福島・猪苗代「達沢不動滝」は原生林に囲まれた名瀑!

福島・猪苗代「達沢不動滝」は原生林に囲まれた名瀑!

更新日:2020/07/31 16:31

森 のこのプロフィール写真 森 のこ おもに1人旅専門の旅行ライター、元編集者
磐梯山の麓に広がる、猪苗代町にある達沢不動滝。「いなわしろ新八景」に数えられている景勝地で、岩肌を沿うように水が流れ落ちる姿が美しい名瀑です。近くには駐車場も整備されており、アクセスも簡単。駐車場から滝までの道のりも、森林浴気分で楽しめますよ。

猪苗代の自然豊かな景勝地「達沢不動滝」

猪苗代の自然豊かな景勝地「達沢不動滝」

写真:森 のこ

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福島を代表する名峰・磐梯山。達沢不動滝はその麓にある、猪苗代町に位置している滝です。周辺は手付かずの原生林が残っており、自然の中でリフレッシュしたい方におすすめしたい景勝地です。

また、湯量日本一で知られる名湯「中の沢温泉」からは車で15分ほど、猪苗代湖周辺の観光名所である「野口英世記念館」や、「世界のガラス館」からも車で35分ほどでたどり着くことができるので、猪苗代湖周辺の観光ついでに訪れやすいスポットです。

駐車場からは原生林の中を歩いて滝へ

駐車場からは原生林の中を歩いて滝へ

写真:森 のこ

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滝近くには、専用の駐車場(無料)が設けられています。駐車場から達沢不動滝までは、徒歩で10分ほど。滝の水が流れ落ちている川に沿って、緑深い原生林の中を歩いていく格好になります。背の高い木々が並び、すぐ近くを流れる川のせせらぎも爽やかで、歩くだけで森林浴を楽しめる道のりです。

コンクリート舗装などはされていませんが、一部砂利が敷かれている土の道はしっかり踏み固められており、アップダウンも少ない平坦な道なのでアクセスは簡単。ただし天候によってはぬかるんでいる場合もあるので、汚れが気にならない靴で行くのがおすすめです。

「男滝」と「女滝」の2つの滝からなる達沢不動滝

「男滝」と「女滝」の2つの滝からなる達沢不動滝

写真:森 のこ

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しばらく道なりに歩くと、「達沢不動明王」と書かれた額がかけられた木の鳥居が現れます。その鳥居をくぐると見えてくるのが、木々に囲まれて雄大にたたずむ「男滝」です。

「男滝」と「女滝」の2つの滝からなる達沢不動滝

写真:森 のこ

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実は達沢不動滝は、「男滝」と「女滝」の2つからなります。男滝は高さ10m、幅16mと大きな滝で、一枚の黒い岩の上を水がすだれ状に流れ落ちています。水量はそこまで多くありませんが、ザーザーと絶え間なく水が流れ落ちる音が涼しげで、思わず見入ってしまうような美しい姿の滝です。

なお、男滝は川の周囲に転がる岩の上を辿っていけば滝つぼ付近まで近づくことができますが、足元が滑りやすいので注意が必要です。

「男滝」と「女滝」の2つの滝からなる達沢不動滝

写真:森 のこ

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そして男滝の西側、少し離れた場所にあるのが「女滝」です。男滝と比べると水量も少なくひっそりとしているため、気づかずに見逃してしまう方もいるほど。迫力には欠けますがしっとりと優雅で、男滝とはまた違った見どころのある滝なので、ぜひ女滝の存在も忘れずに眺めてくださいね。

駐車場までのアクセスの注意点

駐車場までのアクセスの注意点

写真:森 のこ

達沢不動滝の駐車場までは、一部未舗装の道路を通行することになります。砂利道でかつ道幅も細いため、スピードはゆっくり、そして対向車が来たら譲り合いながら運転しましょう。

なお、駐車場は手前と奥に計2つあり、1つ目の道路左手に設けられた駐車場を過ぎ、まもなくすると2つ目の駐車場にたどり着きます。より滝の近くに車を停めたいという方は、覚えておいてくださいね。

達沢不動滝の基本情報

住所:福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字達沢
アクセス:猪苗代駅から車で40分、駐車場から徒歩で10分

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/06/08 訪問

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