桜島噴火の爪痕!御利益もあり!?鹿児島垂水「埋没鳥居」

桜島噴火の爪痕!御利益もあり!?鹿児島垂水「埋没鳥居」

更新日:2020/07/16 14:43

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
鹿児島県垂水市牛根麓に、桜島の噴火で埋もれてしまった鳥居が残されています。いわゆる“埋没鳥居”、桜島東岸の黒神地区のものが有名ですが、垂水市にもあるんです。笠木部分だけを地上に現した姿が噴火の凄まじさを物語ります。笠木は噴火時の地震の影響でずれてしまっていますが、落ちることもなく離れることもなく残っているというので、御利益も!? 桜島の眺めも素晴らしい、牛根麓の“埋没鳥居”、訪ねてみては?

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴う、県境をまたいだ移動の自粛が2020年6月19日より解除されます。また県境をまたぐ観光については「徐々に行い、人との間隔を確保すること」というガイドラインが政府より示されています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新の情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)
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噴火の凄まじさを今に伝える“埋没鳥居”

噴火の凄まじさを今に伝える“埋没鳥居”

写真:沢原 馨

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大正3年(1914年)、桜島が大噴火を起こしました。南西側に流れ出た溶岩は集落をのみ込み、南東側に流れ出た溶岩は海を埋めて桜島と大隅半島を地続きにしてしまいました。世に言う「大正の噴火」です。周辺には火山灰や軽石が大量に降り注ぎ、家々や田畑を埋め尽くしました。その被害の凄まじさを物語るもののひとつが、いわゆる“埋没鳥居”です。

上部の笠木部分だけを残して火山灰に埋もれた“埋没鳥居”、桜島東岸の黒神地区にあるものが広く知られていますが、大隅半島側の垂水市にも同じような“埋没鳥居”があるのです。

噴火の凄まじさを今に伝える“埋没鳥居”

写真:沢原 馨

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それが牛根麓(うしねふもと)の“埋没鳥居”。牛根麓の集落脇、丘の裾にひっそりと残されています。この場所が私有地だったために一般には長く存在が知られていませんでしたが、平成23年度(2011年度)に鹿児島県が展望広場や遊歩道、駐車場などを整備、“観光名所”のひとつに名を連ねるようになりました。

牛根麓の“埋没鳥居”は上部の笠木部分約1.45mが掘り出された状態で残されています。笠木部分は噴火時の地震の影響でずれてしまっています。その姿に「大正の噴火」の被害の大きさを窺い知ることができます。噴火の脅威を今に伝える貴重な歴史遺産です。見ておきたいですね。

土地の鎮守、稲荷神社にお参りしよう

土地の鎮守、稲荷神社にお参りしよう

写真:沢原 馨

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鳥居から少し登った先、小さな祠が鎮座しています。天正2年(1574年)に島津家の家臣である伊集院魯笑齋久道が創建したという稲荷神社です。稲荷神社創建の経緯について、現地に概要を記した案内板が設けられていますので、ぜひ目を通しておきましょう(本記事内では詳しい説明は省略します)。

小さなお社ですが、土地の方々にとっては大切な信仰の場。崇敬の気持ちを持って静かにお参りし、旅の無事を願っておきましょう。

落ちない&離れない埋没鳥居、御利益有り!?

落ちない&離れない埋没鳥居、御利益有り!?

写真:沢原 馨

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ところで、この牛根麓の“埋没鳥居”、噴火時の地震の影響で笠木部分が少しずれてしまっていますが、100年以上を経ても落ちることなく、離れることもなく、その姿を保っています。そのことから“落ちない、離れない”という御利益があるかも!?と考えられるようになりました。

“落ちない、離れない”のキーワード、受験に臨む方や、恋愛成就、夫婦和合を願う人には特に御利益がありそうですね。

落ちない&離れない埋没鳥居、御利益有り!?

写真:沢原 馨

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“埋没鳥居”の横手には御神籤を結ぶための「おみくじかけ」が設置されています。“埋没鳥居”を象ったオブジェ風の作りで、ますます御利益がありそうです。並んで記念写真を撮るのもいいかも。

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桜島が目の前!展望所からの眺望が絶景

桜島が目の前!展望所からの眺望が絶景

写真:沢原 馨

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牛根麓の“埋没鳥居”周辺は公園として整備され、展望所も設けられています。この展望所からの眺望が絶景。

眼下には牛根麓の田園風景を見下ろし、その向こうに錦江湾が横たわり、桜島の勇壮な姿が見えています。素晴らしい眺望です。せっかくなら、桜島が順光に照らされる午前中に訪れるのがお勧め。展望所にはベンチも設置されていますので、腰を下ろしてのんびりと眺めを楽しみましょう。

桜島が目の前!展望所からの眺望が絶景

写真:沢原 馨

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牛根麓から見える桜島は、鹿児島市街から見える桜島のほぼ反対側。桜島の東斜面にある昭和火口の辺りも見えています。場合によっては昭和火口から噴き上がる噴煙を見ることができるかもしれませんよ。

長閑な田園風景や大隅線の跡など、周辺の散策も楽しもう

長閑な田園風景や大隅線の跡など、周辺の散策も楽しもう

写真:沢原 馨

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“埋没鳥居”を見学し、稲荷神社にお参りを済ませた後は、周辺の散策を楽しむのもお勧め。昔ながらの佇まいが残る牛根麓の集落から長閑で緑豊かな田園風景まで、のんびりと土地の空気感を楽しみましょう。

長閑な田園風景や大隅線の跡など、周辺の散策も楽しもう

写真:沢原 馨

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周辺を歩いていると、集落から田園風景の中を貫くように延びる“堤”状の道があるのに気付きます。これはかつての国鉄大隅線の跡。大隅線は志布志駅(現在の志布志市)から国分駅(現在の霧島市)までを結んでいました。大隅半島の交通を担ってきた鉄道でしたが、昭和62年(1987年)3月、惜しまれつつその歴史を終えました。今はこうしてところどころにその面影を残すだけです。大隅線跡地を巡ってみるのも楽しいですよ。

長閑な田園風景や大隅線の跡など、周辺の散策も楽しもう

写真:沢原 馨

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桜島の噴火の脅威を今に伝える“埋没鳥居”、ぜひ見ておきたいものです。併せて稲荷神社にもお参りし、周辺を散策し、牛根麓の風土を感じながら観光を楽しみたいですね。牛根麓はあまり観光地化されておらず、静かで長閑なところです。土地の暮らしに敬意を払いつつ、静かに観光を楽しみましょう。

牛根麓の“埋没鳥居”の基本情報

住所:鹿児島県垂水市牛根麓675-1
電話番号:0994-32-1111(垂水市役所)
アクセス:
桜島港から国道224号、国道220号経由で約17km
鹿児島空港から国道10号、国道220号経由で約43km
駐車場有り(7台分)
「道の駅たるみず湯ったり館」から約1.5km(徒歩約25分)

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/12 訪問

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