埼玉・所沢に常設展示「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」

埼玉・所沢に常設展示「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」

更新日:2020/08/07 19:37

Benisei Rinkaのプロフィール写真 Benisei Rinka 子連れトラベラー、小江戸川越の魅力伝道師
2020年8月1日、埼玉県所沢市にある“武蔵野樹林パーク”に、アート集団「チームラボ」による「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」の常設展示がスタートしました。コナラなどの落葉広葉樹が生い茂り、秋にはどんぐりを熟す森が、音と光に包まれたアート空間に変身。昼と夜、全く違った雰囲気を味わえるのが魅力の「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」をご紹介します。

常設展示開始!「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」

常設展示開始!「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」

写真:Benisei Rinka

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今回ご紹介する「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」が展示されているのは、埼玉県所沢市にある“東所沢公園 武蔵野樹林パーク”。コナラなどの落葉広葉樹が生い茂るこの場所は、春から夏にかけては緑の移ろい、秋から冬にかけては紅葉の移ろいがあり、秋にはどんぐりを熟します。

チームラボの「Digitized Nature〜自然が自然のままアートになる〜」というプロジェクトのひとつとして、武蔵野のどんぐりの森が、人々の存在によって変化する光のアート空間に変わります。

自立しつつも呼応する生命−液化された光の色, Sunrise and Sunset

自立しつつも呼応する生命−液化された光の色, Sunrise and Sunset

提供元:チームラボ どんぐりの森の呼応する生命(C)チームラボ

https://www.teamlab.art/jp/e/acornforest/地図を見る

どんぐりの森に設置されたovoid(卵形体)は、日の出とともに周りの世界を映しはじめ、人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると音色を響かせ、その音色は周辺のovoidに伝播していきます。

自立しつつも呼応する生命−液化された光の色, Sunrise and Sunset

写真:Benisei Rinka

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日の入りとともに、ovoidは自ら光り輝きだします。ovoidを押すと光と音が広がり、向こうからちがう色が押し寄せてくれば、姿は見えなくても、誰かがいることを意味する。色の切り替わりが早ければ早いほど、沢山の人の存在を感じることができるでしょう。

これまでのチームラボ作品で設置されていたovoidは、つるんとした卵型で、もっと鮮やかな発色。今回設置されたovoidから発せられた2色の光は混ざり合い、乳白色層、ミラー層、透明層のフィルターを通すことで、柔らかな57種類の光へ変化します。また、卵型を少しゆがませたことで、光が乱反射し、より幻想的な雰囲気に。

呼応する木々

呼応する木々

写真:Benisei Rinka

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ゆっくりと呼吸するかのように明滅している木々は、≪自立しつつも呼応する生命−液化された光の色, Sunrise and sunset≫から伝播してきた光に呼応し、色を変化させ、色特有の音色を響かせます。

色によって、森全体が一瞬にして様々な雰囲気に変化するのも魅力。ovoidに目が行きがちですが、ぜひ上を見上げてみて。薄ピンクに変化すると、闇夜に浮かぶ桜のよう。

呼応する木々

写真:Benisei Rinka

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会場内の通路は舗装されているので、雨でも安心して楽しむことができます。雨音とovoidの音色が重なると、晴天時とはまた違った雰囲気を味わえるかもしれませんね。ただ、会場内はアップダウンが多いので、スニーカーなど歩きやすい靴でおでかけください。また、自然豊かな場所なので、虫よけスプレーなどを持参した方が安心です。

展示会場となっている武蔵野樹林パークには、建築家の隈研吾氏デザインのカフェ&ショップ「武蔵野樹林カフェ」が2020年9月にオープン予定。ここでは、地元・所沢の地ビール“野老ゴールデン”や、“狭山茶小籠包”といった、所沢や武蔵野ならではのオリジナルメニューが味わえますよ。

呼応する木々

提供元:中島誠子

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/150/地図を見る

2020年11月6日には、武蔵野樹林パークのすぐ向かい側に、KADOKAWAが建設・運営する書籍製造・物流工場や所沢キャンパス(新オフィス)、イベントスペース、ホテル、ショップ&レストラン、ダ・ヴィンチストア、商業施設などを兼ね備えた「ところざわサクラタウン」がグランドオープン予定!
「ところざわサクラタウン」には、建築家の隈研吾氏がデザインし、国文学者の中西進氏が命名した「武蔵野坐令和神社(むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ)」や、角川文化振興財団による、美術館、博物館、図書館を融合させた複合文化施設「角川武蔵野ミュージアム」も建設され、今、大注目のエリアです。

角川武蔵野ミュージアムは、2020年8月1日からプレオープン中。1階の「グランドギャラリー」「マンガ・ラノベ図書館」、2階のカフェが利用できるので、「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」と併せて訪れてみてくださいね。

チームラボ どんぐりの森の呼応する生命の基本情報

会期:2020年8月1日(土)〜常設
会場:武蔵野樹林パーク(東所沢公園内)
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3丁目9
アクセス:JR武蔵野線 東所沢駅より徒歩で約9分
営業時間:12:00〜22:00
※メンテナンスのため、夜間の部の開始前に1時間閉園。夜間の部の開始時間は季節により異なりますので、公式サイトをご確認ください。
休日:火曜日(祝日は開園)

入場料:
昼の部(月〜木)大人500円、中高生400円、小学生300円・(金土日祝)大人600円、中高生500円、小学生400円
夜の部(月〜木)大人1000円、中高生700円、小学生500円・(金土日祝)大人1200円、中高生800円、小学生600円

※未就学児は無料
※WEB割引(100円引き)、市民割引(200円引き)あり

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/30 訪問

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