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写真:風祭 哲哉
地図を見る「リゾートしらかみ」はJR秋田駅と青森駅(一部弘前駅)を結ぶ観光列車。特定日に運転される臨時列車ですが、春から秋にかけては平日でもほぼ毎日運転され、多客期には1日最大3往復と、臨時列車としては本数が多いのが特徴です。
このリゾートしらかみ号は沿線の観光地や自然をテーマにして「青池」、「橅」、「くまげら」3種類の車両で運用されています。
「青池」は、白神山地の十二湖のシンボル「青池」をイメージし、カラーはもちろん青。「橅(ぶな)」は白神山地に広がるブナ原生林の緑。「くまげら」は、白神山地に生息する希少な鳥類「クマゲラ」と五能線沿線の夕日をイメージした赤(橙)。
白神山地の特徴を見事に表現した3つの色の車両ぜんぶに乗ってみたくなりますよね。
車両の運用はその年のダイヤによって変わりますので、詳しくは関連MEMOのJR東日本「のってたのしい列車」をご参照ください。
提供元:JR秋田支社
https://www.jreast.co.jp/akita/「リゾートしらかみ」号は全車指定席の快速列車。座席指定券を購入すれば、特急券等の特別料金は不要です。そのため「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」でも指定券を購入すれば乗車できる列車として重宝されています。
車内のデザインは車両の種類によって異なりますが、基本は4両編成で、普通車指定席が3両、4名掛けのボックス指定席が1両となっています。
普通車指定席といってもこの「リゾートしらかみ」は特別仕様。雄大な車窓が楽しめるように座席の位置も高く、窓は限りなく大きく設計されています。また車内に展望室やイベントスペースが設置されているのもうれしいサービスです。
なお、普通車指定席の場合、海側の窓際シートはA席となります。
「リゾートしらかみ」の特徴は、この4名掛けのボックス席。海側のみに設けられたシートは6名掛けでもいいくらいの広さで、もちろん眺望も抜群。こんな素敵な席にグリーン券も特急券も不要で乗車できるなんてびっくりすること間違いなしです。
ボックス内からは必ず海に面した眺望が楽しめますが、3名以下でのご利用の場合、混雑時はほかのお客様と相席になる場合もありますのでご注意ください(A席とD席の向かい合わせが窓際です)。
「リゾートしらかみ」では車内のイベントやオリジナルグッズ販売も楽しみの一つ。
写真のカウンターは「橅」編成にのみ設けられている「ORAHOカウンター」。ここで沿線の地酒や白神の自然水で淹れたコーヒー、スイーツなどの特産品を購入して併設のカウンターで車窓風景とともに楽しむこともできます。
「橅」編成以外は販売カウンターはありませんが、「リゾートしらかみ」には地元の方が列車に乗り込み、地元でしか買えない特産品をお客さまとふれあいながら販売する「ふれあい販売」が実施されています。普通の車内販売とは売り物も売り方も違いますが、これが大好評なのです。
列車ごとに行われる車内イベントもたくさんありますが、これはのちほど沿線案内とともにご紹介します。
写真:風祭 哲哉
地図を見るそれでは秋田駅から青森駅方面に向かって「リゾートしらかみ」の沿線風景やイベントを紹介しましょう。
秋田駅を出発してしばらくは奥羽本線の上を走りますが、東能代駅からいよいよ五能線に入ります。五能線に入ってすぐの能代駅は、かつて東洋一の木都として、また高校バスケットボールの名門「能代工業高校」があるバスケットの町としても有名で、ホームには木工作品やバスケットゴールがあります。
「リゾートしらかみ」1号・3号のお客さまは停車時間中にバスケットボールシュート体験ができ、見事シュートを決めると記念品ももらえますので、ぜひチャレンジしてみてください。
写真:風祭 哲哉
地図を見る「リゾートしらかみ」が能代を出ると、やがて車窓右手(東)に迫ってくるのが白神山地の緑の山塊。「あきた白神駅」や「白神岳登山口駅」などからアプローチすることもできますが、白神山地への最もメジャーな玄関口は「十二湖駅」。
ここからバスで15分ほどで、森の物産館「キョロロ」へアクセスできます。ここは白神山地トレッキングのベースとなる場所で、「十二湖」と総称される湖沼やブナの原生林、日本キャニオンなどをめぐる散策ができます。
「リゾートしらかみ」の車両コンセプトにもなっている「青池(写真)」は、ここから徒歩10分ほど。その名の通り、青インクを流したような色の池の中に朽ちたブナの大木が横わたり、静謐で神秘的な空気が漂う絶景スポットです。
<青池の基本情報>
住所:青森県西津軽郡深浦町森山
アクセス:JR十二湖駅より路線バス奥十二湖行15分、奥十二湖より徒歩10分
写真:風祭 哲哉
地図を見る「リゾートしらかみ」の走る五能線は日本海を見下ろす絶景車窓が有名。中盤はこうした海の景観がハイライトとなります。
まずは秋田・青森県境の岩館駅〜大間越駅間。そして深浦駅〜広戸駅間(写真)。この区間は列車も速度を落として運行しますが、西に面しているので、特に夕日の素晴らしさも格別です。
またすぐ脇に広大な岩棚「千畳敷」が広がっている千畳敷駅では、リゾートしらかみ2〜5号がここで15分間停車し、波打ち際まで散策ができるようになっています。
このほかウェスパ椿山駅が最寄りの「不老ふ死温泉」は日本海の中に浮かぶような絶景露天風呂があまりにも有名。途中で宿泊する場合はおすすめの宿のひとつです。
動画:風祭 哲哉
「リゾートしらかみ」は鯵ヶ沢駅を出ると日本海とは袂を分かち、津軽平野のど真ん中を駆け抜けます。ここから先は津軽富士と呼ばれる岩木山が姿をあらわし、車内でも津軽にまつわるたくさんのイベントが行われます。
「津軽三味線生演奏」は「リゾートしらかみ1〜3号」の鯵ヶ沢駅〜五所川原駅間で行われるメインイベント。そのほか津軽弁の語りべによる実演や、津軽伝統の人形芝居など季節限定のイベントが行われることもありますので、詳しくは関連MEMOをご参照ください。
それでは最後に「リゾートしらかみ号」の沿線動画をお送りします。ちなみに動画BGMの三味線演奏は、この車内イベントのものです。
普通運賃プラス指定席料金だけさまざまな楽しみ方ができる「リゾートしらかみ」の素晴らしさ、おわかりいただけたでしょうか?
こうした観光列車は1日に1本しか走っていないと途中で降りてしまうのがもったいないのですが、「リゾートしらかみ」はシーズン中、最大3往復も走っているので、気軽に途中下車したり、宿泊できるのもいいですよね。
「リゾートしらかみ」沿線は魅力的な観光地がたくさん。ぜひ途中でのんびり観光しながら、車内でもイベントや絶景観光と、お得にたっぷり楽しい旅をご満喫ください!
2020年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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