箱根外輪山の麓、樹齢600年の森に佇む名刹〜大雄山最乗寺

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箱根外輪山の麓、樹齢600年の森に佇む名刹〜大雄山最乗寺

箱根外輪山の麓、樹齢600年の森に佇む名刹〜大雄山最乗寺

更新日:2014/06/11 15:57

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

神奈川県南足柄市。箱根外輪山の麓に曹洞宗の名刹、大雄山最乗寺があります。建立以来600年以上の歴史があるこのお寺は、鬱蒼とした杉木立の中に建ち、境内には、喧噪とは無縁の静かな空間が広がっています。大都会にはない静けさと出会いに、最乗寺に出かけてみませんか。

深山幽谷の雰囲気に包まれた境内

深山幽谷の雰囲気に包まれた境内

写真:池口 英司

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南足柄市の、箱根外輪山の南東側の山麓に建つ大雄山最乗寺は、永平寺、総持寺に次ぐ高い格式を備えた曹洞宗の名刹です。130町歩(=約130万平方メートル)という広い境内には鬱蒼とした杉木立が広がり、霊場と呼ぶにふさわしい深山幽谷の雰囲気が漂っています。

建立は1394(応永元)年。その歴史は620年に及んでいます。この寺を囲む杉林は樹齢600年といい、これもこの寺の長い歴史を物語っています。ほかにも、境内にはさまざまな植物が植えられ、四季それぞれの美しさをたたえて、参拝者を迎えてくれます。

天狗の言い伝えが残る寺

天狗の言い伝えが残る寺

写真:池口 英司

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この寺を創建したのは了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんじ )。創建を手助けした一人に、道了という僧がおり、道了は寺が完成すると天狗となって、山中に身を隠したという言い伝えが残されています。このことから境内には天狗の像が建ち、寺は「道了尊」という名でも親しまれています。今でも、地元の人は、このお寺を「道了さん」と呼ぶのだとか。鬱蒼とした木立の中に佇む寺の風情には、そんな言い伝えも似合っています。

境内には巨大な下駄も

境内には巨大な下駄も

写真:池口 英司

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境内には、天狗の伝説にちなみ、数多くの下駄が奉納されています。もっとも大きなものは4トン近い重さがあるそうで、ここまで運んでくるのも大変だったことでしょう。下駄は2つ1組で使われる道具であることから、縁結びの縁起物としても親しまれているそうです。ここへ来て祈りを捧げれば、素敵な縁と出会えるかもしれません。

地形を活かして造られた奥の院

地形を活かして造られた奥の院

写真:池口 英司

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写真は、奥の院へと続く長い石段。このお寺が箱根の地形を活かして造られていることが解ります。境内には小さな流れもあり、山の済んだ空気を、一層、清冽なものとしてくれています。奥の院への道は、裏側に傾斜の緩い道も造られていますので、足の弱い方は、そちらを歩くのも良いでしょう。

今も修行僧との出会いが

今も修行僧との出会いが

写真:池口 英司

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広い境内を歩いていると、修行僧と出会うこともあり、このお寺で今も毎日、修行が続けられていることが解ります。時には読経が聞こえてくることも。大都会のお寺にはない幽玄の世界がここにあります。

宿泊体験や精進料理を味わうことも

最乗寺では、一般の人も参加者の数をまとめて予約をすれば、「参籠(さんろう)」と称する宿泊体験や、座禅体験、あるいは精進料理を味わうこともできます。
樹齢600年の木立に囲まれた静かな寺で時を過ごし、心と体をリフレッシュしてみてはいかがでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/08 訪問

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