夏は無料野外フェスも！魅力満載のブルックリン「プロスペクトパーク」

更新日：2020/08/06 13:05

近年おしゃれな街として世界中から注目を浴びているアメリカ・ニューヨークのブルックリン地区。駆け出しのアーティストや若者が多く活気に溢れ、多様な人種が入り混じりダイナミックな場所。そのブルックリン住民のオアシスとなっているのが、地区中心に位置するプロスペクトパーク。天候の良い日はスポーツする人達、ピクニックを楽しむ家族連れで賑わう。毎年夏には無料野外フェスも行われ、自然の中で音楽・アートも楽しめる。

セントラルパークとの違いは？

写真：hisaemedia NY

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ニューヨーク・マンハッタン地区の中心に位置するセントラルパークは、映画で取り扱われることなどもあり、知名度が高い。プロスペクトパークはそこまで知られていないが、実は両パーク共、19世紀に同じ造園家によって造られている。そのため類似点はあるが、それぞれ個性的。

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例えば、セントラルパークは美術館巡りや5番街などでショッピングを楽しんだ後、散歩がてらに訪れる観光客が多いが、プロスペクトパークは主にブルックリン住民が集う場所。どこも比較的空いていてのんびりできる。リラックスモードのニューヨーカーの生活を垣間見られる格好の場所だ。

四季の移ろいを間近で感じる

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585エーカーある広大なパーク内には約3万本、175種類以上の木々が植えられている。春には桜、マグノリア、ハナミズキなどの花が咲き乱れ、初夏には新緑がパーク内を覆い、秋には見事な紅葉が見られる。木々に寄ってくる野鳥は200種類以上、虫に至っては何千種類。間近で季節の移ろいを感じ、大都会で疲れた気持ちをリフレッシュするには最適だ。

土曜日は野外マーケットも

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近くの住民達の台所を担ってもいるのがプロスペクトパーク。毎週土曜日に公園の北端、グランド・アーミー・プラザで野外マーケットが開かれる。ニューヨーク近郊で採れた新鮮な野菜や果物、肉、魚が並び、人気店には列ができる。パン屋もいくつか出ており、惣菜パンと搾りたてジュースなどを買って公園でランチをするのもおすすめ。

夏は無料野外フェスに花火

提供元：nycgo.com

https://www.nycgo.com/arts-culture/prospect-park-b…

プロスペクトパークのバンドシェル（野外音楽堂）では毎年夏野外フェス「セレブレートブルックリン！フェスティバル」が開かれる。嬉しいことにコンサートの多くが無料！近くのレストランが屋台を出し、地元フードを味わいながら、新進アーティストの音楽やパフォーマンスを鑑賞できる。

その他にもパーク内の大広場では、毎年名門ニューヨーク・フィルハーモニックやメトロポリタン・オペラが無料でクラシックコンサートを開く。コンサートの後には花火が打ち上げられる、という嬉しい特典付き。芝生にレジャーシートをひいて、ワインとつまみを片手に美しい音楽に耳を傾ける。ニューヨーカーが好きな夏の夕暮れの過ごし方だ。

隣は美しきブルックリン植物園

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公園のすぐ東に位置するのはブルックリン植物園。ブロンクスにある有名な植物園に比べて規模は小さいが、その美しさはまるで宝石箱。多種多様な木々や植物は丁寧に手入れされ、温室、バラ園、鯉が泳ぐ池を有する日本庭園などもある。園内の桜並木は春には満開となり、5月には今やニューヨーク名物となった桜祭りで賑わう。

＜基本情報＞
住所：990 Washington Ave, Brooklyn, NY 11225
電話番号：+1-718-623-7260
アクセス：地下鉄2、3番線 Eastern Parkway―Brooklyn Museum駅など

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散歩やジョギングなどスポーツをするだけではなく、コンサートやアートを鑑賞する場としても機能するプロスペクトパーク。その楽しみ方は多様でいつ訪れても違った魅力が発見できる。摩天楼の下でのショッピングや美術館巡りはニューヨークの楽しみ方の王道だろう。だが少し足を延ばしてプロスペクトパークの芝生に横たわってみたら、ニューヨークの素顔が見えてくるかもしれない。