東京・上野のレトロな一角に佇む「きぬやホテル」は昭和の風情

東京・上野のレトロな一角に佇む「きぬやホテル」は昭和の風情

更新日:2020/07/15 13:47

瀧澤 信秋のプロフィール写真 瀧澤 信秋 ホテル評論家、旅行作家
東京には様々なエリアがありますが、上野周辺には他にはない特色があります。一言でいうならば“レトロ”というワードがマッチするかもしれません。一方で、オシャレな最新スポットも増えつつあり昔の上野を知っている人ならば、その昭和然とした個性はかなり薄らいだと感じる人は多いことでしょう。そのような今の上野にあって往時のレトロな雰囲気纏う「きぬやホテル」を紹介します。今の時代には新鮮に映る魅力に迫ります。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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上野が持つ独特の雰囲気

上野が持つ独特の雰囲気

写真:瀧澤 信秋

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今となっては東北や上越、北陸新幹線の通過駅となってしまった上野駅。新幹線が開通する前までは、東北や上信越方面の玄関口でした。上野駅の地上ホームは行き止まり式で、終着駅といった雰囲気を色濃く残していました。駅の構内はどことなく薄暗い雰囲気もありました。

いまとなっては、駅の構内にはオシャレなショップが並び、駅前で独特の雰囲気を醸し出していた西郷会館に聚楽のレストランもいまはありません。新幹線は東京駅発着となり、合わせるかのように通過駅となった上野駅やその周辺は新たな雰囲気に変わっていきました。

ひっそり目立たず営業を続けているホテル

ひっそり目立たず営業を続けているホテル

写真:瀧澤 信秋

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かように変化著しい上野エリアですが、往時のレトロな雰囲気をいまだに色濃く残しているスポットもあります。アメ横なども昔から有名な通りですが、JR上野駅と京成上野駅、不忍池に挟まれたエリアはどことなく昭和の雰囲気が残っています。中でも弁財天方面へ向かう通りには、昔から営業を続けるいまだ現役のお店などがいくつか並びます。

そうした通りに面して昔の雰囲気を残しつつ営業しているのが「きぬやホテル」です。開業したのは1972年といいますから48年前。開業当時と屋号は同じですが、約8年前に前のオーナーから引き継ぎ、現在の運営会社に委ねられています。

長年愛されてきたホテル

長年愛されてきたホテル

写真:瀧澤 信秋

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運営を担う際に建物そのものの建て替えも検討されましたが、きぬやが長年にわたり多くのファンに愛されてきたホテルということで常連も多いホテル。屋号やハードは敢えて変えず、サービス体制などソフト面の拡充を図り様子を見ようということになりました。

いまとなってはもちろんコンピューターで予約など管理されていますが、運営を引き継いだ際は手書きの台帳で管理されていたといいます。看板も当時のままで「政府登録」と記されています。若い旅行者から「政府登録って何ですか?」と質問されるというエピソードも。このように開業当時の雰囲気を色濃く残すホテルになっていますが、これがいまとなってはきぬやホテルの魅力といえるかもしれません。

長年愛されてきたホテル

写真:瀧澤 信秋

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ゲストの中には、広い広間に6人分セットされた枕と布団を見て、昔修学旅行できぬやホテルを訪れて、友達と枕投げをした微笑ましい記憶がある人もいるといいます。ホテルが激増していますが、新たなコンセプトや仕掛け、最新の設備や個性的なサービスにどピカピカの最新ホテルが誕生している中、そんな競争とは無縁とも思えるきぬやホテル。何事もほどよい按配、しっくりくる器というものがあるのでしようか。

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外国人にも人気のホテル

外国人にも人気のホテル

写真:瀧澤 信秋

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きぬやホテルは建て替えなかったというエピソードを前記しましたが、ハードを変えなかった分といえるでしょうか宿泊料金はリーズナブルです。周辺のホテルより概してかなり安価に提供されています。

そのため近年では激増した訪日外国人旅行者に人気です。リーズナブルな旅を求める旅行者にとって、宿泊料金が安い上に独特のレトロ感にも興味を抱くとのこと。何より京成上野駅の改札口から徒歩30秒というアクセス。外国人旅行者に安心感があるのは間違いないでしょう。

外国人にも人気のホテル

写真:瀧澤 信秋

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英語ばかりではなく、多言語に対応できるよう積極的に外国人スタッフも採用されています。外国人にとっては母国語で話せる安心感の高さは抜群のようで、ホテルの説明から観光案内まで安いのに懇切丁寧な対応がなされることでリピーターも増えています。

以前からの日本人常連客にも、外国人客が増加したことは新鮮なようで、客室のダイヤル式電話機横には無料のスマートフォンが設置されたり、スマートなフロントサービスなどの進化も評価ポイントでしょう。

カレーもレトロ

カレーもレトロ

写真:瀧澤 信秋

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ホテル1Fの「カフェレストラン黒門」でぜひ食したいのがカレー。ランチメニューに懐かしさ満点といった味わいのカレーを提供しています。カトラリーも往時のものを使用しておりこちらもレトロ感抜群です。サラダと1ドリンク(珈琲・紅茶)がついて650円というある意味でホテルカレーとしては破格な設定。何より不忍池を望む店内でゆったりと時間を過ごせる穴場です。

不忍池や上野公園の散策にもってこい

きぬやホテルは駅から近いのはもちろん、不忍池に面しており上野公園の懐といったロケーションです。上野エリアとしては一等地ともいえる立地だけに、ぜひ散策を楽しみたいもの。都心あって四季折々の表情を見せてくれます。

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/10/15−2019/10/16 訪問

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