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写真:Sige panda
地図を見る“マンモス展 その「生命」は蘇るのか”は、マンモスとその同時代に生きた生物たちの紹介や、近畿大学「マンモス復活プロジェクト」を通じて、最先端の生命科学について、学ぶことができる展示会です。
過去・現在・未来それぞれの展示ゾーンで、古代生物に関するさまざまな学びにふれることができます。
入り口で迎えてくれるのは、大迫力のマンモスの骨格標本。ただシンプルに「すごい!かっこいい!」冒頭から興味をそそります。
写真:Sige panda
地図を見る展示の見どころのひとつは「読ませるパネル」。展示室の壁には、冷凍標本が発掘される永久凍土についてや、発掘の様子、展示物の豆知識などのパネルがズラリ。
写真:Sige panda
地図を見る写真で、文字で、イラストで、思わずじっくり読んでしまうパネルが、絶妙な感覚で並びます。展示構成を監修したのは、タレントや小説家など、さまざまな顔を持つクリエイターのいとうせいこう氏。
このパネル、先に開催された東京と福岡では、立ち止まって熟読する人が続出。子どもたちも、このパネルのトリコだったそうですよ。
写真:Sige panda
地図を見る近年は気候変動の影響で、永久凍土から古代生物の冷凍標本が続々と発掘されています。本展示にもそんな貴重な標本が多数。
中でも注目を集めるのは、2005年の「愛・地球博」で初めて公開された、冷凍マンモスの頭部「ユカギルマンモス」。1万7800年前のオスのマンモスの頭部です。
マンモスの頭部がこのような完全な状態で見つかるのは、奇跡といわれています。あまりの神々しい姿に、愛地球博の会場では、手を合わせて合掌しているご婦人もいたほど。
写真:Sige panda
地図を見るさらに世界初公開となる「ケナガマンモスの鼻」も。マンモスの鼻の部分がまるごと。毛も形もそのまま残っています。
マンモスの鼻には骨がないため、今までは切れたり、他の動物に食べられたりして、ほとんど見つかることがありませんでした。こちらは2013年に完全な形で発掘され、これまで想像されていたマンモスの鼻の形を、覆すことになった貴重な標本なのです。
これらの冷凍標本は、ロシア連邦の特別重要文化財にも指定されています。
写真:Sige panda
地図を見るさらにこちらは、約42,000年前に存在した太古の仔ウマ「フジ」。2018年に発見され、今回が世界初公開。まつげもそのまま残っていて、のぞき込むと、今にも動き出しそう!
完全な状態で発見された、この仔ウマからは、なんと液体の血液と尿の採集にも成功しています。
冷凍標本が納められた冷凍展示室は、マイナス25度前後に保たれていますが、ガラスに曇りなどはありません。クリアな状態で、間近に冷凍標本を観察することができます。
写真:Sige panda
地図を見る冷凍標本からは、状態の良い細胞サンプルも多数採取されています。この細胞を使ってマンモスの復活を目指すのが、近畿大学の「マンモス復活プロジェクト」です。
写真:Sige panda
地図を見る会場では、このプロジェクトについても紹介されています。「なんだか、むずかしそうだな」と思われるかもしれませんが、そこはユニークで、インパクトのあるPRが得意な近畿大学。
解説をまさかのコミック調に。「ゲノムは決して嘘をつかない」などの名言も飛び出しています。おもしろくて、わかりやすい。科学にくわしくなくても、楽しく読み進めることができますよ。
写真:Sige panda
地図を見るケナガマンモスが絶滅したのは約9,000年前。その絶滅の過程は、じつはまだ解明されていません。
このころは、まだヒト属の一種と言われる、ネアンデルタール人とホモサピエンスが共存していた時代。正確な記録など、あるわけもないですよね。
その謎を解き明かすべく、奮闘する先生方の頑張りを、ぜひ会場で感じてくださいね。笑っちゃうけど、中身は大真面目ですよ!
写真:Sige panda
地図を見るさらに、展示を深く知るための音声ガイドは、「通常版」と「ジュニア版」の2種類あります。
電話のように耳に当てて聞くタイプで、お1人様1台550円(税込)。語りは人気声優のお二人。通常版を梶裕貴さんが、ジュニア版を東山奈央さんが担当しています。
どちらにも、監修のいとうせいこう氏がコメントで出演。さらに通常版には、博物館の館長や大学の教授などのボーナストラックもありますので、より深く知りたい場合は、通常版がオススメですよ。
写真:Sige panda
地図を見る売店にはマンモスグッズもたくさん。大阪会場限定の「ねそべりマンモス」1,600円(税抜)や、いろんなマンモスフィギュアが入った「ガチャガチャ」500円、クッキーやガムなどは、ちょっとしたお土産にもピッタリ。
近畿大学とコラボした「A4クリアファイル」450円(税抜)など、展示を見たら欲しくなってしまうものばかりです。
写真:Sige panda
地図を見る大阪会場限定のフォトサービス「マンモス展PHOTOサービス」(1枚700円〜)も。会場内3箇所のフォトスポットで、貴重な標本と一緒に、よいアングルで自動撮影できます。
出口付近には、記念撮影フォトブース「写Goo!」(600円)もあり、オリジナルフレームで写真が撮れます。思い出を形で残しましょう。
写真:Sige panda
地図を見る生命の神秘にあふれた会場。マンモスプロジェクトを担当する、近畿大学の松本和也教授は「この展示会が、子どもたちが生命科学に興味を持つきっかけになれば」と語っています。
写真:Sige panda
地図を見るマンモス絶滅の過程を解き明かす目的は、絶滅種の復活や、絶滅危惧種の保護だけではありません。医療・食料・環境など、現代社会のさまざまな問題の解決にも、役立つとされているのです。
絶滅種の復活には、生態系への影響や倫理的問題など、まだまだ課題は多いですが、現在も世界各国で「マンモス復活プロジェクト」が発足しています。
新型コロナの影響などもあり、ますます注目されている生命科学。この展示に刺激を受け、10年後、20年後の博士誕生となるかもしれません。
古代の生命との刺激的な出会い「われわれはどこから来て、どこへ行くのか」。聖書の頃からの疑問の答えを探して、この夏はマンモス展を訪れてみませんか。
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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