天まで届く?幸せが生まれ運ばれる「cu-mo箱根」の純白ポスト

天まで届く?幸せが生まれ運ばれる「cu-mo箱根」の純白ポスト

更新日:2020/07/23 17:04

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイが接続している早雲山駅。2020年7月にリニューアルを終え、展望テラス・足湯・ショップからなる「箱根cu-mo(クーモ)」がオープンしました。特に苦労の末に設置されたのが真っ白なポスト。「しあわせはこぶ」の語呂にあわせ、高さは天にまで届きそうな4,485mm。オリジナル切手つきの可愛いポストカードも販売され、手紙を書けるエリアも。ひと休みにぴったりな空間です。

リニューアルした「早雲山駅」

リニューアルした「早雲山駅」

写真:浅井 みら野

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箱根湯本から始まり、強羅、大涌谷、芦ノ湖を巡り、箱根エリアを一周するゴールデンコース。早雲山駅はケーブルカーの終点で、大涌谷に向かうロープウェイに乗り換えるために多くの人たちが乗り降りします。

リニューアルに伴い、新しく授乳室を設けたり、車いすやベビーカー利用の方が簡単に乗り継げるようエスカレーターを新設したりとバリアフリーを重視した点にも注目です。

リニューアルした「早雲山駅」

写真:浅井 みら野

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早雲山駅に新しくオープンした「cu-mo箱根」。真新しい駅舎の2階に位置し、木の温もりが感じられる造りになっています。

オリジナル商品をはじめ250以上のグッズが販売されているショップのほか、ショップ前には充電(USB)スポットや椅子が設置され、移動で疲れたときにホッと寛げるラウンジになっています。

リニューアルした「早雲山駅」

写真:浅井 みら野

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名前の「cu-mo」とロゴマークは、早雲山でよく見かける「雲」と箱根寄木細工で使われる「木(もく)」の2つを掛けたもの。

椅子も寄木細工を彷彿させるデザインになっており、もこもこの雲型クッションも。思わず、ほっこりしてしまうアイテムばかりです。

のっぽなポストが新登場

のっぽなポストが新登場

写真:浅井 みら野

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穏やかな空気に包まれたcu-mo箱根に、ひっそりと、しかし確かな存在感を放っているのがショップの奥にある真っ白なポストです。ポストというと赤い色が定番ですが、地元らしさや雰囲気を大切にしたい想いから白い色にこだわりました。

動画:浅井 みら野

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色はもちろん、目を引くのが空まで届きそうなポストの高さ。幸せが舞い込むようにという願いを込めて、高さが4,485mmと「幸せ運ぶ」の語呂に掛けています。

エンジェルナンバーともいわれている「44」は、“し(4)”が合わさってることで“しあわせ(幸せ)”な数字といわれているのです。

白いポストで手紙を送ろう

白いポストで手紙を送ろう

写真:浅井 みら野

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白いポストは一般の郵便物は受付けておらず、ショップで販売しているオリジナルポストカード専用です。ポストカードの種類は、富士山や海賊船など箱根エリアの名所がイラストになっていて、切手もすでに貼付されており、あとはメッセージを書くだけ。

白いポストで手紙を送ろう

写真:浅井 みら野

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必要な筆記道具もポストの前に完備されており、購入したらそのまま文章の思案タイムへ。ボールペンだけでなくカラーペンもあるので、手紙を鮮やかに彩ることもできます。

「スマホやメールが今は主流なので、手紙って凄いアナログなんですが、その分、届いたら相手にインパクトが残ると思うんです。『今日、修学旅行以来の箱根に来ました』と同級生に送って、それで、もう一度箱根に行きましょうって話になったりするかもしれない。人生の中でそんなきっかけが生まれる場所を作りたかったんです」と、ポスト新設に携わった勝俣さんは言います。

白いポストで手紙を送ろう

写真:浅井 みら野

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投函する準備ができたら、そのまま白いポストへ。大涌谷の風景印も捺されて届けられます。

まだまだある!新スポットの魅力

まだまだある!新スポットの魅力

写真:浅井 みら野

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cu-moショップでは、ポストカードの他にも誰かのために買いたくなる商品ばかり。

寄木細工の柄をあしらったギフトバッグには、入浴剤や個包装のお菓子を自由に詰めることで、オリジナルのギフトが完成。メッセージカード付きなので、ちょっとした一言を添えられて、より特別感が感じられます。

まだまだある!新スポットの魅力

写真:浅井 みら野

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山の中というイメージが強い箱根ですが、cu-moショップの先にある展望テラスからは箱根外輪山だけでなく、相模湾も一望できるという、箱根のなかでも稀有な立地です。

まだまだある!新スポットの魅力

写真:浅井 みら野

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展望テラスには足湯も完備。

以前なら乗り換えで立ち止まることがなかった早雲山駅ですが、「皆さんが移動中、ここで10~15分ほど滞在して、寛げる場所にしたかった」と聞きます。そのため真っ白なポストや限定フードメニュー、それに限定ガシャポンなど随所に足を止めたくなる工夫が施されました。

アナログならではの良さをぜひ

アナログならではの良さをぜひ

写真:浅井 みら野

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手紙を書く時間がなかなか取れにくい今だからこそ、日常から少し離れた旅先で誰かに想いを馳せながら気持ちを綴ってみるのも旅ならではの過ごし方なのかもしれません。

相手がどんな表情で手紙を受け取り、受け取った後にどんなことが起きるのか。そんなことを想像してみるところから、手紙の幸せは始まっています。ぜひ訪れた際は、旅の楽しさと幸せをお裾分けしてみてはいかがでしょうか。

cu-mo箱根の基本情報

住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
営業時間:cu-moショップ 9:30〜17:30(飲食 10:00〜16:30)
アクセス:早雲山駅舎2階

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/08 訪問

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