写真:沢原 馨
地図を見る約34万年前、加久藤カルデラ(現在の宮崎県えびの市付近)が大噴火を起こしました。その時の火砕流堆積物による「溶結凝灰岩」の堅い岩盤層が、この地域には広がっています。桐原の滝は、その岩盤層を川の流れが浸食してできたもの。言うまでもなく、現在の状態になるには長い年月がかかっています。大自然の造形です。
写真:沢原 馨
地図を見る桐原の滝は幅40m、高さ12mという堂々とした姿。通常時の水量では水の流れは左右に分かれて、それぞれに滝となって落ちています。迫力と共に繊細さも感じさせる、美しい滝ですよ。
滝の好きな方ならぜひとも訪れてみるべき、そうでない方でも充分に観光を楽しめる景勝地です。涼やかな景観はやはり暑さを感じる季節に訪れるのがお勧め。曽於市の桐原の滝を訪ねてみませんか。
写真:沢原 馨
地図を見る桐原の滝の下流側は「桐原の滝公園」として整備されています。遊歩道も設けられていて、滝のすぐ近くまで行くことができます。近寄ると水飛沫が容赦なく降りかかります。近くから見上げると幅40m、高さ12mという大きさのスケールを実感しますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る桐原の滝は見る場所によってさまざまな表情を見せてくれます。少し離れて見る景観も美しく、近くから見上げるのも迫力があって楽しいですね。写真趣味の方はいろんな場所でいろんなアングルで作品作りに挑戦してみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る滝の下流側河岸には公園が整備されています。四阿も設置されていますので、のんびりと過ごすこともできます。予めサンドイッチやおにぎりなどを調達しておいて、滝の音を聞きながら公園でランチタイムというのも楽しいですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る桐原の滝のすぐ上流側には「大川原峡キャンプ場」が設けられています。キャンプ場横の溝ノ口川では川遊びも楽しめて、夏になれば家族連れで賑わっています。地元の子どもたちに混じって、ひととき川遊びを楽しむのもいいかも。
キャンプ場は常設のバンガローも設けられています。アウトドア派の方はキャンプ場を利用するのもお勧めです。
※利用料金などは公式サイト(関連MEMO欄のリンク先)をご参照ください。
写真:沢原 馨
地図を見る桐原の滝から溝ノ口川の下流側へ2kmほど辿っていくと、「三連轟(さんれんとどろ)」という滝があります。三連轟も桐原の滝と同様、加久藤カルデラの火砕流堆積物の地層にできた滝。車があれば比較的簡単に行くことができますが、なかなか秘境感を感じられる滝ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る三連轟からさらに下流側へ2kmほど行って、北側の山間に分け入っていくと、「溝ノ口洞穴」という洞穴があります。湧き水の浸食によって生じた洞穴です。洞穴内は真っ暗で、神秘的で幻想的な景観が楽しめますよ。ぜひ訪ねてみましょう。
桐原の滝から三連轟や溝ノ口洞穴などを巡る旅、ジオツーリズム的な魅力もあってお勧めです。車が無いと不便ですが、遠くの方はレンタカーを借りるなどして、曽於市の名所を巡ってみませんか。
住所:鹿児島県曽於市財部町下財部
電話番号:0986-76-8282(曽於市役所商工観光課)
アクセス:
JR日豊本線大隅大川原駅から約2km(徒歩30分)
宮崎自動車道都城ICから約23km
九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから約28km
無料駐車場有り
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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