写真:田中 六花
地図を見る江戸時代末期の安政5年創業、160年以上もの歴史を持つ「中川誠盛堂茶舗」。JR大津駅から琵琶湖方面に歩いて約5分、その昔は大名行列が行き交ったという旧東海道沿いに位置します。趣きのある「茶」の看板を目印にしてくださいね。
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地図を見る「中川誠盛堂茶舗」のお茶は格別の風味が認められ、宮内庁御用達として長きにわたり献上されていています。店内には「宮内庁御用品」や「陸軍病院御用達」と書かれた札や、歴史を感じる茶缶が並びます。
5代目の店主が代々受け継ぐ信用第一の精神に、こだわりと変化への柔軟な対応も加わり、幅広いファンに応えるお茶づくりがなされています。個性豊かなお茶はほとんどが試飲可能、気軽にいろいろと尋ねながら、自分好みのお茶を探してみましょう。
商品はオンラインショップでも購入可能なので、遠方のお茶好きさんはチェックしてみてくださいね。
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地図を見る日本五大銘茶の一つ「朝宮茶」。伝統的な製法でつくられるのは、信楽に位置する標高400メートルほどの高地です。昼夜の寒暖差などお茶づくりに適した条件のもとで育つ「朝宮茶」の茶葉から立ち上がる独特な香気や風味は、一度飲めば忘れられない味わいです。
数ある「朝宮茶」の中でもおすすめなのが、農林大臣賞を受賞した武田達生氏による「朝宮茶おくみどり」。甘みが強くまろやかな香りと滋味が口いっぱいにひろがる繊細なお茶は、水出しでもお湯でも手軽にいただけます。
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地図を見るかの豊臣秀吉に愛されたお茶として知られる「政所茶」。戦国時代、幼少の石田三成が秀吉に献じたとされる三杯の茶の逸話「三献茶」に出てくるお茶だといわれています。朝廷や彦根藩にも献上されていたという、歴史ファンにはたまらないお茶です。
東近江市の鈴鹿山脈の渓谷という厳しい気候のもとでの生産は減少の一途をたどり「幻の銘茶」とも呼ばれています。
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地図を見る甲賀市で栽培されている「土山茶」は、南北朝時代に常明寺の僧であった鈍翁が京都の大徳寺から茶の実を持ち帰り寺で栽培したのが始まりだといわれています。
豊かな自然ときれいな水に恵まれ育った「土山茶」の特徴は、上品でまったりとした口当たり。全国茶品評会かぶせ茶部門で日本一に輝いた実績を持つ、確かなうま味をお確かめください。
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地図を見る中川誠盛堂茶舗の一番人気で、幅広く親しまれている「近江赤ちゃん番茶」。甲賀産の厳冬期に収穫した、味が濃くて甘みを持つ春番茶を100パーセント使用しています。農薬不使用で妊婦さんや赤ちゃんをはじめ、誰にでも安心して飲めるお茶です。
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地図を見る店の前にある自家製の窯で「近江赤ちゃん番茶」を炒ることから始まる中川誠盛堂茶舗の朝。独自の製法で辺り一面に広がる香ばしい香りと、癖がなくさっぱりとした味わいが特徴で、リピーターが多いのも納得のおいしさです。
写真:田中 六花
地図を見る「近江赤ちゃん番茶」は赤ちゃん水出し番茶とも呼ばれています。水1リットルに茶葉を約20グラム入れて、一晩置けば翌朝には完成という簡単さも魅力です。
ティーバッグタイプもありますので、用途に合わせてお選びくださいね。
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地図を見る京阪坂本駅のすぐ隣に、最澄が中国から持ち帰ったお茶の種を植えたとされる、日本最古の茶園「日吉茶園」があります。日吉大社の厚意によって譲り受けた貴重な茶樹を、近江茶の匠と呼ばれる立岡啓氏の技術でよみがえらせ、2017年「日吉茶園」の初収穫に成功しました。その後DNA鑑定が行われ、最澄が持ち帰った産地の茶葉と同じものという結果が発表され、確かな品質が認められています。
雑味がなくすっきりとした甘みを感じる「日吉茶園」は、年間数キロしか収穫できないため限定販売となっています。日本茶の歴史を紐解く最高峰の希少な銘茶を味わってみませんか。
写真:田中 六花
地図を見る有名茶産地のお茶を外観・色・香り・味の4項目から審査を行う関西茶品評会で、見事受賞を果たした銘茶にも出会えます。非日常の特別なうま味を堪能しましょう。
一等賞受賞の「最高級土山茶」は、中村哲三氏による外観・香気・水色・滋味すべてが最高レベルの手摘み茶。
同じく一等受賞の「最高級朝宮茶」は、これまでにも数々の受賞歴を誇る名人・北田一夫氏による、日本茶のロマネコンティと呼ぶに値する手摘みの逸品です。
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地図を見る好きな人が多いほうじ茶はこちら。
「ほうじ茶雅」は皇后雅子様が滋賀に来られた際に献上されたお茶で、お名前から「みやび」と名づけられた、麗しい香りとコクのあるほうじ茶です。
「近江手炒りほうじ」は炭火手炒焙茶謹製と書かれたパッケージが目をひくほうじ茶。朝宮の山で丁寧に栽培されたくき茶を、創業以来受け継がれる製造法で、時間かけて炒り上げられた妥協のない味わいです。
写真:田中 六花
地図を見る昨今人気の和紅茶や珍しいお茶も各種取り揃えられています。
信楽高原の大自然から生まれた特撰和紅茶「朝宮」、ダージリン系で日本独自の品種「べにふうき紅茶」といった上質の和紅茶をはじめ、薬や化学肥料一切不使用の特別栽培茶からなる国産の青烏龍茶や、知る人ぞ知る名産地・中国福建省の武夷山産の岩茶まで充実のラインナップです。
写真:田中 六花
地図を見るお茶請けにぴったりなお菓子が「りんごのドライフルーツ」。青森産りんごのうま味をぎゅっと閉じ込め一口サイズにカット、どんなお茶ともよく合います。
写真:田中 六花
地図を見るお茶のおいしさを左右する茶器もたくさん並びます。地元信楽焼の無形文化財・大西忠左氏の作品から、常滑の人気若手急須作家・伊藤雅風氏らといった幅広い作家の茶道具は一見の価値あり。手ごろで日常使いが楽しくなるようなものも多いので、気軽に見せてもらいましょう。
住所:滋賀県大津市中央3-1-35
電話番号:077-522-2555
アクセス:JR「大津駅」・京阪「島ノ関駅」より徒歩約5分
定休日:日曜・祝日
営業時間:9:00〜19:00
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/17更新)
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