々しい雰囲気が感じられるスポットであることは間違いありません。
美しく流れ落ちる夫婦滝と緑に囲まれた空間では、山の奥ならではの癒しを感じられます。
では、駐車場から滝までの道のりを順番にご紹介していきます。
写真:岡本 大樹
地図を見る雨乞いの滝は駐車場から30分ほど歩いた先にあります。その途中にも多くの見どころがあるのが、ここの特徴の一つ。
美しい緑に囲まれているため、単純に森林浴として楽しめるのはもちろんなのですが、最も奥にある雨乞いの滝までにいくつもの小ぶりな滝を見られるのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るうぐいす滝や地獄滝など5つの滝を左手に見ながらの道のりとなります。少し歩けば新しい滝が見えてくる、というくらいの感覚なのでそれほど疲労感もなく、楽しみながら雨乞いの滝を目指していけるでしょう。
写真:岡本 大樹
地図を見る駐車場から雨乞いの滝までは800mくらいなのですが、ところどころに残りの距離を書いた案内板も立っています。「頑張って!」といったメッセージなど、訪問者のモチベーションを落とさない工夫にもちょっとほっこりしてしまいますね。
ちなみに、写真ではあまりわかりませんが、場所によってはかなりキツイ傾斜を歩かなければいけないところもあります。雨が降っていなくとも、霧が出やすい場所で足元が濡れていることもあるので、滑らないように充分注意して進んでいきましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見るこちらは雨乞いの滝の一つ手前にある観音滝です。ここまでくればもうゴールは目の前。
写真:岡本 大樹
地図を見る観音滝から少し歩くと見えてくるのがこちらの休憩所。ちょっと休憩を、と思うかもしれませんが、実は雨乞いの滝はここからは目と鼻の先。
ただ、岩の陰になって休憩所から滝を直接見ることはできません。その代わりと言ってはなんですが、この周辺まで来れば流れ落ちる水の音が聞こえてきます。ここまで見てきた滝よりも大きな音が聞こえてくるため、否応なしに期待が高まり自然と足が前に向かいます。
写真:岡本 大樹
地図を見るそしてとうとう到着!すでに少しご紹介しましたが、こちらが最も奥の場所にある雨乞いの滝です。左右二本の滝が流れているのが大きな特徴で、左が雄滝、右が雌滝と呼ばれています。
山の中ということもあり、タイミングによっては濃い霧が出ていることも。霧が出ている時は雌滝上段が霧の中に消えているように見え、より神秘的な雰囲気が感じられます。
写真:岡本 大樹
地図を見る雌滝は45mの高さから3段に水が流れ落ちている様が壮観。一方で雄滝は落差は27mと半分ほどしかありませんが、静かに流れ落ちる様子は雌滝と対照的で、二つが一緒に作り出している自然美は見事の一言です。
写真:岡本 大樹
地図を見る今となっては、サテライトオフィス誘致に成功した「ITの町」などと言われる神山町ですが、元々は自然が豊かなことが最大の自慢でした。
初夏には新緑、秋は紅葉、冬には雪と一年を通して楽しめる雨乞いの滝で、テレワークの合間に大いに羽根を伸ばしてみてください。
住所:徳島県名西郡神山町神領石堂
電話番号:088-676-1118(神山町役場 産業建設課内)
アクセス:徳島駅から車で約1時間
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/10更新)
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