写真:古都の U助
地図を見る観音霊場として今なお多くの人が巡礼する西国三十三所の第二十二番札所、大阪府茨木市にある「補陀洛山 総持寺」。実はこのお寺、庖丁道の祖として知られる藤原山蔭卿が平安時代に開いた寺院で、料理とは特に深い縁のある場所です。
京都・吉田神社の創建にも尽力した山蔭卿は、吉田神社摂社の山蔭神社では料理の神様としてお祀りされるなど古来庖丁の神、料理、飲食の祖神として信仰、尊敬を集めています。
写真:古都の U助
地図を見る総持寺といえば仁王門前の石段下にあり、耳のある亀として子供たちや若い人たちからも人気がある寺号碑も見逃せません。亀は総持寺創建の伝説「亀の恩返し」に登場する神獣で、総持寺では観音菩薩のお使いであるとされています。
写真:古都の U助
地図を見るそして総持寺の境内に新たに誕生したのがランチとカフェが楽しめる「potala(ポタラ)」です。ポタラというのは総持寺の山号でもあり観音菩薩の降り立つ地といわれる補陀洛山のサンスクリット語名から名付けられています。その姿は近代的でありながら、お寺の景観にも融合する素敵なデザイン。
写真:古都の U助
地図を見る室内からはきれいな緑や情緒あるお寺の建物をゆっくり眺めることができます。
写真:古都の U助
地図を見るポタラでは写真の日替わり御膳(800円)といった御膳数種類のほかカレーやうどん、トーストなどのメニューがいただけます。
写真:古都の U助
地図を見るこちら松花堂弁当(1500円)。天ぷらにお造り、焚き合わせや八寸、茶碗蒸しにお味噌汁、ミニデザートまでついています。
お料理は手が込んでいて見た目が彩り豊かなだけではなく、お味もやさしい味わいで1品1品が美味しく味付けされています。
※松花堂弁当と各御膳はそれぞれ限定20食です。
写真:古都の U助
地図を見るランチにはプラス200円でコーヒーまたは紅茶を付けることができます。メニューにはほかにソフトクリームやアップルパイ(ソフトクリーム付き)などのスイーツメニューもあるので、参拝のちょっとした休憩にもぴったり。ドリンクには総持寺土産の花林糖「亀の恩返し」がついています。
写真:古都の U助
地図を見る総持寺の本堂(写真右)では、秘仏の亀に乗った千手観音がご本尊としてまつられるほか、金堂(同左)の薬師如来など多くの神仏がまつられています。住宅街に囲まれた場所ながら一段高い土地にある境内は神聖な雰囲気が漂い、春の桜や夏の緑もきれいです。
写真:古都の U助
地図を見るこちらの開山堂は阪神淡路大震災で被災した後再建されたものですが、大阪ではめずらしい懸け造りのお堂で厳かな雰囲気が漂います。この開山堂では例年4月に真名箸と包丁を用いて手を触れずに魚を調理する山蔭流包丁式が執り行われるほか、総持寺の境内には包丁塚もあって、食に関わる多くの人が参拝に訪れています。
住所:大阪府茨木市総持寺1-6-1
電話番号:072-622-3209(電話受付9:00〜17:00)
参拝時間:6:00〜17:00(納経受付 8:00〜17:00)
potara営業時間:9:00〜16:00(ランチ11:00〜14:00)
アクセス:阪急総持寺駅より徒歩約5分
JR総持寺駅より徒歩約7分
参拝は年中無休、potalaは年末年始定休
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/7更新)
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