「銀河鉄道999」始動のまち!愛媛県大洲市新谷町

「銀河鉄道999」始動のまち!愛媛県大洲市新谷町

更新日:2020/07/29 12:40

林 ぶんこのプロフィール写真 林 ぶんこ 四国の山道探検家、0850ライダー
愛媛県南予地方の小さなまち、大洲市新谷町は「銀河鉄道999」のアイデアが育まれたまち。作者の松本零士氏が戦時中疎開していた場所であり、氏が学んでいた小学校には銀河鉄道999の大きな壁画が飾られ、メーテル像が優しく子供たちを見守っています。近くの商店街には「哲郎通り」「メーテル通り」などと名付けられた通りもあり、松本零士氏が命のふるさとと語る、銀河鉄道999ファンなら一度は訪れておきたい場所です。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

「銀貨鉄道999 始発駅 新谷」の大きな看板が立つ新谷町

「銀貨鉄道999 始発駅 新谷」の大きな看板が立つ新谷町

写真:林 ぶんこ

地図を見る

松山空港から車で約1時間、愛媛県大洲市新谷町(おおずしにいやまち)は、漫画家の松本零士氏作の漫画・アニメーション「銀河鉄道999」が生まれた町として知られています。

市内を走る国道56号線脇には、それを知らせる「銀河鉄道999 始発駅 新谷」の大きな看板が立っています。

「銀貨鉄道999 始発駅 新谷」の大きな看板が立つ新谷町

写真:林 ぶんこ

地図を見る

大洲市新谷町は松本氏の母親の出身地。太平洋戦争中、母親の故郷に疎開した松本氏は現在の新谷小学校に入学し、数年を過ごしました。その時に見た、大洲の夜空いっぱいに広がる無数の星の中を北進し、空襲に向かう米軍機の群れや、大洲盆地の田園の中を走る国鉄の蒸気機関車などから「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」など名作漫画の着想を得たのです。

松本氏はその当時の思い出を、自伝的漫画「昆虫国漂流記」で描いており、「大洲・新谷は私の命のふるさと、理想郷、アルカディアです」と語っています。

新谷公民館の敷地には「理想郷/大洲・新谷/命のふるさと」と刻まれた、松本氏の功績をたたえるモニュメントが建てられています。

「銀貨鉄道999 始発駅 新谷」の大きな看板が立つ新谷町

写真:林 ぶんこ

地図を見る

ここが当時松本氏が通っていた、大洲市立新谷小学校。まさしく理想郷にあるような、かわいらしくも凜とした佇まいの小学校です。

松本零時士寄贈の大きな壁画がお出迎え、大洲市立新谷小学校

松本零時士寄贈の大きな壁画がお出迎え、大洲市立新谷小学校

写真:林 ぶんこ

地図を見る

現在の新谷小学校は2012年に改築されたもので、学校の玄関には、「銀河鉄道999」の、縦2.3m、横5.8mの大きな壁画が飾られています。主要人物であるメーテルと哲郎、そして車掌さんが、新谷町のシンボルである標高654mの神南山(かんなんざん)がそびえる、のどかな大洲市の空を走る999列車を眺めています。

壁画は松本氏が寄贈したもので、「人は生涯に一度だけ決心しなければならない瞬間がくる。たとえるなら、列車に乗るか乗らないかで運命が変わる。無限大の夢と可能性の中で、子どもたちに、夢という名の列車で、自分の志を果たすために旅に出てほしい」という氏の気持ちが込められ、直筆のサインがされています。

※壁画見学など、小学校内部の見学については、前もって新谷小学校に許可をとっておくことが必要です。(連絡先:関連MEMO参照 新谷小学校 )

松本零時士寄贈の大きな壁画がお出迎え、大洲市立新谷小学校

写真:林 ぶんこ

地図を見る

木のぬくもりあふれる校舎内は、各教室のプレートも個性的。校長室は銀河鉄道999の車掌さん、職員室は哲郎&メーテル、宇宙ルームは宇宙戦艦ヤマト、事務室は古代進、保健室は森雪(でしょうか?)、などなど松本氏の世界が広がっています。

松本零時士寄贈の大きな壁画がお出迎え、大洲市立新谷小学校

写真:林 ぶんこ

地図を見る

学校の正門脇には二宮金次郎ではなくメーテルが立ち、子供たちを優しく見守っています。

<大洲市新谷小学校の基本情報>
住所:愛媛県大洲市新谷町甲190-2
電話番号:0893-25-0803

「哲郎通り」「メーテル通り」そして「999通り」

「哲郎通り」「メーテル通り」そして「999通り」

写真:林 ぶんこ

地図を見る

新谷小学校から南に少し歩いたところには、新谷商店街があります。銀河の世界を思わせる静かな商店街は、新谷小学校の前の通りを挟んで西側が「メーテル通り」、東側が「哲郎通り」と名付けられ、哲郎やメーテルが描かれた旗が商店街を彩っています。

「哲郎通り」「メーテル通り」そして「999通り」

写真:林 ぶんこ

地図を見る

そして、新谷小学校の前の通りは「999通り」と名付けられています。

「哲郎通り」「メーテル通り」そして「999通り」

写真:林 ぶんこ

地図を見る

999通りを南に下り、矢落川を渡ったところにある新谷公民館前には、哲郎とメーテルの顔出しパネルもあります。

青の世界の中、風に吹かれる哲郎の帽子

青の世界の中、風に吹かれる哲郎の帽子

写真:林 ぶんこ

地図を見る

大洲市新谷地区から車で南に1時間ほど行ったところにある宇和島市に、時々釣りに行っていたという松本氏。

そんな縁で、宇和島市にも、松本氏のサインが入った「銀河鉄道999」ゆかりのオブジェが飾られています。

青の世界の中、風に吹かれる哲郎の帽子

写真:林 ぶんこ

地図を見る

宇和島市の中心部から車で約1時間、宇和海に釣り針のように突き出した、三浦半島の先端にある蒋渕(こもぶち)地区の海の家「こもてらす」には、鐘になった哲郎の帽子が気持ちよさそうに海風に吹かれています。

大洲・新谷地区からは、車で約2時間弱と少々遠いですが、空と海の青が広がる世界の中、風に吹かれる哲郎の帽子は必見です。すこぶる気持ちが清々しくなり、田んぼの中を走る蒸気機関車から「銀河鉄道999」のインピレーションを松本氏が得たように、あなたにも何かのひらめきが降りてくるかも知れませんよ。

<こもてらすの基本情報>
住所:愛媛県宇和島市蒋渕502-1
電話番号:0895-63-0163

大洲市新谷町の自然の中で松本作品を感じてみよう

「大洲市新谷の大地から見る夜空はきれいだった。新谷の星空が私の個性をつくってくれた。私の命のふるさと理想郷、アルカディアです」と松本氏が言う大洲・新谷町。

松本氏が疎開していた頃の自然がそのままに残っている新谷町の山を歩いて、夜空を眺めて「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など、氏の作品の奥底に流れるものを感じ取ってみてください。

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/04/02 訪問

- PR -

条件を指定して検索

ナビゲーターアワード2020 ナビゲーターアワード2020

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -