竹と紅葉のコラボは必見!京都竹の寺「地蔵院」ハートの窓にもご注目

竹と紅葉のコラボは必見!京都竹の寺「地蔵院」ハートの窓にもご注目

更新日:2020/11/06 13:32

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー
嵐山や松尾大社の南部に位置し、京都の竹の寺として名高い「地蔵院」。夏の爽やかな竹の風景も素敵ですが、秋の紅葉と竹林のコラボもまたカラフルで必見です!竹林に囲まれた境内を進むと本堂があり、さらに進んだ方丈では、ハートの形の窓・猪目窓も公開されています。さらに方丈からは自然石や名木、古木が見られる十六羅漢の庭も味わい深く必見です!

竹の寺の入り口「総門」

竹の寺の入り口「総門」

写真:古都の U助

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通称・竹の寺として知られる京都「地蔵院」。夏の間はその爽やかで瑞々しい竹が続く境内の風景が素晴らしく美しいのですが、初秋以降も竹の緑と紅葉のコラボレーションが見られるなど見所の多いお寺です。

竹の寺の入り口「総門」

提供元:京都フリー写真素材集

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拝観受付がある総門はとても風情のある門で、紅葉がはじまったばかりの光景も美しいですが、12月前後の足元に散紅葉が見られる晩秋の光景まで美しい秋の紅葉のバリエーションが楽しめます。

竹の寺「秋景色」

竹の寺「秋景色」

写真:古都の U助

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総門をくぐるとすぐに竹林の光景を見ることができます。また、竹林の周囲には随所で紅葉も見られ、秋には色のコントラストが鮮やか!

竹の寺「秋景色」

写真:古都の U助

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竹ともみじが織り成す光景は、夏の緑一色の色合いも素敵ですが、緑と紅葉との組み合わせも、素晴らしく美しいです。

竹の寺「秋景色」

写真:古都の U助

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境内では秋から冬場にかけて、南天や千両、万両といった赤い実を見ることができます。竹との組み合わせは、なんだかおめでたい色合いですね。

竹は成長が早く生命力のシンボルと考えられたり、松竹梅のように吉祥のイメージが強い植物です。ぜひ、そのパワーにあやかりたいものです。

竹林の先にある地蔵院「本堂」

竹林の先にある地蔵院「本堂」

写真:古都の U助

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そして、竹林の中を進んでいくと本堂がみえてきます。

地蔵院はもともと鎌倉時代の歌人で衣笠大臣とも呼ばれた藤原家良公の山荘があった場所。山号は衣笠山といいます。南北朝時代に室町幕府管領・細川頼之公によって夢窓国師の高弟・宗鏡禅師を招き、夢窓国師を開山として創建されました。

また、地蔵院は一休禅師の生家に近く、六歳で出家するまで地蔵院で過ごしていた地であったことにちなみ、本堂のそばには一休禅師母子像もあります。

竹林の先にある地蔵院「本堂」

写真:古都の U助

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本堂の額には地蔵院の文字が。ご本尊は伝教大師最澄の作とされる地蔵菩薩を安置しています。また、本堂南部には宗鏡禅師と細川頼之公の墓所や、一休禅師母子像などがあります。

ハートの窓も!地蔵院「方丈」

ハートの窓も!地蔵院「方丈」

写真:古都の U助

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そしてこちらは本堂からさらに進んだ場所にある京都市登録有形文化財でもある方丈の入口です。方丈周辺では千両、万両なども見られ、秋以降の境内に彩りをそえています。

ハートの窓も!地蔵院「方丈」

写真:古都の U助

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こちらは方丈の猪目窓。(写真は2019年秋期に苔をテーマにした展示の際のもの)

猪目というのは古くからある文様のことで、神社仏閣などで注意して見ていると時折見かける文様です。その可愛らしいハートの形は縁起もよく、この窓からも竹林を見ることができます。

座して見る!方丈「十六羅漢の庭」

座して見る!方丈「十六羅漢の庭」

写真:古都の U助

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方丈のもう1つの必見ポイントは十六羅漢の庭の光景です。名前の由来になっているのは庭にバランスよく配されているお釈迦様の優れた十六人のお弟子さんをあらわした自然石。この羅漢さまはあと少しで悟りを開くことができる状態で、何とか立派な仏になりたいと、石清水八幡宮のほうへ少しだけ体を傾けている姿をあらわしています。

さらに四季の植物も美しく、画面中央の大木は名椿・胡蝶侘助で、例年3月頃を中心に花を咲かせます。

座して見る!方丈「十六羅漢の庭」

写真:古都の U助

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さらに画面左側にはこれまた名木・五葉松が。

この十六羅漢の庭は方丈から座って見る為設計された座視観賞式庭園です。地蔵院のあるエリアは嵐山や清水寺と比べれば比較的秋の混雑が少ない場所なので、じっくりと腰を落ち着けて鑑賞したいお庭です。

お庭や猪目窓は写真撮影をすることができますが、その他室内は写真撮影はできませんので、十分注意して心静かに鑑賞しましょう。

竹の寺 地蔵院の基本情報

住所:京都府京都市西京区山田北ノ町23
電話:075-381-3417
アクセス:阪急・上桂駅から徒歩約12分
拝観時間:9:00〜16:30(最終入山16:15)
拝観料:大人500円 、小中高校生300円

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/11/23 訪問

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