写真:風祭 哲哉
地図を見る「日本一うまいところてん」があるのは新潟県上越市大島区。
上越と聞くと、日本海に面した直江津や城下町高田のイメージがありますが、ここは市内から30キロほど離れた内陸部の山の中にあります。
鉄道の最寄り駅は北越急行ほくほく線の「ほくほく大島駅」ですが、実は駅からは近く徒歩5〜10分程度。ポツンと一軒家的な山の中と思いきや、意外とアクセスはいいのです。
東京方面からであれば越後湯沢で新幹線からほくほく線に乗り換え、車の場合でも関越道の湯沢ICを降りて山を越えてくる方が、上越市内へと出るよりも便利です。
写真:風祭 哲哉
地図を見るほくほく大島駅から南へ500メートルほど進むと、道路沿いに見えてくるのは「日本一うまいところてん」の看板。
ここを曲がればお店はもうすぐ先にありますが「日本一うまいところてん」と自信たっぷりに語る、その理由は何なのでしょうか?
写真:風祭 哲哉
地図を見る実はこの「日本一うまいところてん」というのはお店の名前だったのです。
創業は明治18年、創業当時は「日本一…」という名前ではなかったのですが、戦後復興の頃、全国を旅していた行商の方が「ここのところてんが日本一うまい」と、のれんをプレゼントしてくれたことからこの店名になったのだそうです。
写真:風祭 哲哉
地図を見るもともとファンも多く、わざわざ遠くからここまで食べにくる人もいましたが、人気テレビ番組で紹介されたことによりさらに人気が急騰し、2019年の夏休みや週末はかなり混雑する日もありました。
予約はできず、整理券もありませんので、順番が来るまで並んで待つことになります。できれば混みあう時期や時間帯を避けての訪問をおすすめします。
写真:風祭 哲哉
地図を見る「日本一うまいところてん」は簡単なテーブルとカウンター席合わせて30席程度で、広いお店ではありませんが、店の奥は池に面していて、カウンター席からは涼しげな滝を眺めることもできます。
このあたりは冬は日本有数の豪雪地帯ですが、夏は夏でフェーン現象のためかなり暑いのです。そんな中、水辺の涼を感じながらここで冷たいところてんを食べる。
どうですか?想像しただけでもおいしそうに思えてきますよね。
写真:風祭 哲哉
地図を見るこのお店のところてんが日本一うまいと言われる理由のひとつは、「新潟県の名水」に選ばれている岩清水の湧き水を使用し、食べる直前まで10度以下でキンキンに冷やされているから。
もちろん店内でもこの岩清水を飲むことができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見るそしていよいよ「日本一うまいところてん」とご対面。
シンプルな模様の美しい曲線を描いたところてんに醤油が少し垂らされ、少量のからしが添えられています。
そして真ん中には箸が一本。
実はところてんは箸一本で食べるのが弘法大師を由来とする昔ながらの風習。鮮度が悪いと一本で食べるのは難しいそうですが、このところてんはコシがあるので真ん中からすくえば箸一本でも簡単に食べられるのです。
写真:風祭 哲哉
地図を見るおいしい水と天草でできたところてんは冷たくて弾力があり、喉ごし爽やか。
最初のひと口は出されたままの醤油で食べ、その後お好みで調味料を追加する形になりますが、テーブルの上にある「青じそ」のタレとの相性が絶妙。
これで1杯330円。たかがところてん、されどところてん。日本一の名前はけっして大げさではなく、わざわざ食べにくるファンが多いのもうなづけます。
日本一うまいところてんにはおみやげやサブメニューもあります。
まずはこのところてん、1グループ10個までとなりますが、お土産として持ち帰りもできます。青じそのタレと辛子がついていますので、じっくり冷やせば家庭でも日本一のところてんが楽しめます。
ただし、保存料を使用していないため3日以内が消費期限で、また混雑時は店内利用と同様に並び、順番が来てからの注文となりますのでご注意ください。
写真:風祭 哲哉
地図を見るそのほか、店内では地元のとれたて野菜の販売や、ソフトクリームやかき氷などのサブメニューがありますが、おすすめはこの近くの棚田で採れた天水田米の手作りおにぎり。土日限定での販売となりますが、ぜひ一度食べてみたい逸品です。
住所:新潟県上越市大島区下達460-2
電話:025-594-3701
営業日:4月昭和の日〜10月中旬まで
営業時間:9:00〜18:00(2020年は10:00〜16:00)
営業情報についてはお電話にてご確認ください。
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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