富岩運河環水公園はかつての船だまりを利用して整備された市民の憩いの場として整備され1997年にオープンしましたが、それ以降も後述する天門橋やスターバックスの誘致、フレンチの鉄人によるレストランを併設するなど、複合的なレクリエーション施設として発展してきました。
公園ですので、もちろん入園は無料。2017年に整備された立体駐車場のおかげもあり、より利用しやすくなりました。写真の天門橋の両端には展望台にいけるエレベーターが完備されています。
ちなみに二つの展望台の間には長さ58mの赤い糸電話(後述しますが夜には光ります!)で結ばれており、愛の告白スポットとしても実は有名!?
左手に見えるのが世界一美しいスターバックスと称される富山環水公園店、奥の噴水の後ろの建物がホテル・レストランなどが入る「とやま自遊館」と富山市総合体育館で、まさに市民も旅行者もターゲットにした街のシンボルスポットというわけです。
天門橋のたもとでは季節や気温に応じて、水遊びができ、移動屋台もでていますので子供連れの方にはうれしい時間の過ごし方ができそうです。
一方、この公園の歴史をもっと知りたい大人向けには、「富岩水上ライン」というボートライドがおススメ。もともとこの公園は水運のために作られた運河を公園にしたもの。運河であった名残の中島閘門ではパナマ運河方式の水のエレベーターを体験できますし、市内を走るライトレールと組合わせたコースもあり、また違った楽しみ方ができます。
公園の各所にはこうした運河航行のための施設があり、公園の歴史を学ぶことができます。写真は閘門(こうもん)という水位を調整する設備です。
加えて、公園の中にはフレンチの鉄人、坂井宏行シェフが監修したレストラン「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」(写真中央ガラスの建物)があり、カップルのためのメニューも豊富。いつもと違った高級な雰囲気を楽しみたいならここでしょう。
そしてそのレストランの後ろにある大きなガラス張りの建物が2017年にオープンした富山県美術館です。
「富山県美術館」はピカソやシャガールなどの大家の作品を鑑賞できる場でもありますが、何よりも建物そのもののデザインがかっこいい。入館そのものは無料(コレクション展は有料)ですので、ぜひこちらもセットで訪れて欲しいところです。
特に「オノマトペの屋上」と呼ばれる屋上庭園(こちらも無料)は子供たちの遊び場兼展望広場となっていますので、訪れない手はありません。美術館や遊具の使用は夕方までですが、屋上そのものは夜間も開いているというめずらしい施設です。
美術館の中は、木の香りのする広々した空間が多く、のんびり過ごすのには最適な場所。またカフェやレストランもはいっており、食事を楽しむこともできます。
クルマでお越しの方は富岩環水公園周辺にも駐車場が多くありますが、この県美術館にも100台を超える駐車場が完備され、美術館もしくは環水公園利用の方は2時間駐車無料!美術館をナビにいれて向かうのも良いでしょう。
なぜ、前述の富山美術館屋上が夜間まで開いているのか、といえばズバリ「夜景を楽しんでもらうため」です。富岩運河環水公園はライトアップファンタジーと称し、四季折々の光の演出をしており、これを上から楽しむには格好のスポットというわけです。
ちなみにライトアップしているだけでなく20分に一度イルミネーションによる演出が入ります。これ全て無料というのは、スゴイ贅沢ですよね。富山駅からも歩いてアクセスできる立地の良さも相まって富山市のナイトスポットとしても今後有名になりそうですね。
近くでこのライトアップを見たい場合は、南側の「泉と滝の広場」がお薦めです。その名のとおり、時間になると泉に滝が出現し、きらびやかな姿を見せてくれます。
この南側のテラスからみる天門橋とその両岸はまるでドナウ川の夜景のよう。ヨーロッパ気分を味わえますね。また赤い糸電話もしっかりと輝いているのがわかります。夜間も天門橋の塔には登れますので、カップルのデートには最適ではないでしょうか。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜。
住所:富山県富山市湊入船町
電話番号:076-444-6041
アクセス:富山駅から徒歩9分
2020年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/13更新)
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