アポンは、15世紀から16世紀にかけてマレーシアのペナン島から、プーケットタウンに移住してきたプラナカンと呼ばれる中国系移民によって伝えられたと言われています。
タイ国内をはじめ、マレーシアやインドネシアには、さまざまな種類のアポンが存在するそうですが、プーケットのアポンは、材料も作り方もとってもシンプルなお菓子です。
アポンの生地は、卵、ココナッツミルク、米粉、砂糖などで作ります。その生地を特別な鉄鍋に流し込み、焼けたらクルクルと棒状に巻いたらアポンの完成!
どこか、懐かしい素朴な味わいのアポン。サクサクとした軽い食感が一度食べると、何個も食べたくなる癖になるおいしさです。
今回ご紹介する「メー・スニー」は、地元の人たちに愛され続けているアポンの名店です。
お店の場所は、プーケット・オールドタウン内にあります。まずは、このエリアのメイン通りであるタラン通り(Thalang Road)とクラビー通り(Krabi Road)を分け隔てるヤワラー通り(Yaowarat Road)をディブック通り(Dibuk Road)方向に進みます。
少し進むと「Ai Phket Hostel」というホステルが右側に見えるので、その左斜め前に伸びる小道スーンテット通り(Soi soon Utis)に入りましょう。「メー・スニー」は、道に入ってすぐの左手にあります。
現オーナーさんのおばあ様が始めたというお店は、創業当時からこの屋台スタイル。お店には、いつもお客さんが並んでいるので見逃すことはありません。
屋台に並ぶ七輪に炭火をくべ、専用鉄鍋を使って焼く伝統的な手法で焼くアポンは、まさに職人技!その無駄のない見事な手さばきは、見ているだけでも感動します。
アポンは、1つ3バーツ(約10.23円)、7つ20バーツ(約68.23円)と、リーズナブルな値段で購入できます。
炭火で焼いた焼きたてのアポンは、一口食べるとココナッツ風味のほのかな香りと優しい甘さが口いっぱいに広がります。
エッジの部分は、サクサク、パリパリ。中央部分は、もっちり、ふんわりした薄いパンケーキ風と2つの食感を味わえるのも人気の秘密です。
「メー・スニー」のアポンは、1〜2時間であればこのサクサク感を維持できるそうですが、この独特の食感を味わうには、焼きたてが一番!プーケット・オールドタウンを散策しながら食べるお菓子としても最適ですよ。
みなさんもプーケット・オールドタウンに観光に来た際は、プーケットの人たちが愛する、プーケットの歴史が詰まった懐かしい味を、ぜひお楽しみください!
住所:Soi Soon Utis, Talat Nuea, Mueang Phuket District, Phuket 83000
電話番号:+66-086-743-7557
営業時間:9:00〜14:00
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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