沖縄本島の那覇空港から約30分の距離に位置する「久米島」。近年、そのアプローチのしやすさと、おっとりとした島の雰囲気へ注目が集まり、多くの観光客が訪れるようになりました。島の中に様々な自然景観を有しているほか、その自然を活用した体験プログラムが充実しているのが特徴です。
そんな久米島ですが、実は隠れた魅力こそ、今回焦点を当てる"食の豊かさ"!実は1周50kmという小さな離島なのですが、本当に豊かな食材を有しており、島の随所でその食材をふんだんに使った個性あふれるグルメが食べられます。
写真:土庄 雄平
地図を見る前述したように、島には数々のご当地グルメの名店がありますが、今回紹介したいのは「やん小(やんぐゎ)」。久米島の仲泊エリアに佇むこぢんまりとしたお店です。この、やん小の特徴は、沖縄ならではの古民家をそのままお店としていること。
写真:土庄 雄平
地図を見る縁側と赤い屋根が特徴的な家屋、門と屋根瓦にはシーサーが乗っており、周囲は花々に囲まれています。外観からとても趣があり、お店の中に入れば、島ならではの素朴な生活風景を感じつつ食事ができます。
写真:土庄 雄平
地図を見る実は、やん小はお店として営業しているとき以外は、店主が住む民家なのです。せっかく久米島に訪れたのだから、この島ならではの空気感に触れて欲しい。店主の粋な心意気が表れています。料理の美味しさだけでなく、こうした居心地の良さもリピーターが多い理由です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな雰囲気が抜群な「やん小」で頂けるのは、島の食材をたっぷり使った沖縄そば!沖縄旅行の際には、一度は口にする郷土料理ですが、このやん小で振舞われるのは、他では類を見ないこだわり満載の一杯となっています。
例えば、お客さんのうち多くの人が注文する「島味噌もやしそば」がその代表的存在です。ベースとなっているのは、「久米島たいらの味噌」!塩分濃度が低いことが特徴で、カツオ出汁と組み合わせることで、香り豊かでまろやかな味わいに仕上げています。
またそこに良いアクセントとなるのが、久米島の地下水で育った「惣慶もやし」。シャキシャキとした食感が心地良く、もやし単独で圧倒的な甘さを備えているのがポイント!噛むたびに染み出る甘みが、スープと心地良く調和します。
写真:土庄 雄平
地図を見るしかし、これだけでこだわりが尽きないのが、やん小の凄さ!実は、そばに使われる麺には、久米島の海洋深層水が練り込まれているのです。海洋深層水は、優れたミネラルバランスや栄養に富み、今や美容の観点でも注目される久米島の名産品。
これだけ久米島の食材が入っていながら、最後は身体にも良い!というおまけ付き。一杯に込められたこの抜かりないこだわりと情熱こそ、やん小が観光客にも地元の方にも支持される理由と言えるでしょう。
写真:土庄 雄平
地図を見る島の宝と言うべき食材が詰まった「島味噌もやしそば」ですが、少し刺激を求める方は、同じく島の食材で作った特性ラー油を入れた「ピリ辛味噌もやしそば」、グァバジュースやオリオンビールといった沖縄ならではの飲み物も注文できます。
久米島らしい素朴な風景・時間とともに頂く極上の一杯、ぜひ一度お店を訪れてみてはいかがでしょうか?
住所:沖縄県島尻郡久米島町字仲泊509
営業時間:12時〜14時30分
定休日:日曜日
アクセス:久米島空港から車で約10分、兼城港から車で約5分
※駐車場あり、12時前後は混むので予約を入れておくのがベター
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/11更新)
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