写真:手塚 大貴
地図を見るモスクワを代表する世界遺産といえば、「クレムリンと赤の広場」です。
クレムリンは、大統領府が置かれている、ロシアの政治・文化・宗教の中心地。その隣に広がる赤の広場は、軍事パレードが行われることでも知られる、広大な広場となっています。
クレムリンの出口が赤の広場に直結しているので、まずはクレムリンを見学してから、赤の広場を訪れるのがオススメです。
写真:手塚 大貴
地図を見る総延長2kmを超える城壁に囲まれているクレムリン。ロシア語で「城塞」を意味し、クレムリン大宮殿やいくつもの聖堂など、ソ連からロシアに至る歴史が刻まれています。チケット売り場は混雑するので、朝イチで行くのがオススメ!
写真:手塚 大貴
地図を見るクレムリンの出口となっているのが、スパスカヤ塔。大時計のある先端には、「クレムリンの赤い星」が輝きます。
<クレムリンの基本情報>
電話番号:+7-495-697-03-49
アクセス:地下鉄1号線ビブリオチェーカ・イーメニ・レーニナ駅、4号線アレクサンドロフスキー・サート駅、9号線ボロヴィツカヤ駅からすぐ
営業時間:10:00〜17:00
写真:手塚 大貴
地図を見る元々は「美しい広場」を意味する赤の広場。そのシンボルが、聖ワシリイ大聖堂です。
ロシアで最も美しいとも称され、たまねぎ型のドームが空に映える聖堂。建設を命じたイワン雷帝はその美しさに驚き、2度とこのような建物ができないよう、設計者の目をくり抜いたという伝説があります。
写真:手塚 大貴
地図を見るあまり知られていないのが、広場の北側にあるカザンの聖母聖堂。ピンクの外壁が可愛らしい聖堂で、内部は美しいイコンで飾られています。
写真:手塚 大貴
地図を見る広場に面して堂々とした姿を見せているのが、モスクワ最大の百貨店であるグム百貨店。外観はもちろん、内部も惚れ惚れするほどの美しさなので、ぜひ中へ入ってみましょう。お洒落なカフェで一休憩するのもオススメです。
<赤の広場の基本情報>
アクセス:地下鉄1号線アホートヌイ・リャト駅、2号線チアトラーリナヤ駅、3号線プローシャチ・レヴォリューツィ駅からすぐ
写真:手塚 大貴
地図を見るモスクワ南西部、美しいイコンやフレスコ画を擁する世界遺産が「ノヴォデヴィチ修道院」です。
ノヴォデヴィチ修道院は、1524年、モスクワ大公・ヴァシーリー3世の命で建てられた女子修道院。要塞の機能を併せ持ち、12の塔のある城壁に囲まれています。
城壁内にはいくつもの教会があり、なかでもスモレンスキー聖堂はイコンやフレスコ画が見事。ロシアの宗教文化に触れられる場所です。
写真:手塚 大貴
地図を見る城壁の外には、チャイコフスキーがバレエ音楽『白鳥の湖』の構想を練った湖も。湖の対岸へ行けば、湖の向こうに修道院を望む風景が広がり、写真撮影に絶好のスポットです。
<ノヴォデヴィチ修道院の基本情報>
住所:Novodevichy Passage, 1, Moscow
電話番号:+7-499-246-85-26
アクセス:地下鉄1号線スポルチーヴナヤ駅から徒歩10分
営業時間:7:00〜19:00
写真:手塚 大貴
地図を見る修道院の隣には、緑に囲まれた墓地があります。実はこの墓地、ロシアを代表する多くの有名人が眠る墓地なのです。
作家のチェーホフ、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、作曲家のスクリャービン、演出家のスタニスラフスキー、ソ連の最高指導者だったフルシチョフ……。彼らの墓を巡るだけで、ロシアの歴史を追想できます。墓地はとても広いので、入り口の案内地図で有名人の墓の場所を確認してから行くのがいいでしょう。
写真:手塚 大貴
地図を見る墓のデザインが個性的なのも、この墓地の特徴。銅像の立つ墓、肖像が描かれた墓……。ロシア初代大統領エリツィンの墓は、巨大なロシア国旗を模したデザインとなっています。
<ノヴォデヴィチ墓地の基本情報>
住所:Luzhnetskiy Proyezd, 2, Moscow
電話番号:+7-499-246-66-14
アクセス:地下鉄1号線スポルチーヴナヤ駅から徒歩5分
営業時間:9:00〜17:00
写真:手塚 大貴
地図を見るモスクワ南部、モスクワ川沿いの自然保護公園にある世界遺産が、「コローメンスコエのヴォズネセニエ教会」です。
コローメンスコエは、かつて歴代皇帝が離宮を建てて暮らした地。この地で最古の建物が、1532年、ヴァシーリー3世が後のイワン雷帝の誕生を祝って建設した、ヴォズネセニエ教会(昇天教会)です。
ロシア最古の石造建築でもあるヴォズネセニエ教会は、空にそびえるロケットのような形が特徴。八角形の屋根はロシア固有の建築様式となっています。
写真:手塚 大貴
地図を見る外壁は石材とレンガですが、屋根は木造のヴォズネセニエ教会。回廊を歩いて内部へ入ると、美しいイコンを見られます。
写真:手塚 大貴
地図を見るコローメンスコエには、他にも16〜17世紀の聖堂やソ連時代に移築された木造建築が残されています。ゲオルギー鐘楼、ピョートル大帝の小屋、そして木造宮殿……。お気に入りの建物を探してみるのもいいでしょう。
<コローメンスコエのヴォズネセニエ教会の基本情報>
住所:Andropova Ave, д. 39, стр. 1, Moscow
電話番号:+7-499-782-89-17
アクセス:地下鉄2号線コローメンスカヤ駅から徒歩10分
営業時間:8:00〜21:00
ご紹介した3つの世界遺産は、地下鉄を利用することで、1日で全部巡ることも可能。朝イチでクレムリンを訪れた後、赤の広場、その後はノヴォデヴィチ修道院へ移動し、最後にコローメンスコエのヴォズネセニエ教会へ行くのがオススメです。
モスクワの歴史が刻まれた、3つの世界遺産。これらを巡れば、モスクワの美しさに気軽に触れられるでしょう。
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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