徳島の名産品を堪能するなら「滝の焼餅 和田乃屋」が最適

徳島の名産品を堪能するなら「滝の焼餅 和田乃屋」が最適

更新日:2020/07/23 16:37

岡本 大樹のプロフィール写真 岡本 大樹 原付旅人、アマチュア自然フォトグラファー
すだちや和三盆というと全国的に知られる徳島県の名産品ですが、やまももや阿波ういろをご存知でしょうか。そんな徳島の名産品を存分に味わえるのが今回ご紹介する滝の焼餅「和田乃屋」です。

店内での利用はもちろん、お土産まで阿波の名物が取り揃えられているので、ぜひ一度その味をお試しください。

滝の焼餅「和田乃屋」とは?

滝の焼餅「和田乃屋」とは?

写真:岡本 大樹

地図を見る

滝の焼餅「和田乃屋本店」は徳島のシンボル的存在である眉山(びざん)の麓に佇むお茶屋さん。

メインの商品はお店の名前の一部にもなっている焼餅ですが、夏には徳島の名産物を使ったかき氷などが提供され、徳島という土地の味を知るには最適な場所となっています。

滝の焼餅「和田乃屋」とは?

写真:岡本 大樹

地図を見る

お店の暖簾をくぐると右手にはカウンター席、左手にはお土産が並んでいます。

カウンター席の横の壁面は大きな窓となっていて、山麓の豊かな自然を楽しみながらのティータイムを堪能できます。

イートイン用の座席はこちらのカウンターに加えて、奥の階段を上ったところに離れがあり、座敷やテーブル席を利用できます。

400年の歴史を誇る焼餅

400年の歴史を誇る焼餅

写真:岡本 大樹

地図を見る

こちらの焼餅は、江戸時代に徳島城が築城された際にお祝いとして献上されたという400年以上もの歴史を持つ、徳島の隠れた銘菓。地元での人気は高く、今では「とくしま市民遺産」の一つに数えられています。

味はプレーン・ごま・抹茶の3種類あり、注文が入ってから鉄板で焼いてくれるので、焼きたてをいただけます。余分なものを一切使わないというのが和田乃屋のこだわり。眉山の湧水である「錦竜水」を始めとして、素材を存分に活かすように工夫して作られています。

香ばしく素朴な味わいが美味しい商品ですが、さらに注目して欲しいのはその食感。原料であるうるち米ともち米を丁寧に石臼で挽き、天日干しした手間ひまのかかった皮は、噛みごたえにアクセントを与えてくれています。

400年の歴史を誇る焼餅

写真:岡本 大樹

地図を見る

焼餅は店先の窓から見える場所で、一枚一枚丁寧に焼かれています。テイクアウトの場合はここで注文もできますよ。

400年の歴史を誇る焼餅

写真:岡本 大樹

地図を見る

焼餅のセットメニューもあり、コーヒーや抹茶などから選ぶことができますが、ぜひ試して欲しいのは徳島の名産品を使ったジュースです。

すだちは食事にアクセントを加えるための薬味として使われることが多いですが、はちみつとブレンドしたドリンクという形で提供されることもしばしば。和田乃屋のすだちジュースは、すだちとはちみつのバランスが絶妙で、県内産のすだちの良さを存分にに引き立てています。

その他に、やまももジュースも人気のメニュー。やまももはすだちほど有名ではありませんが、こちらも徳島の名産品の一つで、県の木にも指定されています。あまりお目にかかれない果物ですが、ほんのりとした甘酸っぱさはすだちとはまた違った魅力があります。

夏にはかき氷メニューも

夏にはかき氷メニューも

写真:岡本 大樹

地図を見る

夏にはスイーツメニューにかき氷が仲間入り。全部で5種類あり、すだち・和三盆・やまもも・生姜ミルク・抹茶から選ぶことができます。

和三盆糖蜜やすだち、生姜など、どれも地元の食材を上手く利用したこだわりのメニューとなっていますよ。

夏にはかき氷メニューも

写真:岡本 大樹

地図を見る

かき氷には白玉と和田乃屋特製のあんこ、そして果実などがトッピングされているのも嬉しいポイントです。

写真はやまもものかき氷で、果実も載せられています。そのまま皮ごと食べることができますが、種の近くは酸っぱいので苦手な方はかき氷と一緒に食べる方がいいでしょう。

夏にはかき氷メニューも

写真:岡本 大樹

地図を見る

なお、最初から少しシロップがかかっていますが、かけながら食べ進めることができます。一気にかけると氷が溶けやすいのでご注意です。

周辺の自然も楽しもう

周辺の自然も楽しもう

写真:岡本 大樹

地図を見る

すでに少しご紹介しましたが、このお店の自慢のポイントはかき氷や焼餅だけではありません。大きな窓の外にある緑はとても美しく、自然もこのお店の自慢の一つです。

さらに11〜3月頃はここに黄花亜麻(キバナアマ)という日本ではあまり見られない花が咲きます。この花は、1900年頃にモラエスというポルトガルの海軍士官だった方が植えたとされています。モラエスは日本文化を海外に紹介した人物として知られ、徳島には所縁あるスポットが残されています。

鮮やかな黄色が彩る庭は、冬でありながら花の美しさや温もりに触れられる場所となります。訪問の際はぜひチェックしてみましょう。

周辺の自然も楽しもう

写真:岡本 大樹

地図を見る

さらに店内の利用後には外に出て、横の階段を上がってみてください。和田乃屋の庭に続く滝の上流部を見ることができ、より一層眉山の緑に囲まれた自然散策が楽しめます。

周辺の自然も楽しもう

写真:岡本 大樹

地図を見る

上から和田乃屋の店舗側を覗いてみるとこのような景色に。美しい緑の向こうにちらっと見えている鯉であったり、カウンター席であったりと、和田乃屋の緑豊かな環境が遠目から実感できますね。

お土産も豊富に揃ってます

お土産も豊富に揃ってます

写真:岡本 大樹

地図を見る

最後は物販コーナーのお土産をご紹介。名物の焼餅に加え、阿波晩茶の葉や阿波ういろ、阿波和三盆糖の箱などがあります。

すでにご紹介したすだちとやまもものドリンクの原液もあるので、お家で楽しむこともできますよ。

お土産も豊富に揃ってます

写真:岡本 大樹

地図を見る

阿波ういろも徳島銘菓。あまり知られていませんが、阿波ういろは名古屋・山口と並んで日本三大ういろの一つとされています。

いくつかのお店が阿波ういろを商品化していて、お店によって形状や素材がそれぞれ違っています。和田乃屋の阿波ういろ「結々(ゆゆ)」は、保存料などの食品添加物を使わずに作られており、自然で優しい味わいが大きな特徴。

栗入りとの詰め合わせセットなどもあるので、お土産にピッタリですよ。

お土産も豊富に揃ってます

写真:岡本 大樹

地図を見る

他にもお土産用の和三盆糖の箱も2種類用意されています。阿波の和三盆は竹糖(ちくとう・たけとう)という徳島のサトウキビを使ったもので、上品な甘さを楽しめます。

2種類の内の一つは2019年に新しく作られた特別バージョン。先ほどご紹介したモラエスさんと奥様おヨネさんをかたどったものとなっています。

このように徳島には知られざる銘菓や名産品が多くあります。自然豊かな徳島という土地の名物をぜひ味わってみてください。

和田乃屋本店の基本情報

住所:徳島市眉山町大滝山5-3
電話番号:088-652-8414
営業時間:10:00〜17:00
定休日:木曜日
アクセス:徳島駅から車で約5分、徒歩約15分
駐車場:あり

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/14 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -