「旧和歌山県議会議事堂」は日本最古の木造建築の県会議事堂

「旧和歌山県議会議事堂」は日本最古の木造建築の県会議事堂

更新日:2020/08/05 12:11

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
和歌山県岩出市の道の駅「ねごろ歴史の丘」に隣接する「旧和歌山県議会議事堂」は、現存する木造の県会議事堂としては国内最古となる建物です。1898年(明治31年)に、和歌山城の東側に建設された県議会の議事堂は、二度の移築を経て復元整備され、2016年(平成28年)4月1日から一般公開されています。約40年間にわたり県政の舞台となり、国の重要文化財に指定されている歴史的建造物を訪れてみませんか?

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木造建築としては日本で最古の「旧和歌山県議会議事堂」とは

木造建築としては日本で最古の「旧和歌山県議会議事堂」とは

写真:モノホシ ダン

明治期以降に建てられた議事堂としては珍しい和風建築である「旧和歌山県議会議事堂」は、1898年(明治31年)に和歌山城の東側に建設され、1938年(昭和13年)まで約40年間にわたり県政の舞台として使用されました。

その後、移築を繰り返し、1962年(昭和37年)に根來寺境内に移築され、根來寺の山号にちなんで「一乗閣」と名付けられ、2013年(平成25年)まで集会や合宿等に活用されました。

建物は、国内現存最古の木造和風意匠の議事堂としての価値が高く、県指定文化財、さらに国の重要文化財にも指定されています。写真は、「根来SL公園」から見た旧和歌山県議会議事堂。

木造建築としては日本で最古の「旧和歌山県議会議事堂」とは

写真:モノホシ ダン

威風堂々とした議事堂は、木造二階建て、瓦葺屋根、間口31メートル、奥行47メートル、建築面積は、1239平方メートル。正面より「本館」「議場」「控室」の3つの部分に分かれていて、本館には、接見室、議長室、議員休憩室などが設けられました。

木造建築としては日本で最古の「旧和歌山県議会議事堂」とは

写真:モノホシ ダン

議事堂の正面には車寄せがあり、建物の壁は漆喰塗、腰に下見板を張り、屋根は瓦葺です。車寄せには、唐破風をかけ、「兎の毛通し」には鳳凰をモチーフにした彫刻が施されています。

議事堂の瓦は、当時、大阪・泉州のブランド瓦だった「谷川瓦」で、戦災で焼失したかつての国宝和歌山城も、この谷川瓦で葺かれていました。

正面に床の間を設置して和風を取り入れた「議場」

正面に床の間を設置して和風を取り入れた「議場」

写真:モノホシ ダン

議事堂の「議場」は、間口18メートル、奥行23メートル、高さ6メートルの大空間で、正面奥には床の間があり、上部には彫刻が施された唐破風を設けました。

議場の天井は、中央部が格式高い、折り上げ格(ごう)天井で、周囲を鏡天井とした構成。天井板は杉の杢目(もくめ)板で、一つの格間を一枚張りとした贅沢な木取りで、さらに前後左右で木目の向きを替え、市松模様となっています。

なお、議場は講演会や選挙会場としても使われ、1911年(明治44年)には、文豪・夏目漱石が「現代日本の開化」と題して講演したこともありました。

正面に床の間を設置して和風を取り入れた「議場」

写真:モノホシ ダン

議場の上部は、傍聴席で、傍聴人は本館側の専用の階段より上がりました。議場の勾欄は、社寺建築の縁に付くものと同様の形式で、栂の長尺材で作られています。

正面に床の間を設置して和風を取り入れた「議場」

写真:モノホシ ダン

傍聴席は、議場をコの字形に取り巻いていて、当時は鈴なりのように傍聴人が入ることもありました。

「議長室」では初代議長・浜口悟稜の紹介や議場風景の再現も

「議長室」では初代議長・浜口悟稜の紹介や議場風景の再現も

写真:モノホシ ダン

本館の2階の「議長室」には、和歌山県会の初代議長・浜口悟稜(はまぐちごりょう)の像や、投票箱、議場風景の模型などが展示されています。

浜口悟稜は、現在の和歌山県有田郡広川町出身の実業家・政治家で、津波から村人を救った物語『稲むらの火』のモデルとしても知られています。

「議長室」では初代議長・浜口悟稜の紹介や議場風景の再現も

写真:モノホシ ダン

当時の議場風景を再現した模型では、中央部に議長が着席し、U字形に着席しているのが各議員。議長に向かって左側には知事、内務部長等が着席し、2階の傍聴席には、多くの県民が傍聴している様子が伺えます。

「議長室」では初代議長・浜口悟稜の紹介や議場風景の再現も

写真:モノホシ ダン

投票箱は、昭和20年代に実際に議場で使用されていたもので、本会議において、正副議長などの選挙、議案の投票による採決を行うときに用いられました。

選挙のときには、被選挙人の名前を、議案の時には投票用紙に賛成または反対と記載し、点呼順に投票が行われました。

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和歌山県出身の「先人展」も見てみたい

和歌山県出身の「先人展」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

本館2階の「書記室」では、「疑わしきは罰せず」として、司法の最高府での真剣公正な合議を導いた最高裁判事の奥野健一、博覧強記の経済学者である脇村義太郎、アメリカに渡り社会派の画家として活躍した石垣栄太郎など、和歌山県出身の先人展が開かれています。

また、議事堂でかつて使われていた柱や金具類に瓦を展示するコーナーもあります。

和歌山県出身の「先人展」も見てみたい

写真:モノホシ ダン

1階の本館入口では、岩出市の観光スポットの案内ビデオや、議事堂での結婚式「一乗閣ウェディング」、着物で楽しむ根来周遊「着物周遊プラン」などの案内もあります。プランの詳細につきましては関連MEMOをご覧ください。

旧和歌山県議会議事堂の基本情報

住所:和歌山県岩出市根来2347-22
電話番号:0736-61-1160
入館料:無料
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:火曜日(祝日を除く)12月29日〜1月3日
アクセス:京奈和道路「岩出根来IC」から車で約3分 無料駐車場利用

2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/07/30 訪問

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